この記事では、SESとIT派遣はどっちがいいのか?について解説します。
IT業界を目指すエンジニアの中には、
IT業界志望者SESと派遣ってどっちがおすすめなの?
SESと派遣のメリットデメリットを知りたい。
同じって聞くけど実態はどうなの?
と気になっている人も多いはず。
そこでこの記事では、SESと派遣はどっちがいいのか?違いやメリットデメリットを解説します。
この記事を読めば、下記内容が分かります。
この記事を読み、SESとIT派遣の違いを知り、どっちに就職するかを検討しましょう。





未経験からSESに転職した筆者が紹介。
実際に働いた経験から解説します。
SESや派遣を避けたい人には、自社開発・社内SE特化の就職サイトがおすすめです。SESやIT派遣企業の求人が除外されているため、自分に合った求人が見つかります。
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SESと派遣はどっちがいいのか?7つの項目で比較


この章では、SESとIT派遣の違いを7つの視点で紹介します。
- 働き方
- 契約形態
- 雇用形態
- 指揮命令権
- 契約期間
- 給料・年収
- キャリア・スキル
SESとIT派遣はどちらが良いか?違いから判断したいエンジニアは参考にしてみて下さい。
働き方
SESと派遣の働き方は、どちらも客先に常駐して働くため、エンジニア本人視点では同じように見えます。契約形態には違いがありますが、基本的な働き方はあまり変わりません。


SESと派遣の働き方は、会社や案件、現場によって大きく異なります。
大切なのは、その会社がどんな働き方を推奨しているのか?どの案件に強みがあるのか?どんな現場が多いのか?です。例えば、リモート案件が多い会社に就職できれば、リモートできる可能性が高まります。
SESと派遣会社の求人を見る時は、勤務地、リモートワーク、休日、担当業務などを確認することが重要です
契約形態
SESと派遣では、企業同士が結ぶ契約の仕組みが違います。
SESでは、一般的に準委任契約などの業務委託契約が利用されます。一方、派遣では、派遣会社と派遣先企業との間で労働者派遣契約を締結します。


- SES
- 契約形態:SES(準委任契約)、労働者派遣、業務委託契約など
- 目的:技術力の提供
- 派遣
- 契約形態:労働者派遣契約がメイン
- 目的:労働力の提供(技術に限らない)
SESとは、ITエンジニアの技術力を企業に提供する契約形態です。そのため、技術に関する労働を行うのがメインとなります。
一方で派遣とは、派遣会社と雇用契約を結んだ労働者が、派遣先企業で働き、派遣先から仕事の指示を受ける働き方です。派遣は、技術に限らない労働力を提供するのが特徴です。
雇用形態
雇用関係についても、SESと派遣では形態が異なります。
- SES
- 雇用形態:正社員採用が基本
- 流れ:SES会社がエンジニアを正社員として雇用 ⇒ SES会社の社員として客先案件に参画
- 派遣
- 雇用形態:契約社員、契約社員が多い(無期雇用派遣の場合は正社員)
- 流れ:派遣会社とエンジニアが雇用契約を結ぶ ⇒ 派遣会社から派遣先企業へ派遣される
SESと派遣は、働き方が似ていますが、実際の雇用の中身は大きく異なります。
派遣会社の場合は、派遣会社と雇用契約を結び、派遣先に派遣されます。ただし、「派遣=非正規雇用」というわけではありません。派遣の中には、派遣会社と期間の定めのない雇用契約を結ぶ無期雇用派遣もあります。
指揮命令権
「指揮命令権」とは労働者に対して、業務上の指示や命令を行う権限のこと。指揮命令権があれば、エンジニアに対して、業務指示や指導、労務管理を行えます。
SESと派遣では、「指揮命令権」の所在が大きく違います。


指揮命令権の所在
- SES契約の指揮命令権:SES企業側(自社の上司から作業指示が入る)
- 派遣契約の指揮命令権:派遣先(客先の上司から作業指示)
SESでは指揮命令権が自社の上司にあり、作業指示は自社側から行われます。一方派遣では、指揮命令権が派遣先にあり、派遣先の上司から作業指示が行われます。
これらの指揮命令権が現場で守られていないと、偽造請負などの違法行為に該当する可能性があります。
契約期間
SESと派遣の違いとして、契約期間の長さも挙げられます。
SESで働くと、契約期間は「無制限」となっており、契約が続く限り、いつまでもその現場で働けます。一方で、派遣で働くと、「3年ルール」があるため、同じ現場では最大で3年しか働けません。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 辛い現場でも3年経てば脱出できる 3年おきに現場を異動でき幅広い経験を積める3年目以降に直接雇用に切り替わることがある | 当たりの職場でも3年経てば移動に3年で退場するから深い仕事を振られない 使い捨て要因として扱われやすい |
派遣の「3年ルール」には、メリットとデメリットがあります。メリットデメリット、どちらを許容できるのか、を考えた上で就職先を検討するようにしてください。
給料・年収
SESと派遣の平均年収については会社によって大きく異なるため、どちらが高い低いは一概には言えません。ただし給与形態については、下記のような違いがあります。


SESと派遣の給与体系の違い
- SES
- 月給制
- 待機保証あり
- 平均年収:約462万円
- 派遣
- 時給制
- 待機保証なしのところが多い
- 平均年収:約250万円~450万円
SESと派遣の年収や給料については、就職先によって大きく異なるため、転職時は注意が必要です。
大きな違いとしては、SESの場合は案件待機時の給与保証あり、派遣の場合はなしのケースが多いです。
参考:厚生労働省「派遣労働者の賃金(情報処理・通信技術者)」
参考:SESエンジニア白書2026|1000人調査で判明した年収・満足度・キャリアの実態
キャリア・スキル
キャリア形成やスキルアップについては、SESと派遣のどちらが優れているとは一概には言えません。会社の持つ案件によって、キャリアとスキルは大きく変わるため、案件内容を確認することが大切です。
どちらも様々な案件を経験できるため、幅広いスキルを身に付けられます。
しかしその一方で、SESと派遣はどちらも専門性が身につきにくいため、器用貧乏なエンジニアになる危険性があります。強みがなく、市場価値が上がらない可能性があるため注意して下さい。
SESと派遣はどっちがいいのか?それぞれの向き不向き


この章では、SESと派遣、それぞれに向いている人・向いていない人の特徴を紹介します。
- SESに向いている人向いていない人
- 派遣に向いている人向いていない人
自分がどっちに向いているのか知りたい方は参考にしてみて下さい。
SESに向いている人向いていない人
| SESに向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 正社員として働きたい人 安定した給料を確保したい人 IT未経験の人 案件内容を確認してキャリアを考えられる人 客先常駐の働き方に抵抗がない人 | 客先常駐そのものに抵抗がある人 特定の技術だけを長期間使いたい人 環境の変化が苦手な人 仕事内容を自分で選びたい人 偽装請負などの違法行為を避けたい人 |
SESは、安定したキャリア・給料を確保したいエンジニアにおすすめです。
SESは派遣とは違い、正社員採用が基本です。そのため、急な解雇や案件切れがなく、給料が毎月安定して支給されるメリットがあります。
一方で、客先常駐が基本となるため、自社で働きたいエンジニアには不向きです。客先常駐を避けたい方は、自社開発や社内SEに就職するようにしてください。
派遣に向いている人向いていない人
| 派遣に向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 特定の業務に集中したい人 自分のスキルに自信がある人 マネジメントしたくない人 案件を自由に選びたい人 様々な現場を経験したい人(3年ルール) | 管理職を目指したい人 派遣の働き方に不安を感じる人 正社員として働きたい人 一つの技術を長期的に極めたい人 長期的に同じチームで働きたい人 |
IT派遣は、スキルが高いエンジニアにおすすめです。派遣は時給制なので、スキルが高いほど時給が上がり、年収も高くなりやすいです。
また、派遣契約では3年ルールがあるため、SESに比べて現場変更が多いです。そのため、様々な現場で幅広い経験を積みたいエンジニアにおすすめです。
SESと派遣はどっちがいい?判断基準を紹介


この章では、SESとIT派遣はどっちがいいのか?判断基準について紹介します。
- 自分のスキルで勝負したいか?
- 安定した雇用・給与が欲しいか?
- 様々な現場で経験を積みたいか?
- 客先常駐を避けたいか?
SESと派遣、どっちがいいか悩んでいる人は参考にしてみて下さい。
自分のスキルで勝負したいか?⇒スキルに自信があれば派遣
スキルに自信があるエンジニアは、SESよりもエンジニア派遣の方が向いています。
SESでは案件ごとに単価が設定されていますが、月給制の固定給であるため、単価が上がっても給料は上がりません。
しかし派遣は時給制であり、スキルがあればあるほど、時給単価が上がる職種です。そのためスキルが高いエンジニア程、派遣職では給料が上がりやすいです。
また、派遣ではスキルが高いほど、専門性の高い仕事を経験しやすくなります。
ただし派遣の場合、待機で収入0・契約解除・低時給のリスクがあるため注意して下さい。
安定した雇用・給与が欲しいか?⇒安定感を求めたい場合は、SES
雇用の安定性を求めたいエンジニアには、派遣よりもSESの方がおすすめです。
派遣エンジニアは、契約解除やクビになる可能性がSESよりも高いです。契約社員や非正規であることが多く、契約を解除される可能性があるためです。
SESの方が安定している
- クビや契約解除になりにくい(正社員だから)
- 案件が決まらなくても給料が出る(待機保証あり)
- 時給単価ではなく月給制だから、給料が安定する
派遣エンジニアは、一般的な派遣社員と同じ待遇です。スキルがあれば、仕事が途切れず年収が高いですが、スキルがないとクビのリスクが高まります。
そのため、安定を求めるエンジニアには、派遣ではなくSESの方が向いています。
様々な現場で経験を積みたいか?⇒どちらでもOK
幅広い現場で経験を積みたい場合は、SESと派遣、どちらを選んでも後悔しにくいです。
SESと派遣は、どちらもクライアントの職場で働きます。そのため、色々な職場を経験でき、その度に新しい知見を得られます。
- 職場ごとの仕事の進め方を学べる
- 案件ごとに、様々な技術・ツール・工程を経験できる
- スキルが身についたタイミングで、別の職場に異動できる。柔軟性がある
SESと派遣、どちらであっても、幅広い経験を積めることには変わりはありません。エンジニアとして視野を広げられるため、SESと派遣は、特にIT未経験者におすすめです。
客先常駐を避けたいか?⇒避けたい場合は社内SE・自社開発
客先常駐の働き方がそもそも苦手な場合は、社内SEや自社開発に就職しましょう。
社内SE・自社開発のメリット
- 客先常駐なしで、自社で働ける
- 一つの分野に特化して専門性を高められる
- 平均年収が高い
SESや派遣に就職すると、客先の職場での勤務がメインになります。人によっては孤独を感じることもあるため、もし客先常駐が嫌なのであれば、SES・派遣は辞めておきましょう。
SESや派遣を避けたいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめ。SESや派遣企業の求人が排除されているからおすすめです。
SESとIT派遣、それぞれのメリットデメリット


この章ではSESとIT派遣のメリットデメリットを紹介します。
- SESのメリット・デメリット
- 派遣のメリット・デメリット
SESと派遣どっちがいいか分からないエンジニアは、参考にしてみて下さい。



「SESと派遣が同じだと言われる理由」
についても解説しています。
合わせてどうぞ。
SESのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| エンジニア未経験でも採用されやすい 安定した収入を得やすい 派遣よりも教育環境が整っている 上流工程の業務が多い | 偽装請負のリスクがある客先常駐で帰属意識が薄れやすい 案件待機が長引くと実務経験が積めない 調整業務などの雑務が多い |
SESの一番のメリットは、安定した収入を得やすいこと。クビや契約解除のリスクが、派遣よりも低いです。
逆にSESの一番のデメリットは、調整業務などの雑務が多いこと。常駐先で働き続けると、会社への不満が募り、辞めたいと感じやすいです。
IT派遣のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| スキルがあればお金を稼げる 正社員登用の可能性がある 報酬が時給労働 成果物に責任は持たない | 契約期間が最長で3年 派遣先の指揮命令に振り回される 「派遣社員」と馬鹿にされる クビになるリスクが高い |
エンジニア派遣の一番のメリットは、報酬が時給単価であること。SESとは違い、時給ベースでの給料のため、自分のスキルを高めれば高めるほど、年収がUPします。
SESよりも自分の努力で、年収を上げやすいため、努力思考のエンジニアにおすすめです。
逆にIT派遣の一番のデメリットは、「派遣先に指揮命令権がある」こと。派遣先に指揮命令権があるため、無茶な要求や残業前提の仕事を振られることがあり辛いです。
SESと派遣以外のキャリアの選択肢について


最後に、SESと派遣以外のキャリアの選択肢を紹介します。
- 社内SE
- 自社開発エンジニア
- Webエンジニア
SESと派遣、どっちも嫌なエンジニアは参考にしてください。



筆者はSES企業で3年間働き、その後社内SEに転職しました。
実際に転職した経験から解説します。
社内SE
SESと派遣どちらも避けたい場合は、社内SEがおすすめです。
社内SEは、社内システムの導入や運用を行うエンジニア職です。自社のシステム管理がメインであり、客先常駐や出向がないのが魅力です。
しかひ同じ職場で長年働く分、スキルの固定化、会社ガチャ、左遷・異動リスクがあることには注意しておきましょう。
もしSESや派遣のような、職場を転々とする働き方が嫌なのであれば、社内SEへの就職を検討してみて下さい。下記、社内SE特化の転職サイトで求人を探すのがおすすめです。
自社開発エンジニア
SESと派遣どちらも避けたい場合は、自社開発エンジニアもおすすめです。
自社開発エンジニアは、自社サービスや自社システムに特化して開発するエンジニア職です。SES・派遣とは違い、自社システムに集中して関われるため、専門性が高まりやすいメリットがあります。
しかし自社システムに特化できる分、スキルの偏り、サービス需要の低下、人間関係の固定化を招く恐れがあります。
自社開発に就職したいエンジニアは、自社開発特化の転職サイトをチェックしてみて下さい。
Webエンジニア
SESと派遣どちらも嫌な場合は、Webエンジニアも選択肢の一つです。
Webエンジニアは、WebアプリやECサイト、Webサイトを開発するエンジニア職です。リモート勤務やフレックス制が浸透しており、柔軟な働き方が魅力です。
しかし、言語依存があり、スキルが固定化される危険性がある点には注意が必要です。
SESと派遣を避けて、Webエンジニアに就職したい方は、Web業界特化の転職サイトをチェックしてみて下さい。
- Geekly(ギークリー)
【公式サイト】ギークリー

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まとめ:SESとIT派遣はどっちがいいのか|?結論:向いている方で働く


以上で、SESとIT派遣はどっちがいいのか?の解説を終了します。
下記この記事のまとめです。
SESと派遣はどっちで働くのが良いか?の結論は下記の通りです。
- 自分のスキルで勝負したい人は派遣
- 安定した雇用・給与が欲しい人はSES
- 様々な現場で経験を積みたい人は、SESと派遣のどちらか
- 客先常駐を避けたい人は、社内SEや自社開発
SESと派遣の両方で働いた経験から申し上げると、自分に向いている方で働くのがおすすめです。
SESと派遣はどちらにもメリットデメリットがあるため、一概にどちらが良いかは分かりません。そのため、性格的に自分にあっている方に転職するのがおすすめです。
SESや派遣を辞めたいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の就職サイトがおすすめです。SES求人が除外されているため、安心して求人に応募できます。



SESで働いた経験から
「客先常駐なしのIT企業に就職する方法」
も解説しています。
客先常駐なしで働きたいエンジニアは、参考にしてみて下さい。


エンジニアにおすすめの転職エージェントを紹介していますので、合わせて参考にしてみて下さい。
