この記事では、情シスで働く社内SEあるある12選を解説します。
IT業界を目指すエンジニアの中には、

社内SEは実はヤバいって聞くけど本当?
社内SEのあるあるを知りたい。
情シスで働いた人の体験談を知りたい。
と気になっている人も多いはず。
そこでこの記事では、実体験の情シスで働く社内SEあるある12選を紹介します。
社内SEあるある
- 社内SEあるある(転職編)
- 社内SEあるある(仕事・職場編)
- 社内SEあるある(ITスキル編)
この記事では、「転職編」「仕事・職場編」「ITスキル編」の3部門に分けて、社内SEあるあるをご紹介します。



SESから社内SEに転職した筆者があるあるを紹介。
社内SEのリアルな実態を解説します。
社内SEに転職したいエンジニアには、社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SES求人が排除されているから、確実に社内SEに転職できるでしょう。
社内SEあるある(転職編)


この章では、社内SEあるある(転職編)を紹介します。
筆者はSES企業から社内SEに転職しました。実際に社内SEに転職して感じた、社内SE転職あるあるを今回は紹介します。
社内SEあるある(転職編)
- 探しても探しても社内SEの求人が見つからない
- 人気が高く、書類選考にすら通らない
- 業界選びで失敗する
社内SEへの転職時に参考にしてみて下さい。



「筆者がSESから社内SEに転職した体験談」
も紹介しています。
探しても探しても社内SEの求人が見つからない
探しても探しても社内SEの求人が見つからないのは、社内SE転職ではあるあるです。
実際に転職サイトに登録し、社内SEの求人を探してみると、その数の少なさに驚くと思います。
見つかるのはSES企業の求人ばかりで、社内SEの求人はほとんど見つからないでしょう。
社内SEの求人が見つからない理由
社内SEの求人はかなりレアなので、転職をするときは長期戦を覚悟しておきましょう。
筆者がSESから社内SEに転職するときは、3ヶ月ほどかかりましたからね。。。
社内SEに転職したいエンジニアには、社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SES求人が排除されているから、社内SEの求人が見つかりやすくおすすめです。
人気が高く、書類選考にすら通らない
人気が高く、書類選考にすら通らないのも、社内SEへの転職ではあるあるです。
社内SEはSESなどの他のIT職種に比べて、かなり人気です。競争が激しく、内定を勝ち取るのはかなり難しいです。
スキルの低いエンジニアでは、書類選考にすら通らないでしょう。
社内SEへの転職はかなり難しい
- 社内SEの就職倍率:9.68倍
- SES企業の就職倍率:2.16倍
実際に職業別の調査でも、就職倍率が高く、社内SEの就職が難しいことが示されています。
筆者もSESから社内SEに転職した時は、20件応募して、内定を貰えたのが1つだけでした。
社内SEへの転職が難しいことは、IT業界ではかなりあるあるです。
業界選びで失敗する
業界選びで失敗するのも、社内SE転職ではあるあるです。
社内SEが激務になるかどうかは、就職する業界によって大きく変わります。激務になりやすい業界に就職してしまうと、勝ち組と呼ばれる社内SEでも、業務がしんどいです。
社内SEに就職する際は、どの業界の社内SEになるか?をしっかり考えておいて下さい。
- 金融業界…システム異常発生時にめっちゃ激務になる。
- 建築業界…パワハラやイジメに遭いやすい。
- 医療業界…院内SEになると、夜勤や休日出勤が増えやすい。
社内SEがいくら勝ち組とはいっても、激務業界に就職すると、痛い目を見ます。
社内SEの働き方は、その業界に大きく依存するため、社内SE転職する際は、業界のホワイト度も意識しておくと良いでしょう。
社内SEあるある(仕事・情シス職場編)


この章では、社内SEあるある(仕事・職場編)を紹介します。
社内SEあるある(仕事・職場編)
- 丸投げの依頼が多すぎる
- 同僚が退職し、一人情シスとなり絶望
- 助けているのに何故か嫌われる
- 案件変更がなく、嫌いな上司から逃げられない
- 課長や部長に出世しやすい
情シスで働く社内SEが職場でどのような扱いを受けているのか、参考にしてみて下さい。



「SESと社内SEはどっちがいいのか?」についても解説中。
合わせて参考にしてみて下さい。
丸投げの依頼が多すぎる
丸投げの依頼が多すぎることが、社内SEになるとあるあるです。
社内SEとして情報システム部門で働くと、丸投げの依頼がよく届きます。
ITに疎いベテランや女性社員などから、丸投げの要望がたくさん来ます。



パソコン壊れたので直して下さい…。
何もしていないのに画面が映らなくなりました。
会議が始まるので早く治して下さい…。
このような一方的な依頼を解決しなければならないため、社内SEは結構しんどいです。
「何もしていないのにパソコンが壊れた」という言葉を何百回と聞きました(笑)
同僚が退職し、一人情シスとなり絶望
同僚が退職し、一人情シスとなってしまうことも、社内SEあるあるです。
一人情シスは、少人数で部署を回す中小企業の情報システム部で起こりがちです。
中小企業の情報システム部になると、数人で回している会社も多いです。このような数人しかいない情シスで働くと、同僚が辞めた瞬間に、一人情シスになってしまうことがあります。
一人情シスとなると、今まで来ていた依頼を全て自分一人でこなすことになり、激務になりやすいです。
中小企業の情シスは人が少なく、一人情シスのリスクがあるため、なるべく避けた方が良いでしょう。
助けているのに何故か嫌われる
情シスの社内SEになると、助けているのに何故か嫌われる現象がよくあります。
これは筆者だけのあるあるかも知れませんが、エラーを解消してあげたのに、何故か文句を言われることがあります。
八つ当たりのように嫌われることが多々あります。
助けているのになぜか嫌われる



もっと早く直してよ!
そもそもこのシステムが使いにくからダメなんだ!
もうちょっと分かりやすく説明して!
上記のように、依頼された人に文句を言われました。
パソコンが使えないイライラを発散したいのか、筆者の対応が悪かったのかは分かりませんが、よく怒鳴られます。
情シスメンバーは、嫌われがちなので、注意して下さい。
案件変更がなく、嫌いな上司から逃げられない
案件変更がなく嫌いな上司から逃げられないことも、社内SEではあるあるです。
社内SEになると、決まった職場で長く働き続けることになります。SESやIT派遣のように、職場が変わらないため、嫌いな人から逃げられません。
社内SEになると、客先常駐がないため、社内でのんびり働けます。しかし職場が変わらないため、嫌いな同僚と仕事をし続けなければなりません。
このような案件変更がないデメリットもあるため、社内SEへの転職は注意して下さい。
課長や部長に出世しやすい
課長や部長に出世しやすいことも、社内SEあるあるです。
IT業界とは違う企業で社内SEになると、基本的には情報システム部門で働くことになります。
基本的には情シス内の数人と、管理職のポストを争うことになります。その数人との競争に勝てば、係長、課長、部長と出世できるため、IT企業のエンジニアと比べて出世はしやすいです。
社内SEが出世しやすい理由
普通のIT企業で出世しようとすると、周りのエンジニア数十人と出世を競うことになります。しかし社内SEは、情報システム部内の数名とだけ、出世を競うことになるので、チャンスが多いです。
他の部署から人が異動することも少ないので、年齢を重ねるだけで、出世できることもあります。
社内SEあるある(ITスキル編)


この章では、社内SEあるある(ITスキル編)を紹介します。
社内SEあるある(ITスキル編)
- スキルが石化しやすい
- 狭く深い知識よりも広く浅い知識が求められる
- 転職に活かせるスキルが身に付かない
- レベルが低いと思われがち
情シスで働く社内SEは、どのようなスキルが身に付くのか。参考にしてみて下さい。



『大学職員エンジニアに就職する方法』も紹介中。
合わせて参考にしてみて下さい。
ITスキルが石化しやすい
ITスキルが石化しやすいことも、社内SEあるあるです。
情報システム部で社内SEをしていると、ITスキルが石化しやすいです。社内の同じシステムを管理し続けることになり、同じプログラミング言語でしか開発しなくなるためです。
社内SEはスキルが石化しやすい
社内SEはIT企業のように、ガリガリシステム開発をするわけではありません。
SESのように案件が変わり、幅広いシステム開発を経験できないため、スキルが石化しやすいです。
スキルが衰えやすいのも、社内SEあるあると言えます。
狭く深い知識よりも広く浅い知識が求められる
社内SEは狭く深い知識よりも、浅く広い知識が求められがちです。
情シスの社内SEになると、色んな部署から様々な依頼を受けます。PCセットアップやPCのエラー解決、Excelの使い方など、聞かれることは様々です。
それら全てのIT系の質問に答えなければならないため、幅広いIT知識が必要です。
社内SEがよく受ける依頼
- Excelの関数作成
- PCのエラー、
- batファイルの作成
- ネットワーク設定(IPアドレス、ファイアーウォール)
- SFTP接続の作成
このような幅広い依頼に対応する必要があるため、情報システム部の社内SEは大変です。
勝ち組と言われていますが、実際の業務は求められる知識が多く、かなりしんどいです。
転職に活かせるスキルが身に付かない
転職に活かせるスキルが身に付かないことも、社内SEあるあるです。
情シスで働く社内SEは、普通のエンジニアのように、がっつりシステム開発をするわけではありません。基本的には社内システムのメンテナンスやパスワード管理などの雑業務がメイン。
社内SEの仕事は、その会社でしか通用しない知識ばかりで、転職に役立つ知識は身に付きにくいです。結果的に、社内SEからの転職で不利になりやすく、その会社から脱出できないことも多々あります。
社内SEとして働き続けても、市場価値が上がらないことも多いため、社内SEは辛いです。
レベルが低いと思われがち
レベルが低いと思われがちなのも、社内SEあるあるです。
社内SEは周りのエンジニアに下に見られることが多いです。IT企業のエンジニアからすると、「社内SEはIT雑務をやっているレベルの低いエンジニア。」と思われやすいためです。
レベル低いと思われがち



社内SEなんてパソコンのセットアップしてるだけでしょ。
レベルの低い依頼を解決してるだけ。
正直IT企業のエンジニアよりも使えないよ。
上記のようにエンジニアから馬鹿にされることもあります。
実際に筆者は社内SEとして働いていますが、IT企業で働く友人に「社内SEは楽そうでいいよな。IT音痴の人に誰でもわかることを教えてればいいんだから。」と言われたことがあります。
レベルが低いと思われがちなのが、社内SEではあるあるです。
まとめ:情シスで働く社内SEあるある12選


以上で、「情シスで働く社内SEあるある12選」の紹介を終了します。
下記この記事のまとめです。
情シスで働く社内SEあるあるは下記の12個です。
- 探しても探しても社内SEの求人が全く見つからない
- 人気が高く、書類選考にすら通らない
- 業界選びに失敗する
- 丸投げの依頼が多すぎる
- 同僚が退職し、一人情シスとなり絶望
- 助けているのに何故か嫌われる
- 案件変更がなく、嫌いな上司から逃げられない
- 社内システム導入時は激務になりがち
- 課長や部長に出世しやすい
- スキルが石化しやすい
- 狭く深い知識よりも広く浅い知識が求められる
- 転職に活かせるスキルが身に付かない
- レベルが低いと思われがち
社内SEあるあるを知り、自分がこの働き方に合っているかどうか考えてみて下さい。
社内SEに転職したいエンジニアは、社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SES求人が排除されているから、確実に転職できるでしょう。



SESから転職した経験から
「SESを辞めてよかった」
という記事も書いています。
SESを辞めた体験談を知りたいエンジニアは、合わせて参考にしてみて下さい。

