この記事では、SES(客先常駐)企業の見分け方を10個紹介します。
IT業界への就職を検討している人の中には
就職希望者SES企業だけは避けたい。
SESの見分け方ってあるの?
ホワイト企業の見分け方も知りたい。
と気になっている人も多いはず。
そこでこの記事では、SESの求人を見分ける方法やホワイトな優良SESの特徴を紹介します。
この記事を読めば、下記内容が分かります。
この記事を読み、SES求人を見分ける方法を知り、確実にSES以外の企業に就職しましょう。





SESから社内SEに転職した筆者が紹介。
SESで働いた実体験をもとに解説します。
SES以外の企業に就職したい方は、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめ。SES企業の求人が除外されているから、安心して求人に応募できます。
SES(客先常駐)企業の見分け方10選


この章では、SES企業の求人を確実に見分ける方法7選を紹介します。
- 「一般労働者派遣事業」「有料職業紹介事業」に登録している
- 事業内容に「SES」「派遣」がある
- ニュースリリース・活動報告書などに記載がある
- 取引先が大手SIerばかり
- 自社製品・サービスがない
- 社員数とオフィスの広さが釣り合っていない
- 勤務地が「渋谷周辺」「東京近郊」など曖昧
- 「プロジェクト先による」「常駐先による」と求人に記載
- 未経験エンジニアばかり募集
- 口コミサイトに「SES」「客先常駐」と書き込み
SESを見分けて回避したい方は、ぜひ参考にしてみて下さい。



SES企業で3年間働いた実体験から解説します。
「一般労働者派遣事業」「有料職業紹介事業」に登録している
「一般労働者派遣事業」「有料職業紹介事業」への登録のある会社は、SES企業の可能性が非常に高いです。
「一般労働者派遣事業」・「有料職業紹介事業」とは、厚生労働省に認可を得て行う派遣事業のこと。これらに登録のある企業は、派遣やSESに関わる事業を営んでいます。
一般労働者派遣事業:派遣元事業主が自己の雇用する労働者を、派遣先の指揮命令を受けて、この派遣先のために労働に従事させることを業として行うこと
有料職業紹介事業:有料職業紹介事業とは、営利を目的とするか否かにかかわらず、職業紹介に関し手数料又は報酬等の対価を受けて行う職業紹介事業


「一般労働者派遣事業」・「有料職業紹介事業」の許認可情報は、会社ホームページに掲載されています。ページ内検索などで調べて、登録がないか確認しておきましょう。
事業内容に「SES」「派遣」がある
会社の事業内容にSES(システム・エンジニアリング・サービス)と掲載されている企業は、100%SES企業です。
ホームページなどの公式情報を確認し、下記のような記載がないか確認してください。


ニュースリリース・活動報告書などに記載がある
SES企業を見分けたい場合は、外部向けのニュースを確認するのも有効です。
ホームページで公開されるニュースリリースや活動報告書を確認し、SESや客先常駐を連想させる記載がないか確認してください。


企業が公開している情報の中に、「SES」「派遣」「客先常駐」の文言があれば、SESをしている可能性が極めて高いです。SESを見分けたい場合は、ホームページ以外にも、下記の情報を詳しくチェックしておきましょう。
- ニュースリリース
- 活動報告書
- ガバナンス報告書
- ニュース・記事
取引先が大手SIerばかり
SES企業は、クライアントから直接開発依頼を受けることは少ないです。SES企業の場合は、SIerや大手IT企業からの下請け案件がメインです。
そのため、ホームページの取引先一覧が、SIerばかりの傾向があります。
取引先一覧
- 〇◇×(超大手IT企業)
- □×◇(大手SIer)
- 〇×△(中堅SIer)
会社のホームページやパンフレットの取引先一覧が、上記のようなSIerが多いと、SES企業を疑ってください。
自社製品・サービスがない
強みになる自社製品・サービスが無いのも、SES企業の大きな特徴です。
会社ホームページの製品紹介ページを確認して、自社で開発しているシステムがない場合は、SES企業を疑いましょう。


一方で、自社開発している企業では、上記のように自社製品が充実しています。
自社システムの充実度は、自社開発率に大きく直結するため、SESを見分ける際にチェックしておいてください。
社員数とオフィスの広さが釣り合っていない
SES企業を見分けたい方は、従業員数と会社のオフィスの広さをチェックするのも大切です。
SES企業では、エンジニアを取引先に常駐・派遣させるため、自社オフィスに人があまりいません。そのため、SES企業は、従業員数の割にオフィスが狭い傾向にあります。
従業員数100人以上なのに、オフィスが貸しビルの1室だけ
従業員数1000人以上なのに、オフィスは5階建てビル一棟だけ
上記のように、従業員数とオフィスの広さが釣り合っていない会社は、SES企業の可能性が高いです。
もしSES企業かどうか見分けたい時は、会社のホームページの従業員数とオフィスの広さを確認。面談や面接時に会社のオフィスの広さをチェックして下さい。
勤務地が「渋谷周辺」「東京近郊」など曖昧
SESエンジニアは、客先常駐の働き方がメインとなるため、職場がコロコロ変わります。勤務地がしょっちゅう変わる関係で、求人の勤務地が曖昧に記載されています。
SES企業の求人は勤務地が曖昧
- 関東圏
- 新宿周辺、渋谷近辺
- 東陽町など
- 東京23区内
SES企業の求人では、上記のような形で、「渋谷周辺」「東京近郊」と勤務地が曖昧に記載されています。
そのため、SES企業の求人を見分けたい場合は、求人の勤務地の曖昧ではないか?を意識するようにしてください。
「プロジェクト先による」「常駐先による」と求人に記載
SES企業では、勤務場所が変わる関係で、勤務時間や勤務場所、仕事内容が、明確ではありません。
そのため、SES企業の求人では、「プロジェクト先による」「常駐先による」と仕事内容が曖昧に記載されていることが多いです。
- プロジェクト先による
- 派遣先によって異なる
- 常駐先による
- 仕事内容に依る
求人に上記のような、客先常駐や派遣を連想させるワードがあれば、SES企業の可能性が高いです。
未経験エンジニアばかり募集
SES企業では、エンジニアを派遣や客先常駐させるため、高いITスキルが求められません。自社開発や社内SEほどスキルを求められないため、SES企業は採用しやすい未経験エンジニアを積極的に募集しています。


上記のように、怪しいくらい「「未経験大歓迎」「初心者OK」と募集している求人は、SES企業の可能性が高いです。
SES企業かどうか見分けたいときは、「未経験」を募集しているかどうかが有効な判断になります。
■未経験OKの真の意味
「未経験大歓迎」⇒未経験でもできる(簡単な)業務をさせます。
「未経験から成長」⇒客先で勝手に成長してください。
口コミサイトに「SES」「客先常駐」と書き込みがある
一番確実にSES企業かどうか見分ける方法は、社員口コミサイトを利用すること。
社員口コミサイトを見れば、エンジニアのリアルな声を知れ、会社の実態が浮き彫りになります。



無理やり客先常駐をやらされました。
典型的なSES企業でした。
派遣もやってる会社です。
上記のように、客先常駐や派遣に関する口コミがあれば、ほぼ100%SES企業でしょう。
口コミは実際にその企業で働く、社員たちのリアルな声。その口コミを見れば、SESかどうか簡単に見分けられるはずです。
エンジニア向けのおすすめ口コミサイトも紹介しています。SES企業を見分けたい方は、利用してみて下さい。
SES企業を見分ける際は、「面接」が非常に有効|面接でのポイント


この章では、SES企業を見分けるためには、面接が非常に有効という話をします。
- 面接は、企業の内情を直接知れるチャンス
- 面接での有効な質問
- 可能ならオフィスを見学させてもらう(リアルな職場を見る)
SES企業を避けたい、脱出したいエンジニアは参考にしてください。
面接は、企業の内情を直接知れるチャンス
面接は、企業が応募者を見極めるだけではありません。応募者側も、企業を見極めるためのチャンスになります。
面接は直接企業を確認できる、またとない機会です。面接のチャンスを有効活用することで、SESかどうかを見分ける材料を手に入れられます。
面接での有効な質問
SES企業を見分けるための有効な質問は、下記の通りです。
- 客先常駐の割合は何%ですか?
- どのような案件がありますか?具体的に教えて下さい。
- エンジニアの稼働率は、どれくらいですか?
- 自社サービスの売上は、会社の利益の何%ですか?
面接では、「この会社はSES企業ですか?」と直接聞くのではなく、案件内容からSES企業かどうか探っていきましょう。
仕事内容を深掘りしていくことで、実態をリアルに把握でき、そのSES企業がSESかどうか見分けられます。
可能ならオフィスを見学させてもらう(リアルな職場を見る)
オフィス見学は、リアルな職場を見る絶好のチャンスです。
SES企業に出向いて、対面で面接する際は、必ずオフィスを見学するようにして下さい。
オフィス見学のポイント
- 従業員数に対して、オフィスが狭すぎないか?
- 働いているエンジニアの表情は生き生きしているか?
- オフィスが綺麗か?
- 身だしなみはしっかりしているか?
- 自動販売機に、エナジードリングがないか?(あれば危険)
- 怒号やパワハラがないか?
オフィスを見る際は、「ブラック臭がしないか?」「客先常駐の痕跡がないか?」の観点でチェックするのが大切です。リアルな職場を見ることこそが、SES企業を見分ける、重要な情報となります。
確実にSES以外の会社に転職する方法


この章では、確実にSES以外の会社に転職する方法を紹介します。
- 社内SE特化の転職サイトを利用する
- 自社開発特化の転職エージェントもおすすめ
SESじゃないIT企業に就職したい人は参考にしてみて下さい。



未経験からSESに転職してしまった経験からお話します。
社内SE特化の転職サイトを利用する


SES以外の企業に就職したい人は、社内SE特化の転職サイトを利用するのがおすすめです。
社内SE特化の転職サイトには、SES企業の求人がなく、社内SE求人しかありません。そのため求人に応募して転職すれば、確実にSES以外の企業に就職できます。
社内SE特化の転職サイトのメリット
- SESを見分ける必要なく、SES以外に転職できる
- SES企業の求人が排除されている
- ホワイトな社内SE求人に就職できる
社内SEに特化した転職サイトだから、どの求人に応募しても安心。SESを見分けなくても、SES以外の優良企業に転職できるでしょう。
もしSESを回避したいのであれば、ぜひ利用してみて下さい。
下記に社内SE特化の転職サイトを掲載しています。SESを回避したい方は、使ってみて下さい。
自社開発特化の転職エージェントに求人を紹介してもらう


SES以外の企業に就職したい人は、自社開発特化の転職エージェントに求人を紹介してもらうのもおすすめです。
転職エージェントは、転職希望者ひとりひとりにあった転職先を紹介してくれるサービス。
自社開発に特化した転職エージェントの場合、自社開発求人を積極的に紹介してくれます。
自社開発特化の転職エージェントのメリット
- 自社開発エンジニアの求人を優先して紹介
- SES求人の見分け方をコッソリ教えてくれる
- SES以外の求人が充実している
自社開発特化の転職エージェントなら、SES企業の求人を排除して紹介してくれます。そのため安心して求人に応募できます。
もしSES以外に転職したいのであれば、自社開発特化の転職サイトを利用しない手はないでしょう。
興味がある人は、下記の自社開発エンジニア特化の転職エージェントをチェックしてみてください。
ホワイトな優良SESの見分け方


この章では、ホワイトな優良SESの見分け方を紹介します。
- 人事部がある
- 教育制度が整っている
- 従業員数が多い大手のSES企業
- 離職率が低く、平均在籍年数が長い
優良IT企業に就職したい新卒・未経験者は、参考にしてみて下さい。
人事部がある
人事部がある会社は、人材採用をしっかり行っており、労務管理もしっかりしています。
そのため、社内に人事部があるSES企業は、ホワイト優良企業の可能性が高いです。
人事部の役割
- 労働環境の改善、労務管理
- 優秀な人材の確保・採用
- エンジニア育成のサポート
人事部がある企業は、それだけ人材の採用や育成に力を入れています。労働環境も整備されており、ホワイト企業の可能性が高いです。
人事部があるかどうかは、その会社がホワイトか判断するための重要なファクターになります。
教育制度が整っている
教育制度が整っているSES企業も、ホワイトな可能性が高いです。
エンジニアの教育に力を入れる企業は、社員思いの優良企業が多いです。そのため、ホワイト企業かどうか見分ける時の重要な情報になります。
- 資格取得支援金が貰える
- 無料の研修制度がたくさんある(Udemy無料受講、社外研修無料など)
- 社内の勉強会が毎週開催されている。
資格祝い金や研修の無料化などを行うSESは、かなり教育制度が充実。教育制度が整っている企業は、「エンジニアを成長させたい」というマインドが醸成しています。
従業員数が多い大手のSES企業
当たり前の話ですが、中小企業よりも大手企業の方が、福利厚生がしっかり整っています。「家賃補助」や「残業手当」「通勤手当」などの制度が充実しています。
そのため、ホワイト企業に就職したい場合は、従業員数が多い大手のSES企業を選びましょう。
大手にホワイト企業が多い理由
- 労働環境がよく、離職者が少ない。
- 福利厚生がしっかりしている
- リモートワークや在宅勤務の制度が整っている
- 人材の質が良い(パワハラが少ない傾向)
一方で、中小企業や零細SESなどは、ブラック企業の可能性があります。「給料が低い」「待遇が悪い」「職場が劣悪」など、社員が定着しにくい傾向にあるからです。
従業員が少ないのには、それなりの理由があります。中小や零細企業はブラック率が高いため避けるようにしてください。
離職率が低く、平均在籍年数が長い
求人サイトや口コミサイトなどで掲載されている、離職率と平均在籍年数を見れば、ホワイトかブラックかを見分けられます。
当たり前の話ですが、ブラック企業は労働環境が悪く、社員がすぐに辞めるため、離職率が高くなります。逆にホワイト企業は、働きやすい環境が整っているため、社員が長く働き離職率が低いです。
平均離職率:14.6%
平均在籍年数:12.7年
ホワイト企業かどうか見分けたい場合は、平均値を参考にしてみて下さい。
離職率が10%未満の企業はホワイト。平均在籍年数が20年以上の企業はホワイト。を基準にSES企業を見分けると良いでしょう。
やばいブラックSES企業の見分け方


最後に、やばいブラックSES企業の見分け方を解説します。
- 従業員数人程度の零細SES企業
- 3次請け以降のSES企業
- 取引先に家電量販店やコールセンターがある
ブラックSESに就職したくない人は、ぜひ参考にしてみて下さい。
従業員数人程度の零細SES企業
従業員数人程度の零細SES企業は、ブラック率が非常に高いので避けた方が良いです。
従業員が少ない零細SESは、福利厚生が乏しく、労働環境が整っていないケースが多いためです。
中小・零細企業がブラック率が高い理由
- 教育制度や福利厚生が整っていない。
- 人材の質が低く、パワハラの恐れがある。
- 年収が低い。
福利厚生や教育制度が整っておらず、住宅手当がなかったり、経費が自腹だったり、と待遇が悪い場合がほとんど。また案件が下請けばかりのため、労働環境も悪いです。
そのためブラック企業を見分けたい方は、従業員数名程度の中小企業や零細SESは避けるようにして下さい。
3次請け以降のSES企業
IT業界は多重請負構造となっています。1次請け、2次請け、3次請けと商流が下がるほど年収が低くなり、労働環境も悪い傾向があります。
そのため、3次請け以降のSES企業は、ブラック率が高いので避けた方が良いです。



1次請けにマージン抜かれてるから、給料が低い。
下請けだから、雑に扱われて辛い。
テストや開発ばかりで、上流工程の仕事がない。
IT業界では下請けになればなるほど、こき使われがち。年収も低くなり、労働環境も悪いため、不満も溜まりやすいです。
ブラックかどうか見分けたい時は、そのSES企業が下請けか?何次請けの案件が多いのか?のかを要チェックです。
取引先一覧に家電量販店やコールセンターがある
ブラック企業かどうか見分けたい方は、取引先一覧に家電量販店やコールセンターがあるかチェックして下さい。
SES企業の中には、採用したエンジニアを、家電量販店やコールセンターに派遣するヤバい企業も存在します。
そのようなブラックSESに転職してしまうと、エンジニアとして人生が終わってしまうため、注意して下さい。
ブラックSESの派遣先
・コールセンター
・家電量販店
・携帯ショップ
・ヘルプデスク
ブラックSES企業は、ITとは関係のない常駐先に派遣します。ただの派遣社員のようにこき使われるため、このようなブラックSESは必ず避けた方が良いでしょう。
やばいSESを見分けたい時は、SES企業のホームページにコールセンターや家電量販店の名前がないか要チェック。取引先一覧にコールセンターなどの企業が紹介されている場合は、絶対に避けて下さい。


まとめ:SES求人を見分ける方法10選|ホワイトな優良SESの特徴


以上で、「SES求人を見分ける方法10選|ホワイトな優良SESの特徴」の解説は終了です。
下記この記事のまとめです。
SES企業かどうか見分ける方法は下記の通りです。
- 「一般労働者派遣事業」「有料職業紹介事業」に登録している
- 事業内容に「SES」「派遣」がある
- ニュースリリース・活動報告書などに記載がある
- 取引先が大手SIerばかり
- 自社製品・サービスがない
- 社員数とオフィスの広さが釣り合っていない
- 勤務地が「渋谷周辺」「東京近郊」など曖昧
- 「プロジェクト先による」「常駐先による」と求人に記載
- 未経験エンジニアばかり募集
- 口コミサイトに「SES」「客先常駐」と書き込み
SESを見分けたい就職希望者は、ホームページや求人を見る時に意識してみてください。
また求人を確実に見分けたい時は、就職口コミサイトを利用しましょう。面接経験者や社員の口コミを聞くことで、よりリアルな実態を知ることができます。


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また、SES以外の企業に就職したい方は、自社開発・社内SEに特化した転職サイトを利用して下さい。
社内SEに興味あるエンジニアは、下記の社内SE特化の転職サイトがおすすめです。
自社開発企業に就職したいエンジニアは、下記の自社開発特化の転職サイトを利用してみて下さい。



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