この記事では、未経験Webデザイナーがコールセンターに派遣される実態を紹介します。
未経験Webデザイナーの中に

Webデザイナーでコールセンターに派遣されるの?
コールセンター企業の特徴を知りたい。
未経験からの転職で意識することは?
と気になっている人も多いはず。
そこでこの記事では、コールセンターデザイナーの実態やヤバいWebデザイナー求人の回避方法などを解説します。
この記事を読めば下記内容が分かります。
この記事を読み、Webデザイナーのコールセンター派遣の実態を知り、ヤバい求人を回避しましょう。





派遣企業で働いた中堅エンジニアが紹介。
未経験から転職した経験をもとに解説します。
未経験からWebデザイナーに転職したい人には、Web業界特化の転職サイトがおすすめ。Web系求人のみに絞っているため、ヤバい求人が排除されています。
未経験Webデザイナーをコールセンターで研修させるヤバい実態


この章では、未経験Webデザイナーをコールセンターで研修させるヤバい実態を紹介します。
- 求人詐欺・釣り求人で騙して入社させる
- 研修と偽りコールセンターに派遣
- 派遣先・現場にWeb業務は一切ない
- 派遣要員として使い捨て
- 家電量販店・携帯販売・ヘルプデスクに派遣されることも
コールセンター派遣のリアルな実態を知りたい方は参考にしてください。
求人詐欺・釣り求人で騙して入社させる
ブラックなWeb系企業は、まず嘘の求人で未経験Webデザイナーを募集します。
そして詐欺広告で釣った未経験Webデザイナーを、「コールセンター(BPOやテクサポ)」など全く異なる職種に派遣します。
怪しい釣り求人には注意
- 「誰でも未経験からWebデザイナーに!」
- 「研修充実!デザインスキルを高めて自由に働く!」
- 「Webデザインを学びながら稼げる!」
やばいWeb系企業は、「未経験からWebデザイナー」という広告で人材を集めます。
この背景には、「コールセンター派遣」として求人を出すよりも、「Webデザイン職」の方が応募も集まりやすいことが挙げられます。
「Webデザイン職」は人気が高く、応募も集まりやすいため、騙される未経験も多いです。
研修と偽りコールセンターに派遣
ブラックWebデザイン企業に就職してしまうと、研修と称して、コールセンターに派遣されます。
研修と偽りコールセンターに



まずはビジネスマナーから。
最初は社内チャット対応だからWebっぽいよ
コールセンターで身に付くスキル多いから。
上司や社長から、意味不明な理論で、コールセンターに派遣されます。
この提案に断ると、最悪クビになってしまうため、未経験Webデザイナーは従うしかありません。
派遣先・現場にWeb業務は一切ない
当然ですが、派遣先のコールセンターでは、Web業務は一切ありません。
ただの派遣社員として、クレーム対応やテレアポをし続けることになります。
- 客先にはWeb制作部門すら存在しない。
- ひたすらテレアポする日々。
- 数ヶ月〜1年たっても、Webデザイン業務に就けない。
コールセンターに嫌気が差し、職種変更の希望を出しても、「現場で信頼を得てから」とはぐらかされます。
1年2年と時間だけが過ぎ、Webデザインスキルも身に付かず、搾取される日々が続きます。
>>>未経験Webデザイナーがコールセンター派遣を避ける方法
派遣要員として使い捨て
コールセンターに派遣されると、研修にもかかわらず、何年も働かされ続けます。
最終的には、Webデザイナーとしてではなく、派遣社員として使い捨てになることも。
- 営業が売れる現場にとりあえず送ることを優先。
- 現場で契約終了 → また別の「非Web系の現場」にローテーション。
スキルが蓄積されないループに入り、Webデザイナーとしてのキャリアが遠のきます。
年齢だけが重なり、デザインスキルも身に付かないため、かなり辛いです。
家電量販店・携帯販売・ヘルプデスクに派遣されることも
コールセンター以外にも、家電量販店や携帯販売の現場で働かされるケースもあります。
デザイナーなのにコールセンターやヘルプデスクなどの、ただの派遣社員のような現場に配属されるようです。
Webデザインとは関係のないやばい常駐先
- 家電量販店
- コールセンター
- ヘルプデスク
- 携帯販売
- 工場
当たり前の話ですが、家電量販店で業務をしても、Webデザイナーとして役立つ知識や経験は身につきません。
言い方が悪いですが、デザイナーをコールセンターなどに派遣するWeb系企業はクソです。Webデザイナーとしてのキャリアに傷がつく前に、辞めた方が良いでしょう。
未経験Webデザイナーがコールセンター派遣を避ける方法


この章では、コールセンター派遣を避ける方法を解説します。
- 優良企業を見分ける
- Web系特化の転職サイトを利用する
- Webスキルを身に付け、大手に就職する
- 転職エージェントと求人選定をする
騙されたくない未経験Webデザイナーは参考にしてください。



ブラック企業に就職しないように、
回避方法を学んでおきましょう。
優良企業を見分ける
コールセンターWeb系企業を避ける上で、まず大事になるのが、優良企業を見分ける眼力です。
ブラック企業を回避する視点があれば、ヤバい企業を回避でき、転職活動で有利になります。しっかり優良Web企業の特徴を押さえておきましょう。
優良Web系企業の特徴
- 就職難易度が高い(面接複数回、Webテストありなど)
- 離職率が低い
- 自社で企画・開発しているWebサービスがある
- 大手で従業員数が多い
- 研修教育制度が充実
未経験からWebデザイナーに転職する際は、上記の特徴を押さえながら転職活動を進めましょう。
優良なホワイト企業に就職できれば、未経験からでもWebデザイナーとしてスキルアップできるはずです。
Web系特化の転職サイトを利用する
コールセンターSESを回避したい未経験は、Web系特化の転職サイトを利用して下さい。
Web系特化の転職サイトであれば、自社開発の企業が多いです。派遣企業のようなブラック企業は排除されており、安心です。
- Web系企業に特化しているから安心
- コールセンタ派遣企業は排除されている
- 自社開発のWeb系企業が多数掲載
Web系特化しているため、派遣企業は排除されていいます。
未経験から成長できる環境が整っているため、コールセンター派遣を避けたい方におすすめです。
未経験からWebデザイナーに転職したい人には、Web業界特化の転職サイトがおすすめ。Web系企業の求人しかないため、確実にWeb業界に転職できるでしょう。
Webスキルを身に付け、大手に就職する
Web未経験がコールセンターを回避するためには、Webスキルを身に付けることも大切です。
Webスキルを身に付けるメリット
- 優良企業の書類選考に受かりやすくなる
- Web系企業を見極める目が養われる
- 大手に引き抜きの話を貰える
Webスキルを身に付け、デザイン経験を養えば、企業を見る目が養われます。
結果的にコールセンター派遣するヤバいWeb企業を見極めらるため、Webデザインスキルの向上はかなり効果的です。
転職エージェントと求人選定をする
Web未経験の人は、転職エージェントに相談するのも一つの手です。
エージェントは企業のリアルな労働実態に詳しいです。社員をコールセンターに派遣している企業の情報にも詳しいため安心です。



優良企業の求人を紹介します。
コールセンター企業は排除します。
履歴書添削・模擬面接を実施します。
ホワイト企業に転職したい方は、エージェントなどの人的資本を活用して下さい。
優良企業や会社の見分け方を教えてくれるので、安心して求人に応募できます。
未経験からWebデザイナーに転職したい人には、Web業界特化の転職サイトがおすすめ。Web系企業の求人しかないため、確実にWeb業界に転職できるでしょう。
Webデザイナーをコールセンターに派遣する求人の特徴


この章では、Webデザイナーをコールセンターに派遣するヤバい求人の特徴を紹介します。
- 「プロジェクト先により異なる」と記載されている
- 「研修あり」と明記されている
- 「未経験OK」「未経験大歓迎」と怪しい
- 就職が簡単(面接1回)
未経験から優良なWeb系企業に就職したい方は参考にしてください。



ヤバいWeb系企業の求人には特徴があります。
しっかり見極めて優良IT企業に就職しましょう。
「プロジェクト先により異なる」と記載されている
「プロジェクト」「現場」「常駐先」など、派遣を連想させるワードがある求人は危険です。
Webデザイナー求人の危険なワード
- 「業務内容はプロジェクト先により異なる」
- 「勤務時間は常駐先に従う」
- 「現場に配属」
- 「大手企業で働けるチャンス!」
上記のような派遣を連想させるワードがある求人は、避けるのがベターです。
逆に「自社開発」「社内規定に従う」など、自社で働けるようなワードがあれば、積極的に応募して下さい。
「研修あり」と明記されている
「研修あり」のWebデザイナー求人も避けた方が良いです。
「研修あり」の求人は、未経験からすると、教育に力を入れている印象を受け、好印象です。
しかし研修と称して、コールセンターや携帯販売をさせられる危険性があります。
研修ありの求人に応募する際は、「どのような研修を行っているのか?」をしっかり確認するようにして下さい。
「未経験OK」「未経験大歓迎」と怪しい
「未経験OK」「未経験大歓迎」など、怪しいくらいIT未経験を募集している企業も危険です。
未経験OKということは、未経験でもできる簡単な作業をさせられる。と言うことの裏返しだからです。
未経験OKのWebデザイナー求人の真意



未経験を大量に募集してこき使おう。
コールセンターに派遣するから、未経験でもOK。
誰でもできる簡単な作業をやらせよう。
未経験からのWebデザイナー転職は、騙されたり、搾取されたり、と闇が多いです。
「未経験OK」のWebデザイナー求人には、最新の注意を払うようにして下さい。
就職が簡単(面接1回など)
転職難易度が低い企業ほど、コールセンターに派遣させられる可能性が高いです。
就職するのが簡単な企業ほど、ブラック企業の傾向にあります。すぐに内定が出る企業は、慢性的な人手不足の可能性が高いためです。
そのため就職難易度の低い、簡単なWeb系企業はできるだけ避けましょう。
- 学歴や職歴不問で人柄重視
- 一回の面接だけですぐに内定
- WEBテストや適性検査がない
- スキルや資格が必要ない
面接1回で内定が出たり、未経験でも就職できるWeb系企業は、かなり怪しいです。
なるべく「転職回数が2回以上」「Webテスト付き」の転職難易度の高い企業に転職するようにしましょう。遠回りかも知れませんが、転職が難しい企業ほど優良企業の可能性が高いです。
Webデザイナーをコールセンターに派遣する企業の特徴


ここでは、Webデザイナーをコールセンターに派遣する企業の特徴を解説します。
- 取引先一覧にコールセンター・家電量販店などがある
- 資本金が少ない中小企業
- 「一般労働者派遣事業」「有料職業紹介事業」に登録している
コールセンター派遣するWeb系企業を見分けたい方は参考にしてください。
取引先一覧にコールセンター・家電量販店などがある
取引先名にコールセンターや家電量販店の名前がある企業は、ほぼ確実にコールセンター派遣です。
企業ホームページの取引先欄に、コールセンターの会社名が記載されている会社は、かなり怪しいです。研修や派遣などでコールセンターに配属される可能性があるため注意して下さい。
取引先一覧
- 〇×□コールセンター
- コールセンター△〇×株式会社
- ○○○家電量販店
- 〇×□工場
怪しい企業があれば、公式サイトの「企業紹介欄」や「会社概要」「取引先名」など、隅々まで確認。怪しい取引先が無いかチェックしましょう。
取引先の中にコールセンターや家電量販店が掲載されていれば、100%コールセンターWeb企業です。
資本金が少ない中小企業
資本金が少ない中小企業も、コールセンター派遣させられる可能性があります。
資本金がなく余裕がない企業ほど、案件や現場を選べないためです。
- 教育に資金を投入できない
- 余裕がなく案件待機できないため、どこでもいいから派遣させる
- 取引先の信頼がなく、IT案件がGETできない
特に未経験のWebデザイナーは、案件が決まりにくいです。
結果として派遣先がコールセンターやヘルプデスクしかなくなり、ヤバい現場で働かされるケースが多いです。
「一般労働者派遣事業」「有料職業紹介事業」に登録している
「一般労働者派遣事業」「有料職業紹介事業」に登録している企業は、コールセンター派遣の可能性が高いです。
「一般労働者派遣事業」・「有料職業紹介事業」とは、厚生労働省に認可を得て行う派遣事業のこと。この2つの事業申請をしている会社は、派遣を行っている企業です。
一般労働者派遣事業:派遣元事業主が自己の雇用する労働者を、派遣先の指揮命令を受けて、この派遣先のために労働に従事させることを業として行うこと
有料職業紹介事業:有料職業紹介事業とは、営利を目的とするか否かにかかわらず、職業紹介に関し手数料又は報酬等の対価を受けて行う職業紹介事業
会社のホームページや求人に「一般労働者派遣事業」・「有料職業紹介事業」の記載がないかチェックして下さい。


ホームページや求人に、上記の2つの事業が記載されていれば、99%派遣事業をしています。
派遣以外でWebデザイナーとして働きたい場合は、「一般労働者派遣事業」・「有料職業紹介事業」がないWeb系企業を選んでください。
まとめ:未経験Webデザイナーがコールセンターに派遣される実態


以上で、「未経験Webデザイナーがコールセンターに派遣される実態」の紹介を終了します。
下記この記事のまとめです。
コールセンターWeb系企業の実態は下記の通りです。
- 求人詐欺・釣り求人で騙して入社させる
- 研修と偽りコールセンターに派遣
- 派遣先・現場にWeb業務は一切ない
- 派遣要員として使い捨て
- 家電量販店・携帯販売・ヘルプデスクに派遣されることも
誰でも簡単に入れて、「未経験OK」の人材を大量に募集している企業は、コールセンター派遣の可能性が高いです。
怪しいWebデザイナー求人は避けるようにしてください。
コールセンターを回避したい未経験Webデザイナーは、下記のWeb業界特化の転職サイトがおすすめです。Web業界に特化しているから、悪徳求人が排除されています。



SES企業での勤務経験から
「WebデザイナーはSES以外で働いたほうがいい」
も書いています
SESのヤバい実態を知りたいWebデザイナーは参考にしてください。

