この記事では、SIerから社内SEに転職する方法を解説します。
SIerで働くエンジニアの中には

SIerから社内SEに転職したい。
社内SEって転職できるのかな?
Sierから社内SEの志望動機を知りたい。
と悩んでいる人も多いはず。
そこでこの記事では、SIerから社内SEに転職する方法やおすすめIT資格、志望動機を紹介します。
この記事を読めば下記内容が分かります。
この記事を読み、SIerから社内SEに転職する方法を知り、確実に社内SEに転職しましょう。





SESから社内SEに転職した筆者が紹介。
社内SEになれた実体験をもとに解説します。
社内SEに転職したいエンジニアには、社内SE特化の転職サイトがおすすめ。SESやSIerの求人が排除されているから、確実に社内SEに転職できおすすめです。
SIerから社内SEに転職する方法・戦略


この章では、SIerから社内SEに転職する方法をご紹介します。
Sierから社内SEに転職するために必要な資格やスキル、具体的なアクションを解説します。
- 高難易度のスキルや資格を取得する
- 最低3年以上はエンジニア経験を積む
- 社内SEに特化した転職サイトを利用する
- 転職エージェントに求人を紹介してもらう
確実に転職を成功させたいエンジニアは参考にしてみて下さい。
高難易度のスキルやIT資格を取得する
SIerから社内SEに転職したい場合は、まずは高難易度のスキルや資格を取得しましょう。
社内SEなどの人気求人は、それなりのスキルや実績がないと採用されません。スキルの乏しいエンジニアは確実に落とされます。
そのため社内SEに転職したいエンジニアはスキル・資格取得に励んで下さい。
- スキル…2年以上の開発経験+1年程度の上流経験
- 資格…応用情報以上の資格1つ
- その他…副業やプライベートでの実績
最低限、応用情報レベルの資格と3年以上の実務経験がないと、社内SEへの転職は難しいです。
可能であれば、上流工程の経験があれば良いでしょう。SIerでしっかり経験を積み、経験を積むことが大切です。
最低3年以上はエンジニア経験を積む
社内SEに転職したい人は、最低でも3年以上はSIerで経験を積みましょう。
社内SEは求人倍率が高く、人気で、競争が激しいです。そのため実務経験1年、2年の若手エンジニアが転職するのは難しいです。
また社内SEの求人は少ないため、未経験やスキルの低いエンジニアでは転職できません。少なくとも3年以上はSIerで働き、コーディング、単体テスト・結合テスト、詳細設計辺りの経験を積みましょう。
社内SEは上流工程の仕事が多いなので、要件定義、基本設計、詳細設計を重点的に経験できるとベターです。
上流工程の経験+開発経験2年程度あれば、内定率もグッと上がるはずです。
社内SEに特化した転職サイトを利用する
SIerから社内SEに転職したいエンジニアは、社内SEに特化した転職サイトを利用して下さい。
社内SEに転職するのはかなり難しいです。どれだけ求人に応募しても受からないこともあります。
そのため、多くの求人に応募できるよう、社内SE特化の転職サイトを利用しましょう。
- 社内SEの求人が豊富で、チャンスが多い
- 社内SEに特化した転職サポートを受けられる
- SESやSIerの求人が排除されている
社内SE特化の転職サイトは、社内SEの求人を数多く保有しています。
応募できる求人が多く、チャンスが増えるため、ぜひ社内SE特化の転職サイトを活用してみて下さい。
SIerから社内SEに転職したい人には、社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SESやSIerの求人が排除されているから、確実に社内SEに転職できるでしょう。
転職エージェントに求人を紹介してもらう
SIerから社内SEに転職したいエンジニアは、転職エージェントに社内SE求人を紹介してもらうのも一つの手です。
社内SEは人気で、非公開になっているケースがほとんどです。普通の転職サイトを見ても、社内SEの求人が見つかりません。
非公開になりがちな社内SE求人は、転職エージェントから紹介してもらうのがおすすめです。



非公開の社内SE求人をコッソリ紹介します。
スキルの高いあなたに特別に求人をご紹介します。
社内SE求人は、市場に出回らず、転職エージェントが非公開で持っていることが多いです。
そのため社内SEに転職したいエンジニアは、転職エージェントを活用するのが良いでしょう。
社内SEに転職したい場合は、IT業界特化の転職エージェントがおすすめ。社内SE求人が豊富なので、非公開求人をたくさん紹介してくれるでしょう。
- TechGO(テックゴー)
【公式サイト】TechGO(テックゴー)
事業会社の社内SE求人が豊富!1Day選考で、年収200万円以上アップ可能! - @PRO人
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アドバイザーがIT業界経験者だから安心。ヤバいSES企業かどうかコッソリ教えてくれる。 - ユニゾンキャリア
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未経験からITエンジニアを目指す方の転職をサポート。IT業界の詳しい情報を教えてくれる。
SIerエンジニアが転職を決意する理由


この章では、SIerエンジニアが転職を決意する理由を紹介します。
なぜSIerから転職したいのか?何が辛いのか?など、SIerからの転職理由を解説します。
- 調整業務ばかりでつまらない
- IT業界の客先常駐に疲れた
- 納期のプレッシャーや激務に疲れた
社内SEに転職したいSIerエンジニアは参考にしてください。
調整業務ばかりでつまらない
調整業務ばかりでつまらないことは、SIerを辞めたい理由によくあります。
SIerとして働くと、元請け企業と下請け企業の調整業務が多いです。メンバー管理や資料作成ばかりになり、つまらないと感じやすいです。



最近はメンバーの管理しかしていない。
資料作成もつまらない。
プログラミングでシステム開発したいのに…
SIerで出世していくと、徐々に開発やコーディング業務から離れ、調整業務が増えます。
結果としてSIerを辞めたいと感じ、社内SEや自社開発に転職する人が一定数います。
IT業界の客先常駐に疲れた
IT業界の客先常駐に疲れたということも、SIerを辞めたいと感じる要因です。
SIerで働いていると、派遣をしたり、客先常駐をしたりで、案件がコロコロ変わります。仕事と職場が頻繁に変わるため、精神的にかなり辛いです。
- 現場が変わる度に「さようなら」「初めまして」の繰り返し
- 人間関係の構築が辛い
- コロコロ技術が変わり、専門性が身に付かない
SIerは客先常駐をすることも多く、人見知りの人にとってはかなり辛いです。
このようなIT業界特有の働き方が、SIerを辞めたいと感じてしまう要因です。
納期のプレッシャーや激務に疲れた
納期のプレッシャーや激務に疲れることも、SIerを辞めたい理由の1つです。
SIerはクライアントからシステム開発の依頼を受け、納期までにシステムを開発させます。
クライアントからの納期が定まっているため、遅れている場合は、残業や休日出勤しなければなりません。
- クライアントからのプレッシャーが辛い
- 納期遅れによる激務、残業
- 納期優先の文化
SIerは常に納期と闘わなければならず、激務になりやすいです。
納期のプレッシャーに疲れて、転職したいと感じるSIerエンジニアは多いです。
社内SEへの転職に役立つおすすめIT資格


この章では、社内SEへの転職に役立つおすすめ資格を紹介します。
- ネットワーク系資格(CCNA、CCNP、ネットワークスペシャリスト)
- 応用情報技術者試験
- ITIL Foundation
転職で有利なIT資格や汎用性の高い資格を中心に解説します。転職成功率を上げたいエンジニアは参考にしてみて下さい。



SESにおすすめのIT資格も紹介しています。
合わせて参考にしてみて下さい。
ネットワーク系資格(CCNA、CCNP、ネットワークスペシャリスト)
SIerから社内SEに転職したいエンジニアは、ネットワーク系資格は一つは取得しておきましょう。
社内SEは、社内のネットワークやインフラを管理します。ネットワークの知識が求められるため、CCNA、CCNP、ネットワークスペシャリストを持っていれば、内定をGETしやすいでしょう。
エンジニアにおすすめのネットワーク系資格
- CCNA…ネットワークエンジニアを目指す人の登竜門的な資格
- CCNP…CCNAの上位資格。これがあれば社内SEに受かりやすい
- ネットワークスペシャリスト…ネットワーク技術の専門知識・スキルを認定する国家資格
社内SEは、ネットワーク系の業務が多いです。
SIerから社内SEに転職したい人は、ネットワーク系の資格の勉強をしておいて下さい。
応用情報技術者試験
SIerから社内SEに転職したいエンジニアは、応用情報技術者試験もおすすめです。
応用情報技術者試験は、エンジニア転職するのであれば、取っておきたい資格です。
社内SEにしろ、自社開発企業にしろ、どのIT職種に転職するにしても、応用情報を取っておけば、かなり有利になります。
応用情報技術者試験のメリット
- 書類選考に通過しやくなる
- ITスキルを保証できる
- 汎用性の幅が広い
応用情報はエンジニアとしてのスキルを示すパスポートのようなもの。中堅以上の社内SEや企画部門との橋渡しが求められるポジションで有効です。
SIerから社内SEに転職するのであれば、かなり役立つため、取得して損はないでしょう。
ITIL Foundation(ITサービスマネジメントの国際標準)
SIerから社内SEに転職したいエンジニアは、ITIL Foundationの資格もおすすめです。
ITIL FoundationはITサービスマネジメントの国際標準規格。IT運用、ユーザーサポート、インシデント対応など、ITサービスの提供を体系的に学べるIT資格です。
ITIL Foundationのメリット
- インシデント対応の迅速化
- 業務プロセスの標準化
- SLA(サービスレベルアグリーメント)に基づいた運用
ITIL Foundationは、ヘルプデスクや運用チームとの連携、SLA管理を行う社内SEに最適です。
SIerから社内SEに転職したいエンジニアは取得を検討してみて下さい。
SIerから社内SE転職のおすすめ志望動機


この章では、SIerから社内SE転職のおすすめ志望動機を紹介します。
- 上流工程やIT戦略にも関与できる環境を求めて
- ワークライフバランスを保ちながら、専門性を高めたい
- ITと業務の橋渡し役として、社内のDXを推進したい
面接や志望動機、履歴書を書く際に役立てて下さい。
上流工程やIT戦略にも関与できる環境を求めて
SIerでは要件定義や設計が顧客主導になりやすく、自ら提案・意思決定に関われる範囲が限られます。
社内SEであれば、IT部門として経営層と並走しながら上流に関われるため、戦略寄りの仕事をしたい人には魅力的です。
社内SE志望動機
SIerでは主に設計・構築フェーズに従事してきましたが、要件定義や業務分析、IT戦略といった上流工程にも強い関心がありました。
貴社の社内SEポジションであれば、業務部門との距離が近く、構想段階から関与できると伺っており、自らのスキルをさらに広げられると考えております。
上記のようなIT戦略・上流工程よりの志望動機は、面接官に好印象を与えられるでしょう。
ワークライフバランスを保ちながら、専門性を高めたい
SIerでは繁忙期や炎上案件により、労働時間が長くなりがちです。
一方、社内SEは比較的安定した稼働を実現しやすく、残業を減らしたい目的で志望する人も多いです。
社内SE志望動機
SIerでの経験を通じて、働き方について見直す機会がありました。今後は専門性を磨きつつも、長期的に持続可能な働き方を目指したいと考えています。
貴社の社内SEであれば、技術を活かしながらも、生活とのバランスを取りながら成長できると感じ、志望いたしました。
残業が少なく、有給を取りやすいのが、社内SEの大きなメリットです。
ITと業務の橋渡し役として、社内のDXを推進したい
SIerではあくまで外部の立場であり、業務の現場との連携には限界があります。
社内SEは現場の課題を直接ヒアリングし、業務改善とIT活用を融合させることができるため、DX推進に興味がある人にとって魅力的です。
社内SE志望動機
DXの重要性が高まる中で、ITだけでなく業務知識や現場理解も併せ持った「橋渡し役」の重要性を実感しています。
SIerで培ったITスキルを活かしつつ、業務部門と密に連携しながら、貴社のDX推進に貢献したいと考え、社内SEを志望しました。
各会社にとっては、社内DX推進は大きな課題となっています。その課題に対して自分がどう貢献できるのか?を言語化できれば、面接官に好印象を与える志望動機になるでしょう。
社内SEに向いている人・向いていない人


この章では、社内SEに向いている人、向いていない人を紹介します。
どのような人が社内SEに向いているのか?向いている性格はあるのか?を社内SEの筆者が解説します。
向いている人 | 向いていない人 |
---|---|
幅広いIT知識を持っている人 プログラミングが苦手な人 ワークライフバランスを重視する人 人見知りな人 他部門と円滑なコミュニケーションが取れる人 | コミュニケーションが苦手な人 コーディングが好きな人 雑用や単純作業が苦手な人 リモートワークしたい人 残業で年収を上げたい人 |
社内SEへの転職を検討しているSIerエンジニアは、チェックしてみて下さい。



実際に社内SEとして働いている経験から、
向き不向きを紹介します。
社内SEに向いている人
社内SEに向いている人の特徴は下記の通りです。
- 幅広いIT知識を持っている人
- プログラミングが苦手な人
- ワークライフバランスを重視する人
- 人見知りな人
- 他部門と円滑なコミュニケーションが取れる人
人見知りな人は、社内SEに向いています。
社内SEになると、同じ職場で働き続けることになるため、人間関係の流動が少なく楽です。SIerでよくある客先常駐や派遣のような、職場の変更がありません。
職場がコロコロ変わるのが嫌なSIerエンジニアに、社内SEがおすすめです。
社内SEに向いていない人
社内SEに向いていない人の特徴は下記の通りです。
- コミュニケーションが苦手な人
- コーディングが好きな人
- 雑用や単純作業が苦手な人
- リモートワークしたい人
- 残業で年収を上げたい人
リモートワークしたい人や年収を上げたい人は、社内SEに向いていません。
社内SEはリモートワークがしにくい仕事のため、SIer時代よりもテレワークが難しいです。
リモートしたいエンジニアは、社内SEには転職しないようにして下さい。
SIerと社内SEはどっちがいいのか?


最後に、SIerと社内SEはどっちがいいのか?をお話します。
SIerと社内SEそれぞれの特徴を紹介し、どっちがおすすめなのか?を解説します。
- 向いている方に転職するのが一番おすすめ
- 幅広いITスキルを身に付けたい人はSIer
- IT戦略・DX推進に携わりたい人は社内SE
SIerと社内SEで迷っているエンジニアは参考にしてみて下さい。



SIerと社内SEはどっちがいいのか?
を詳しく解説しています!
合わせて参考にしてみて下さい。
向いている方に転職するのが一番おすすめ
SIerと社内SEでは、働き方が全く違うため、どちらが良いか悪いかは、その人の性格によって異なります。
幅広い経験を積みたい人にはSIerが、人見知りの人には社内SEがおすすめです。
どっちがいいかは性格よって大きく変わるため、向いている方に転職するのが良いと思います。
どっちがいいかは人によって違う
- SIerは人間関係の変化が激しく、人見知りの人には難しい。
- 社内SEは変化が少なく、飽き性な人は向いていない。
性格や適性、スキルによって、どっちが向いているかは大きく異なります。
そのため自分がSIerと社内SEのどちらに向いているかで、どっちに転職するかを判断して下さい。自分の適性に応じて、転職先を決めるのがおすすめです。
幅広いITスキルを身に付けたい人はSIer
幅広いITスキルを付けたいエンジニアは、SIerの方が向いています。
社内SEはどうしても業務が固定化されやすく、スキルの幅が狭くなりやすいです。一方でSIerであれば、数ヶ月~数年おきに案件が変わり、扱うスキルも変わるため、幅広いITスキルが身に付きます。
もし様々な経験を重ねたいのであれば、社内SEよりもSIerの方が良いでしょう。
「幅広い開発経験を積みたい」「様々なITスキルを身に付けたい」エンジニアは、SIerに転職するようにして下さい。
IT戦略・DX推進に携わりたい人は社内SE
IT戦略・DX推進に携わりたいエンジニアは、社内SEの方が向いています。
SIerはあくまでシステム開発会社なので、企業のIT戦略やDXに携われません。企業のIT課題に対して、深いところで関われないのがデメリットです。
一方で社内SEになれば、内部からIT戦略やDX推進に携われます。経営層や会社幹部と関われるため、やりがいを持って働けます。
もしあなたが企業の中枢メンバーとして、ITに携わりたいのであれば、社内SEに転職するようにして下さい。
まとめ:SIerから社内SEは転職できる|転職戦略から志望動機


以上で、「SIerから社内SEに転職する方法」の解説を終了します。
下記この記事のまとめです。
SIerから社内SEに転職する方法・戦略は下記の通りです。
- 高難易度のスキルや資格を取得する
- 最低3年以上はエンジニア経験を積む
- 社内SEに特化した転職サイトを利用する
- 転職エージェントに求人を紹介してもらう
自分に合った転職方法が合あれば、ぜひ実践してみて下さい。
社内SEに転職したいエンジニアには、社内SE特化の転職サイトがおすすめ。SESやSIerの求人が排除されているから、確実に社内SEに転職できおすすめです。
SIerから社内SEへの転職に役立つおすすめIT資格は下記の通りです。
- ネットワーク系資格(CCNA、CCNP、ネットワークスペシャリスト)
- 応用情報技術者試験
- ITIL Foundation
社内SEに転職したい場合は、必ず取得しておくようにしましょう。



SESから社内SEに転職した経験から
「SESから社内SEに転職する方法」
についても書いています
転職を考えているエンジニアは、参考にしてみて下さい。

