この記事では、零細SES企業との概要・注意点について解説します。
IT業界への就職・転職を希望している人の中には
IT業界希望者零細SES企業の定義を知りたい。
零細SESはやめとけって本当なの?
中小ITを避ける方法を知りたい。
と気になっている人も多いはず。
そこでこの記事では、零細SES企業の実態や中小零細SESを避ける方法を紹介します。
この記事を読めば、下記内容が分かります。
この記事を読み、零細SESの労働実態を知り、大手に就職するようにしましょう。





未経験から中小SESに転職した筆者が紹介。
実際に中堅SESで働いた実体験をもとに解説します。
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零細SES企業とは?


この章では、零細SES企業の特徴や定義、概要について解説します。
- SES(システムエンジニアリングサービス)の基本仕組み
- 零細とは数名~数十人程度の中小企業
- 大手・中堅・零細それぞれの違い
零細SESとは何か?について詳しく知りたい方は参考にしてください。
SES(システムエンジニアリングサービス)の基本仕組み
SESとは、System Engineering Serviceの略であり、エンジニアの技術力や労働力を提供するITビジネスモデルです。
SES企業は、取引先やクライアントにエンジニアを提供することで、報酬を得ています。


SES企業のエンジニアは、上記のようにSIerや元請けITのプロジェクトにアウトソーシングされて働きます。
SESの大きな特徴としては、下記の三つが挙げられます。
- 客先常駐型ビジネス
- 準委任契約
- 人月ビジネス
零細とは数名~数十人程度の中小企業
零細SESは、小規模な組織で運営されているSES企業です。社員数は、数人から数十人が目安であり、IT企業の90%以上が零細IT企業に当たります。
| 項目 | 零細SESの目安 |
|---|---|
| 社員数 | 数名〜50人 |
| エンジニア | 8〜40人 |
| 営業 | 1〜3人 |
| 管理部門 | ほぼなし |
零細SESでは、基本的には営業1~3人で案件を探し、数十人のエンジニアがその案件に参画します。営業数人で案件を獲るため、質が低い案件が多く見られます。
また、人事部や総務などの管理部門がない零細SESも多く、労働環境がブラックになりやすい傾向にあります。
大手・中堅・零細それぞれの違い
SES企業は、会社規模によってビジネスモデルや働き方が大きく変わります。
| 項目 | 大手SES | 中堅SES | 零細SES |
|---|---|---|---|
| 社員数 | 1000人以上 | 100〜500人 | 10〜50人 |
| 案件 | 元請け案件あり | 二次請け中心 | 三次請け以下 |
| 営業力 | 強い | 普通 | 弱い |
| 案件数 | 多い | 普通 | 少ない |
| 教育制度 | 充実 | 一部あり | ほぼなし |
| 福利厚生 | 大企業並み | 中程度 | 少ない |
大手SES企業は、「単価が高い」「教育制度が充実している」ため、零細SESよりもあらゆる面で優れています。
一方で零細SESはデメリットが多いですが、社内政治に巻き込まれにくい、社員に裁量がある、といったメリットもあります。
零細SES企業の特徴【実態】


この章では、零細SES企業の実態を紹介します。
- 基本的には下請け案件がメイン
- 研修制度がほぼない
- 経営が社長依存になりやすい
- 倒産・クビのリスクが高い
零細SESへの就職・転職を検討しているエンジニアは参考にしてください。
基本的には下請け案件がメイン
零細SESの多くは、下請け案件です。自社で案件を直接獲得する「元請け」ではなく、他社から案件を紹介してもらう形で仕事を受けるケースとなります。
SES業界の案件の流れ(例)
元請けSIer
↓
一次請けSES
↓
二次請けSES
↓
三次請け中小SES
↓
零細SES
零細SESでは、3次請け以降の案件も多く、その分搾取されるケースがよく見られます。
- 中抜きによって、単価が安い
- 下請けのため、立場が弱い
- 炎上案件が多い
研修制度がほぼない
零細SESでは、教育制度が整っていない会社が多いのも特徴です。
理由はシンプルで、教育コストをかける余裕がないためです。
未経験エンジニアが零細SESに就職した場合は、研修なしで現場配属になることも多いです。
結果として、個人の努力にキャリアが依存しやすく、零細・中小SESはやめとけと言われています。
経営が社長依存になりやすい
零細SESは、経営が社長個人に依存している会社が多いです。社長のワンマン経営で、良くも悪くも決まるため、当たりハズレが激しいです。
もし悪徳な社長零細SESに就職してしまうと、下記のケースも珍しくありません。
- 給料が上がらず、ずっと低い給料
- 慢性的なイジメ・パワハラ
- サービス残業の強要
つまり、零細SESでは、社長の実力=会社の質になりやすいのです。
倒産・クビのリスクが高い
零細SES企業は、会社規模が小さく、倒産のリスクが非常に高いです。
零細SESが倒産する主な理由
- 人材不足とコスト増(人件費高騰)
- 案件不足・案件が取れない
- 黒字倒産
中小SESでは、黒字倒産する企業も多く、就職する際は注意が必要です。
経営が傾いたときに、コストカットのために、エンジニアが解雇されるケースも見られます。
零細(中小)SES企業のメリット・デメリット


この章では、零細SES企業のメリット・デメリットをご紹介します。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 未経験でも入社しやすい 採用スピードが早い 社長や経営陣との距離が近い 早く現場経験が積める 社内政治が少ない | 劣悪な下請け案件が多い 商流が深くなりやすい 単価が低い 技術力の高い先輩がほとんどいない 教育制度に乏しい |
良い面悪い面を見て、就職判断に役立てて下さい。
メリット
零細SES企業のメリットは、下記の通りです。
- 未経験でも入社しやすい
- 採用スピードが早い
- 社長や経営陣との距離が近い
- 早く現場経験が積める
- 社内政治が少ない
中小・零細SESは「小規模だから悪い」と単純に言えるものではなく、小規模ならではのメリットがあります。
零細SESでは、現場経験を積みやすいため、努力次第では大手エンジニアよりも、スキルアップすることも可能です。
デメリット
零細SES企業のデメリットは下記の通りです。
- 劣悪な下請け案件が多い
- 商流が深くなりやすい
- 単価が低い
- 技術力の高い先輩がほとんどいない
- 教育制度に乏しい
零細SESは、資金に余裕がなく、福利厚生や教育制度に乏しいです。
また下請け案件になることも多く、労働環境が劣悪な会社が多いです。
零細SESは絶対やめとけ|脱出すべき


この章では、零細SESは絶対やめとけ|脱出すべきという話をします。
- ブラック環境で働かされる可能性が高い
- 自社開発・社内SEの方が労働環境がホワイト
- 零細SESで働き続けると、キャリアが詰む末路に
零細SESを避けたいエンジニアは参考にしてください。
ブラック環境で働かされる可能性が高い
基本的には零細SESは、労働環境が劣悪になりやすいです。
その理由として、中抜きによる低賃金、下請けの立場の弱さなどが挙げられます。
よくある悩み



大手に中抜きされて、給料が上がらない。
コンプラの概念がなく、毎日サービス残業…。
客先常駐ばかりで、帰属意識が薄れる。
立場の弱い零細SESは、大手に比べて労働環境がブラックになる傾向に。
弱小IT企業特有の不安定さに悩まされることが多いです。
自社開発・社内SEの方が労働環境がホワイト
SES業界に比べて、自社開発や社内SEの方が労働環境はホワイトです。
SESが客先常駐で働くのに対し、社内SEなどは自社で安定して働けるためです。
- 客先常駐・派遣なしで働ける
- 元請け・一次請け案件が多く、労働環境が良い
- 平均年収が500万円以上
零細SESよりも、自社開発・社内SEの方が、圧倒的に好待遇。
エンジニアになりたいのであれば、零細SESを避け、自社開発・社内SEに就職することをお勧めします。
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零細SESで働き続けると、キャリアが詰む末路も
零細SESでそのまま働き続けると、キャリアが詰む危険性があります。
零細SESは教育制度に乏しく、また質の低い案件がほとんど。そのためスキルアップが難しく、キャリアアップできない可能性が高いです。
- 下請け案件ばかりで、上流経験が積めない
- 低賃金で年収が上がりにくい
- 倒産や解雇で、路頭に迷う可能性あり
零細SESで働き続けると、年収が上がらない、待遇が改善しない、転職もできない、という末路を辿るため注意して下さい。
零細SESに就職・転職しないための方法


最後に、零細SESに就職・転職しないための方法を紹介します。
- SES以外の企業に就職する
- 従業員100人未満の企業は応募しない
- 未経験大量採用の企業に注意する
- 営業人数を確認する
中小零細SES企業を避けたい、辞めたいエンジニアは参考にしてください。
SES以外の企業に就職する
零細SESを避ける方法として、そもそもSESに就職しないことが大切です。
エンジニアの就職先は、SES以外にも、自社開発や社内SE等、様々あります。わざわざ労働環境の悪いSESを選ぶ必要はありません。
- 自社開発企業
- 社内SE
- 情報システム部
- SIer
個人的には、自社開発や社内SEがおすすめです。客先常駐なしで働け、平均年収も500万円以上で好待遇のためです。
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従業員100人未満の企業は応募しない
零細SESかどうか判断するには、会社の社員数をチェックするのが確実です。
もし会社HPの従業員数が100人未満であれば、零細SES企業です。そのような従業員100人未満のSESを除外することで、零細SESを回避できます。
零細SESを避けたい方は、必ず従業員数をチェックするようにして下さい。
未経験大量採用の企業に注意する
未経験を大量採用するIT企業は、零細SESの可能性が極めて高いです。
「大量採用=人手不足」ということ。従業員の少ない零細SESのため、未経験を募集する求人は避けるようにして下さい。
未経験OKの危険な求人
- 未経験歓迎
- 研修あり
- 文系OK
- 学歴不問
もちろんすべてが悪いわけではありませんが、未経験採用を大量に行っている企業は零細SESの可能性が高いです。
営業人数を確認する
SES企業では、営業力が非常に重要です。面接で、営業人数、案件数を聞くと、会社規模が見えてきます。
営業が、下記の場合は、ほぼ確実に零細SESです。
社長が営業していることは、零細SESの典型的な特徴です。
まとめ:零細(中小)SES企業は絶対やめとけ


以上で、「零細(中小)SES企業は絶対やめとけ」の解説を終了します。
下記この記事のまとめです。
零細SES企業の定義は下記の通りです。
- 数名~数十人程度の中小SES企業
- 三次請け以降の案件がメイン
- 社長のワンマン経営もなかには存在
零細SESは、社長の意向が強く反映され、一概には労働環境は判断できません。
しかし、三次請け以降の案件が多く、ブラックな環境になりやすいのは事実です。低年収・激務の傾向があるため、零細SESは辞めておいた方がいいです。
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