SESは未経験でも研修なし?放置された実体験と研修あり企業の見分け方

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この記事では、「SESは未経験でも研修なし」の実態を紹介します。

SESエンジニアの中には、

SESエンジニア

SES企業って研修がないの?
放置されるって本当なの?
研修ありのSES企業を知りたい。

と気になっている人も多いはず。

そこでこの記事では、SESの研修実態研修で放置された筆者の実体験を紹介します。

この記事を読めば、下記内容が分かります。

この記事を読んで、研修なしSES企業の実態を知り、SESの闇を理解しましょう

【本記事の目標】研修なしSES企業の実態を知り、SESの闇を理解する
筆者

SES企業で働いた実体験から、
研修なしの実態を紹介します。

SESを避けたいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SES企業の求人が排除されているので、確実にSESを脱出できるでしょう。

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タップできる目次

SES企業に「研修なし」が多い理由

この章では、SES企業に「研修なし」が多い理由を紹介します。

  • 人材を現場に送り込むビジネスモデル
  • 研修コストをかけずに利益を最大化するため
  • エンジニア教育を“現場任せ”にしている企業が多い

SES企業の教育実態を知りたいエンジニアは参考にしてください。

人材を現場に送り込むビジネスモデル

SES企業の多くは「客先常駐による時間単価ビジネス」で収益を得ています。

つまり、「エンジニアが現場に出て稼働している時間=会社の売上」になる構造です。

SES企業の人売りビジネスの特徴

  • 社内で研修に時間をかける → 売上ゼロ期間が発生
  • 現場に早く送り出す → 売上発生が早い

SESが人売りビジネスであるため、SES企業側は「研修なしできるだけ早く現場に出したい」と考えます。

特に小~中規模SES企業では、研修を行う体制を整える余力がありません。「未経験歓迎」としながら、実際は“即現場デビュー”というケースが非常に多く見られます。

>>>研修ありのIT企業に就職する方法

研修コストをかけずに利益を最大化するため

SES企業の利益構造は、「客先単価」-「エンジニア給与」=粗利で決まります。

したがってSES経営陣は、固定費(=研修費・講師人件費・学習環境整備費など)を削減したいと考え、研修費を削減します。

SES社長

利益率を上げるために固定費を減らそう。
研修・教育コストを削減しよう。

多くのSES企業が「研修より稼働」を優先するのは、利益アップのためです。

SES企業が短期収益を得るために、研修なしにする傾向が見られます。

エンジニア教育を“現場任せ”にしている企業が多い

SES企業の中には、エンジニア教育を現場に丸投げしている企業も多いです。

「教育は現場がやるもの」という悪質な認識が、結果的に「研修なし・サポートなし」状態を生み出しています。

  • SES企業:「現場でOJTあるから大丈夫」
  • 現場:「教える時間なんてない」
  • エンジニア:「放置されて何も学べない」

SESでは、エンジニアが客先企業のプロジェクトチームに所属して働くため、企業によっては「教育は現場OJTで行われる」と考えています。

しかし実際には、現場での教育は少なく、エンジニア自身が損を被る構図となっています。

SESの未経験で研修なしになった事例4選

この章では、SESの未経験で研修なしになった事例4選を紹介します。

  • IT研修がなく、ビジネスマナーのみ
  • 参考書・動画教材を渡されて自習(放置)
  • 初日からいきなり現場配属
  • 研修と称して、コールセンターに派遣

未経験からSES転職をしたい方は参考にしてください。

筆者

客先常駐で働いた実体験から解説します!

IT研修がなく、ビジネスマナーのみ

多くのSES企業が「研修あり」と説明する一方で、その実態は“ビジネスマナー研修のみ”というケースが目立ちます。

IT未経験の就職者でも、IT研修なしでビジネスマナーのみ、という実態も見られます。

具体的な研修例

  • 名刺交換や挨拶、報連相の練習
  • 電話応対・ビジネスメールの書き方
  • 現場での服装・態度指導

※いずれもIT研修なし

「未経験でも安心!充実した研修あり」と聞いていたのに、実際はビジネスマナーだけ

ビジネス研修は社会人基礎力を養う意味では有効ですが、エンジニアとして必要な技術研修(プログラミング、SQL、Linuxなど)がないため、現場に出ても仕事ができません。

>>>研修ありのIT企業に就職する方法

参考書・動画教材を渡されて自習(放置)

次に多いSESの研修が、研修=自習スタイル」のケースです。

SES企業側は「教材を提供しているから研修」と説明しますが、実態は自己学習に丸投げです。

SESエンジニア

入社後、「この動画教材を見て学んでおいて」とだけ言われた
質問できる講師・メンターがいない。
進捗確認もほとんどなしで、放置されている。

動画学習・教材のみで、サポートなく放置されるケースもよく見られます。

自習スタイルの研修は、未経験や新卒エンジニアが、成長できないため注意して下さい。

筆者

筆者のSES企業も
動画学習で丸投げスタイル
でした

初日からいきなり現場配属

最も悪質なパターンが、初日または数日で現場に配属されるパターンです。

求人票には「研修あり」と書かれていても、実際は研修なしで、現場に放り出されることがあります。

  • 「現場でOJTするから安心して」と言われ、事前研修ゼロで客先へ
  • 環境構築・Git・SQLなど、基礎知識がないままチームに参加
  • 「この人、何も知らないの?」と現場で困惑される

この「研修なし」パターンは、求職者にとっては一番辛いパターンです。

特に未経験や新卒エンジニアは、いきなり現場に放り出され、「教えてもらえない」「放置」「孤立」といった状態になります。

研修と称して、コールセンターに派遣

最後に、SNSや口コミで特に話題になっているのが「研修」と称して非エンジニア職に派遣される」ケースです

「研修」という名目で、実際にはコールセンター・ヘルプデスク・データ入力業務に従事させられるパターンもありえます。

研修と称して、コールセンターに派遣

SES経営者

最初は研修だから、コールセンターに行ってね。
まずはビジネスマナーを学ぼう。
将来的に開発に行けるから。

このパターンは非常に悪質で、「研修中」と言いつつ、実質的には派遣労働をさせられます。

技術スキルは一切身につかず、キャリアが停滞する可能性があります。

「教育目的」ではなく「人材稼働目的」の“偽装研修”

SESの研修で放置された体験談(筆者の場合)

この章では、SESの研修で放置された体験談を紹介します。

  • 1カ月間の動画学習(サポートなし)
  • 直接指導は一切なかった(放置)
  • 入社1ヶ月後にいきなり現場配属
  • 当然、現場ではついてけなかった

研修なしSES企業の実態を知りたい方は参考にしてください。

筆者

未経験からSESに転職した経験を紹介します。

1カ月間の動画学習(サポートなし)

筆者は未経験から中途で入社して、1カ月間の研修がありました。

1カ月間の研修は、動画学習のみで、一人で黙々と動画を視聴する「自習スタイルでした。

■筆者のSES企業の研修形態
期間:1ヶ月
研修内容:動画学習(Udemy)
サポート:なし(独学でメンターなし)
メンバー:一人

SES入社初日に、動画教材のサイトの使い方を説明され、その後は放置。

メンターや講師がいない状態で、動画学習をし続ける1ヶ月を過ごしました。

直接指導は一切なかった(放置)

筆者のSES企業の場合は、動画学習のみで、講師なしの完全丸投げでした。

毎日出勤報告を行い、一日中動画教材を見て、定時になったら退勤報告をする。

研修中は、誰とも喋らず、動画と睨めっこする毎日でした。

正直プログラミングや開発スキルが身に付いている実感は、全くありませんでした。実際現場で役立つスキルは身に付いてなかったでしょう。

筆者

動画研修だけで、完全放置。
スキルが身に付いている実感はなかったです。

入社1ヶ月後にいきなり現場配属

動画視聴での研修は1カ月間だけでした。

1ヶ月の研修が終わると、システム開発の現場に配属になりました。

しかも自社の社員が一人もいない、いわゆる「一人客先常駐」でのアサインでした。

現場配属が決定した時は、「動画学習だけのまともな研修をしていないけど大丈夫か?」と不安しかなかったです。

研修1ヶ月でいきなり現場配属。
しかも一人客先常駐

当然、現場ではついてけなかった

1カ月間の研修しかしてないので、現場では当然ついていけませんでした

実際のシステム開発は、チームワークとスピードが求められ、動画学習のように自分のペースで仕事できませんでした。

  • スキル・知識不足で上司の指示が理解できない
  • 開発に遅れ、毎日怒鳴られる日々
  • 開発遅れは、サービス残業で乗り切る日々

中途半端な研修で、現場配属になった結果、仕事ができず、周りに迷惑を掛けまくりました

初現場は辛い記憶しかありませんでした。

このSESの現場がトラウマになり、最終的には社内SEに転職しました。

研修ありのSES企業に就職する方法

この章では、研修ありのSES企業に就職する方法を紹介します。

  • 自社開発・社内SEに強い転職サイトを利用する
  • IT転職エージェントで求人を選定
  • 口コミサイトで実態を調査
  • 教育制度を面接で確認

研修なしSES企業を避けたい新卒・未経験エンジニアは参考にしてください。

自社開発・社内SEに強い転職サイトを利用する

研修なしSESを避けたい場合は、自社開発や社内SE特化の転職サイトが効果的です。

SES企業の求人が排除されているため、SESを回避しやすいです。

自社開発・社内SE特化のメリット

  • SES企業の求人が排除されている
  • 教育の充実している自社開発求人が豊富
  • 怪しいブラックSESの求人がない

SESよりも教育環境の充実している、自社開発や社内SEの求人が豊富です。

しっかりスキルを身に付けたいエンジニアは、自社開発・社内SE特化の転職サイトを利用して下さい。

自社開発・社内SE特化の転職サイト
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IT転職エージェントで求人を選定

気になるSES求人があれば、一度転職エージェントに見定めてもらうことも大切です。

転職エージェントはIT企業の情報に詳しいです。研修の充実度のデータも持っているため、怪しい求人などをチェックする際に有用です。

転職エージェント

研修充実のIT企業を紹介します。
研修なし企業の特徴を教えます。

転職エージェントに相談すれば、研修ありSES企業も見つかります。

転職活動が不安な方は、ぜひ利用するようにして下さい。

研修ありで働きたいエンジニアには、IT業界特化の転職エージェントがおすすめです。無料のITスクールも利用できるので、転職成功に近づけます。

IT業界特化のIT転職サイト
  • @PRO人
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  • ウズカレIT
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口コミサイトで実態を調査

研修ありのSES企業に就職したい方は、口コミサイトも活用して下さい。

特に口コミサイトは、現役社員のリアルな体験談を知ることができます。求人には掲載されていない、リアルな労働環境が分かるでしょう。

  • 現場社員の研修の体験談を聞ける
  • 研修内容が分かる

研修についての口コミをチェックすれば、そのSES企業が研修に力を入れているかが分かるでしょう。

教育制度を面接で確認

教育ありのSESを見極めたい場合は、面接で直接聞くのも一つの手です。

SES企業面接時の質問事項

SESエンジニア

教育制度について教えて下さい。
外部研修の実績はありますか?
社内勉強会の実施頻度を教えて下さい。

SES企業の採用担当が、濁す、言いよどむ、質問拒否する場合は、その企業は避けるべきです。

研修についての質問をして、怪しい言動をすれば、その企業は候補から外すようにしてください。

研修なしSES企業の特徴

最後に、研修なしSES企業の特徴を紹介します。

  • 社員数が少なく、教育担当者がいない
  • 「OJT研修」と書いて実質放置
  • 「初日から現場」「現場見習い」などの文言がある

ブラックSES企業を回避したい新卒・未経験者は参考にしてください。

社員数が少なく、教育担当者がいない(中小企業)

社員の少ない中小SES企業は、研修なしの可能性が高いです。

中小SES企業は「営業+現場管理」で手一杯のため、研修担当を確保できない構造になっています。

  • 社員数10~50人程度の中小
  • 人事部や採用部門など、人事系の部署がない
  • 外部研修の実績がない

社員数10〜50名程度のSES企業では、教育専門の部署や講師を設置していません。

中小SESほど、“研修=自己学習”で、「現場に丸投げ方式」が多い傾向にあります。

「OJT研修」と書いて実質放置

「OJT(On the Job Training)」という言葉を使っていても、実態は研修なしの“現場丸投げ”であることが多いです。

「現場で成長」「先輩社員がOJT」などの求人の文言には注意して下さい。

研修なしの危険なワード

  • 「現場で覚えながら成長!」と説明される
  • 「OJT」「現場教育」と記載されている
  • 「ベテラン社員がフォロー」と書かれている
  • 「勉強会は自由参加」など任意参加形式

OJT=放置研修の代名詞になっているSES企業も少なくありません

研修内容や教育制度が明記されていないケースは注意が必要です。

「初日から現場」「現場見習い」などの文言がある

求人の文章に、「初日から現場」「現場見習い」などのワードがあれば危険です。

上記のワードがあれば、研修なし即配属型SESの可能性が高いため、避けた方が良いでしょう。

よくある要注意ワード

  • 「入社後すぐ現場に出て学ぶ」
  • 「現場での実践を通してスキルを磨く」
  • 「実務経験からスキルアップ」

現場は研修の場ではありません。

現場即配属のSES企業ではスキルが身につかないまま時間だけが過ぎるだけです。

まとめ:SESは未経験でも研修なし|放置された実体験

以上で、「SESは未経験でも研修なし|放置された実体験」の紹介を終了します。

下記この記事のまとめです。

SES企業に「研修なし」が多い理由は下記の通りです。

  • 人材を現場に送り込むビジネスモデル
  • 研修コストをかけずに利益を最大化するため
  • エンジニア教育を“現場任せ”にしている企業が多い

SES企業はビジネス構造上、研修なしの会社が多いです。

そのため未経験からIT企業に転職する場合は、SESではなく、自社開発や社内SEの方が良いでしょう。

SESを避けたいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SES企業の求人が排除されているので、確実にSES以外に転職できるでしょう。

筆者

SESで働いた経験から
「SESは誰でも受かるのか?」
についても書いています。

SESの就職難易度を知りたいエンジニアは、合わせて参考にしてみて下さい。

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