この記事では、SESをスキル不足で辞めたいときの対処法を解説します。
SES企業で働くエンジニアの中に
SESの現場をスキル不足を辞めたい。
スキル不足で常駐先からクレームがあった。
早く退場したい。
と悩んでいる人も多いはず。
そこでこの記事では、SESでスキル不足を感じる瞬間やスキル不足でSESを辞めたいときの対処法を紹介します。
この記事を読めば下記内容が分かります。
この記事を読んで、スキル不足でSESを辞めたいときの対処法を知り、SESからの転職を検討しましょう。
SESから社内SEに転職した筆者が紹介。
スキル不足で転職した実体験をもとに解説します。
SESを辞めたいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめ。SES企業の求人が排除されているから、確実にSESから脱出できおすすめです。
SESエンジニアがスキル不足を感じる瞬間
この章ではSESエンジニアがスキル不足を感じる瞬間を紹介します。
筆者は未経験からSESに転職して、何度もスキル不足を感じました。スキルがなく辛い思いをした経験がたくさんあります。
そこでここではSESで働いた経験から、SESエンジニアがスキル不足を感じる瞬間を紹介します。
- 1ヶ月~3ヶ月くらいの短い期間で退場させられる
- スケジュール通りに開発できない。工数オーバーしてしまう
- 周りのエンジニアについていけない
- スキルアンマッチの現場にアサインされる
SESから社内SEに転職した経験から、
SESをやめてよかった体験談も紹介しています。
1ヶ月~3ヶ月くらいの短い期間で退場させられる
1ヶ月~3ヶ月くらいの短期間で退場させられた時に、SESでスキル不足を感じます。
実際に筆者は一度、3ヶ月で現場を退場させられたことがあります。現場を退場させられたときは、本当にスキル不足を実感し、SESを辞めたいと感じました。
新規システムの開発案件で1ヶ月目にクレームが入り、3ヶ月目に契約を切られ退場しました。
システムの開発案件で3ヶ月で退場
未経験からSESに転職して、初めての現場だった。プログラミングができず、自分だけスケジュールが大幅に遅延していた。
初めての現場で勝手が分からず、質問ばかりしてしまった。それによって周りのエンジニアの時間を奪った。
「スキル不足が顕著」「質問が多くて現場の生産性が下がる」とクレームが入った。
1ヶ月目のクレームで、仕事が改善されなかったため、契約を切られた。本当にSESを辞めたいと感じた。
3ヶ月で退場させられた流れは上記の通りです。
未経験からの初めての現場だったため、勝手が分からず、仕事の仕方がよくありませんでした。一人での客先常駐であり、立ち回りが分からなかったことも退場させられた要因です。
3ヶ月で退場させられたときは、本当にSESを辞めたいと感じました。
スケジュール通りに開発できない。工数オーバーしてしまう
スケジュール通りに開発できないときも、スキル不足でSESを辞めたくなります。
自分のスキル以上の現場に配属されると、スケジュール通りに開発できず、周りのエンジニアに迷惑を掛けてしまいます。
周りのエンジニアに迷惑を掛けている罪悪感から、辛い気持ちになりやすいです。
自分だけ工数オーバーしていて、周りのSEが残業。
迷惑を掛けていて、周りから白い目で見られる。
自分に向いていないからSESを辞めたい。
スケジュール通りに開発を進められないと、周りのメンバーに白い目で見られ、かなり辛いです。
実際に筆者も自分のスキル以上の現場に配属された時に、大幅な工数遅れを経験しました。
周りのエンジニアは、順調に開発しているのに、自分だけ遅れている。そのような現状に辛くなり、サービス残業して、何とかオンスケで開発をしていました。
工数に遅れが生じると、白い目で見られるため、辞めたいと感じてしまうでしょう。
周りのエンジニアについていけない
SESで周りのエンジニアについていけないときも、よくスキル不足を感じます。
SESでエンジニアをしていると、自分のスキル以上の、あるいはスキルアンマッチの現場に配属されることがあります。
そのような自分のスキル以上の現場で働くと、スキル不足を感じやすいです。
会議が専門用語ばかりで何を話しているか分からない。
周りのエンジニアのタイピングが早すぎる。
周りについていけなくて辛い。
未経験や新卒のエンジニアは、自分と周りのエンジニアの差に絶望しやすいです。
プログラミングスキルは勿論、タイピング、PC操作など、全ての部分でレベルが離れていて辛いです。
SESの現場で働くと、周りについていけないことがよくあるので、その度に辞めたいと感じてしまいます。
スキルアンマッチの現場にアサインされる
SESで働いていると、スキルアンマッチの現場にアサインされることがよくあります。
このようなスキルアンマッチの現場に配属されると、スキル不足を感じやすいでしょう。
実際にSESでは、スキルアンマッチの現場に配属されることが結構あります。その理由は下記の通りです。
スキルアンマッチの現場に配属される理由
- SES営業が仕事内容を理解せず、案件を獲ってくるから。
- 職務経歴を盛って、現場にアサインされるから。
- 上司に経歴詐称を強要されるから。
無能のSES営業やハズレの上司にあたってしまうと、スキルアンマッチの現場に配属されやすいです。
よくあるのが、SES営業が案件の内容をよくわかっておらず、自分とスキルアンマッチの案件を獲得すること。
SESエンジニアはスキルアンマッチの現場に配属される度に、スキル不足を感じ辛いです。
SESは現場変更の度にスキル不足を感じやすいので、辞めたいエンジニアは多いでしょう。
SESをスキル不足で辞めたいときの対処法
この章では、SESをスキル不足で辞めたいときの対処法を紹介します。
SESで働くエンジニアの中には、現在進行形でスキル不足の現場に常駐している人もいるはず。スキル不足で現場を辞めたい人も多いでしょう。
そんなSESを辞めたい人向けに、SESでスキル不足のときの対処法を解説します。
- 現場でついていけるようITスキルを磨く
- SES以外の社内SEや自社開発エンジニアなどに転職する
- 会社や上司に相談し、案件変更を検討する
- 社内IT研修や勉強会に参加する
スキル不足で辛いエンジニアは参考にしてみて下さい。
SESを辞めた実体験から対処法を紹介します。
現場でついていけるようITスキルを磨く
SESの現場でスキル不足であれば、ついていけるようITスキルを磨いて下さい。
脳筋的な考えですが、スキル不足のときは、勉強してITスキルを磨くのがおすすめ。勉強してスキルアップすれば、別の現場に配属されたときに、役に立つからです。
スキルアップするためのおすすめの勉強法は、下記の通りです。
- 業務後にカフェで少しだけ勉強してみる
- 社内のIT研修に参加してみる
- 帰宅後にIT資格の勉強をやってみる
- 自分でアプリを開発して公開してみる
上記は筆者がスキル不足のときに試した、スキルアップ術は上記の4つ。おすすめなのでぜひ試してみて下さい。
スキル不足の現場に配属されたら、「スキルアップできる貴重な機会」と捉えるのがおすすめ。
そのように前向きに認知できれば、成長の場としてモチベーション高く勉強できるからです。
「スキル不足=成長できるチャンス」。ちょっとずつ勉強していれば、1ヶ月後3ヶ月後には、成長し仕事を適切にこなせるはずです。
SES以外の社内SEや自社開発エンジニアなどに転職する
SESをスキル不足で辞めたい場合は、社内SEや自社開発SEなどに転職するのがおすすめです。
SESでよくあるのが、スキルアンマッチ・ついていけない現場に配属されること。SESでは現場ガチャでスキル不足の案件に配属されることがよくあります。
このようなSESの現場ガチャから解放されたい人は、社内SEや自社開発に転職するのが良いでしょう。
社内SEや自社開発のメリット
- 社内のメンバーにサポートしてもらいながら開発できる。
- 自社で自分のスキルに合ったシステム開発ができる
- 社内SEはIT系の雑務がメイン業務なので、かなり楽。
社内SEや自社開発企業は、自分の会社で開発ができます。社内のメンバーにサポートしてもらえるため、スキル不足になりにくいです。
もしSESを辞めたい場合は、社内SEや自社開発への転職を検討してみて下さい。
SESから転職したいエンジニアは、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめ。SES企業の求人が排除されているから、確実にSESから脱出できおすすめです。
会社や上司に相談し、案件変更を検討する
スキル不足でSESを辞めたい場合、「上司に頼んで自分のスキルに合った案件に変更してもらう」のもおすすめです。
スキル不足を感じるのであれば、今の案件を変更できないか?を一度自社の上司に相談してみましょう。
現場が合わず、ついていけないから案件を変更したい。
スキルアンマッチなので別の案件に異動したい。
と上司に相談してみて下さい。
上司が理解ある人だったり、会社が社員のことを思っているのであれば、案件を変更してくれるはず。自分のスキルが活かせる現場や、自分のスキルレベルにマッチした案件に異動させてくれるでしょう。
もし案件変更してくれず、会社がスキルアンマッチの案件に閉じ込めるのであれば、転職を検討して下さい。
社内IT研修や勉強会に参加する
SESの現場でスキル不足の場合は、社内のIT研修や勉強会に参加するのもおすすめ。
社内勉強会に参加すればスキルアップできますし、何よりも自社の社員と交流できるからです。
社内のIT勉強会に参加するメリット
- 他社員のSESの体験談を知ることができる。
- スキル不足の分野のIT技術について学べる
- 勉強会に参加することで上司に気に入られる。
- 上司と仲良くなれ、案件変更の交渉がしやすくなる
社内のIT勉強会に参加すれば、向上心をアピールでき、上司や部長に気に入られやすいです。上司に気に入られれば、案件変更の交渉が有利になるため、社内勉強会への参加はかなりおすすめです。
スキル不足のときは、「スキルアップ&案件変更のためのごますり」を兼ねて社内勉強会に参加するのが良いでしょう。
気分転換にもなるため、ぜひ社内勉強会に参加してみて下さい。
スキル不足で辞めたいエンジニアにおすすめの転職先
この章ではスキル不足で辞めたいエンジニアにおすすめの転職先を紹介します。
SESエンジニアの中には、「SESを脱出したい」「キャリアアップしたい」と言う人も多いでしょう。転職を検討しているエンジニアも一定数いるはずです。
そこでここでは、SESを辞めたいエンジニアにおすすめの転職先を2つ紹介します。
- 客先常駐なしの社内SE
- 自社でのんびり開発できる自社開発企業
SESを辞めたいエンジニアは参考にしてみて下さい。
SESから転職するタイミングについて解説しています。
合わせて参考にしてみて下さい。
客先常駐なしの社内SE
SESをスキル不足で辞めたいエンジニアには、客先常駐なしの社内SEがおすすめです。
社内SEは客先常駐なしで、現場変更がありません。そのためスキルアンマッチの現場や、自分のスキル以上の現場に配属されないです。
社内SEは自分のスキルに合った業務がしやすいため、SESからの転職先におすすめです。
社内SEのメリット
- 客先常駐や派遣がなく社内でのんびり仕事ができる
- スキル不足の現場にアサインされることがない。
- 問い合わせ対応やPCキッティングなど、楽な業務が多い
社内SEはSESに比べて業務が楽で、ESからの転職でも年収が上がりやすいです。
実際に筆者もSESから社内SEに転職しましたが、社内でのんびり業務ができています。
そのためスキル不足で辞めたいエンジニアに、かなりおすすめの転職先です。
SESから社内SEに転職したいエンジニアは、下記の社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SES企業の求人が排除されているため、確実にSESから脱出できるでしょう。
- 社内SE転職ナビ
【公式サイト】社内SE転職ナビ
社内SE専門の転職サイト。SEGAやDeNAなどの大手企業の社内SE求人が豊富。※土曜祝日の面談もOK
自社でのんびり開発できる自社開発企業
SESをスキル不足で辞めたいエンジニアには、自社で開発ができる自社開発企業もおすすめです。
SESを辞めたい理由として最も多いのが、客先常駐が辛いこと。ついていけない常駐先で働くのが辛いエンジニアも多いでしょう。
そのような客先常駐が嫌なエンジニアには、自社でしっかり開発できる自社開発エンジニアがおすすめです。
自社開発エンジニアのメリット
- SESと比べて上流工程の業務が多く、ステップアップしやすい
- 社内メンバーにサポートしてもらえるから、スキル不足でも安心。
- SESエンジニアよりも年収が高い
自社開発エンジニアは、自社のメンバーと開発できるため、スキル不足でも安心です。
精神的に楽な状態で開発できるため、SESを辞めたい人に特におすすめの転職先でしょう。
自社開発に転職したいエンジニアは、下記の自社開発特化の転職サイトがおすすめです。SES企業の求人が排除されているから、すぐに自社開発企業に転職できるはずです。
体験談:筆者がSESでスキル不足のまま現場で働いた結果
この章では筆者がSESでスキル不足のまま働いた体験談をお話しします。
最後に筆者がSES企業で働いているときに、スキル不足を感じた経験を紹介します
どんな気持ちで働いていたのか?どのようにスキル不足を乗り越えたのか?を解説します。
- 常駐先から自社にクレームが入った
- 周りのエンジニアについていくためにサービス残業
- 休日の猛勉強で何とか乗り切った
- 中には1ヶ月で契約を切られた後輩もいた
SESで働くエンジニアは、筆者の体験談を参考にしてください。
筆者は実際に3年間SES企業で働きました。
その体験談を紹介します。
常駐先から自社にクレームが入った
筆者は未経験からSESに入社して1年目のときに、常駐先から自社にクレームが入りました。
筆者がIT未経験で周りのメンバーに迷惑を掛けたためです。
- プログラミングができなさすぎて、周りのエンジニアが代わりに作業。
- 質問をしまくり、他メンバーの作業時間を奪った。
- スキル不足が原因で、スケジュールが大幅に遅れた。
上記のような理由で、常駐先からクレームが入りました。
ある日自社の上司に呼び出され、「取引先からクレームが入っているよ。しっかり開発してね。」と伝えられた時はかなり辛かったです。
そもそもスキル不足の現場にアサインした上司にも責任があるはずです。ですが全て自分の責任にされ、悲しかったです。
クレームが入った時は本当に辞めたいと感じました。
周りのエンジニアについていくためにサービス残業
筆者はスキル不足を補うために、サービス残業をしていました。
出社時はサービス残業できないため、在宅勤務のときに退勤報告をした後、黙って残業をしていました。
サービス残業は良くないですが、周りのエンジニアについていくために必死でした。
スケジュール通り進むようサービス残業。
周りのエンジニアについていくには残業するしかない。
契約を切られたくない。
当時は契約を切られたくない一心で残業していました。
スキル不足によって遅れた工数は、サービス残業で何とか乗り切っていました。
それくらい未経験からのSES現場配属は難しかったです。
休日の猛勉強で何とか乗り切った
平日はサービス残業で周りのエンジニアについていき、休日はスキル不足を克服するために猛勉強していました。
筆者は周りと比べると圧倒的にスキル不足だったので、とにかく努力する必要がありました。休日は休んでいられなかったので、プライベートを削ってITスキルを勉強していました。
会社が契約しているUdemy無料ライセンスがあったので、休日はひたすらUdemyの動画教材を見まくっていました。
- Udemyの動画教材を見て、休日に自主学習。
- Udemyを参考に自分でスマホアプリを開発し、Google Play Storeに公開。
- プログラミング副業などをやってみた。
ついていけないスキル不足の状態を解消するために、とにかく休日に勉強しました。
Udemyにスマホアプリ開発動画もあったので、それを見ながらスマホアプリを開発し、GooglePlayストアに公開していました。
その結果、ある程度スキルが身に付き、次の現場で役立ったので良かったです。
中には1ヶ月で契約を切られた後輩エンジニアもいた
筆者が働いていたSES企業に、1ヶ月で契約を切られた後輩エンジニアがいました。
その後輩は、積極性もなく、スキルも無かったため、1ヶ月で退場させられていました。
能力がなくやる気もなかったため、契約を切られるのは当たり前ですが、本当に1ヶ月で契約を切られることがあるんだ。と当時は驚愕しました。
契約を切られた後輩SEの特徴
- シンプルなスキル不足。
- 積極性がなく、できる仕事がないか確認しない。
- 不明点があっても質問せず、自分の判断で開発を進める。
契約を切られた後輩エンジニアは、スキル不足以前に人としてダメな人間でした。
SESの現場では、スキルがないことよりも、態度が悪いことの方が危険です。契約を切られる場合があるため、せめて積極的に仕事をすることが大切だと感じました。
まとめ:SESをスキル不足で辞めたい時の対処法
以上で、SESをスキル不足で辞めたい時の対処法の解説を終了します。
下記この記事のまとめです。
SESをスキル不足で辞めたい時の対処法は下記の通りです。
- 現場でついていけるようITスキルを磨く
- SES以外の社内SEや自社開発エンジニアなどに転職する
- 会社や上司に相談し、案件変更を検討する
- 社内研修や勉強会に参加する
スキル不足で辛い状態にある場合は、自分に合った対処法で何とか乗り切るようにして下さい。
SESを辞めたいエンジニアは、社内SE・自社開発に特化した転職サイトを活用するのがおすすめです。
社内SEに興味ある人は、下記の社内SE特化の転職サイトを利用してみましょう。
SESから自社開発に転職したいエンジニアは、下記の自社開発特化の転職サイトを利用してみて下さい。
SESから社内SEに転職した経験から、
「転職エージェントがSESばかり紹介する理由」
も解説しています。
合わせて参考にしてみてください。