この記事では、中小SESから大手企業エンジニアに転職した体験談を紹介します。
中小企業で働くエンジニアの中には

SESから大手企業に転職したい。
中小から大手に転職できるのかな?
大手企業に転職するコツを知りたい。
と悩んでいる人も多いはず。
そこでこの記事では、SESから大手エンジニアに転職する方法とその実体験を紹介します。
この記事を読めば下記内容が分かります。
この記事を読み、中小SESから大手企業に転職する方法を知り、確実にSESを脱出しましょう。





SESから社内SEに転職した筆者が紹介。
SESを辞めた実体験をもとに解説します。
SESから大手企業に転職したい人には、大手企業特化の転職サイトがおすすめです。中小企業の求人が排除されているから、確実に大手IT企業に転職できるでしょう。
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中小SESから大手エンジニアに転職するまでの道のり(体験談)


この章では、中小SESから大手企業に転職するまでの道のりをご紹介します。
筆者は中小SES企業で3年間働き、その後大手企業の社内エンジニアに転職しました。実際に大手企業に転職した実体験を紹介します。
- 大学で就活に失敗し、1年間フリーター
- 未経験からSES企業に転職した
- 3年間現場でがむしゃらに働いた
- 副業や資格取得に励んだ
- 大手企業の社内エンジニアとして転職
中小SESから大手に転職した実体験を知りたいエンジニアは参考にしてみて下さい。



小売業界の社内SEに転職した実体験を解説します。
大学で就活に失敗し、1年間フリーター
元々筆者は、地方の大学に通っており、大学卒業後は1年間フリーターをしていました。
大学4年時に就活に失敗し、フリーターのまま大学を卒業。何の定職にもつかずに、一年間、フリーターをしていました。1年経ったころに、猛烈な危機感を覚え、転職活動を開始しました。
転職活動で「未経験でも年収UP」「在宅勤務可能」など聞こえの良いエンジニアの仕事に興味を持ち、未経験からエンジニアに転職することにしました。
未経験からSES企業に転職した
筆者はIT未経験からSES企業に転職しました。
フリーターからの転職活動でしたが、就職先が中小SES企業だったため、比較的すんなり内定を獲得できました。
筆者が就職した中小SES企業の詳細は下記の通りです。
筆者が転職した中小SES企業
特定される恐れがあるため、具体的な数値は出せませんが、ざっくり上記のようなSES企業です。
大手企業に転職したかったのですが、フリーターの自分には無理でした。中小SES企業の内定しかGETできませんでした。
IT未経験のフリーターでも転職できたため、SES企業は比較的就職しやすいのかな?と感じました。
3年間現場でがむしゃらに働いた
未経験からSES企業に転職したあとは、3年間がむしゃらに働きました。
IT未経験で右も左も分からない状態でしたが、休日の勉強やサービス残業で何とか乗り切りました。
中小SES企業で働いていたため、大手にこき使われかなり辛かったです。
中小SESでの辛い体験
- 残業前提のスケジュールで納期を迫られた
- 安い単価でなかなか給料が上がらなかった
- 常駐先でパワハラを受けた
筆者が勤めていた企業は、中小SESだっため、下請け案件しかありませんでした。
残業前提のスケジュールを要求されたり、パワハラを受けたり、怒鳴られたり。しんどい思いを沢山しました。
それでも何とかSESで3年働き、エンジニアとしてスキルを高めました。
副業や資格取得に励んだ
SES企業では働きながら、大手に転職するために、副業や資格取得に励みました。
ただ頑張るだけでは意味がないと考え、他のエンジニアがやっていない副業や資格取得を行いました。実際にやった副業や取った資格は下記の通りです。
■実際にやった副業
- 技術ブログ運営 ⇒ 最高月収40万円
- スマホアプリ開発 ⇒ 合計収益0円
- 動画編集 ⇒ 合計収益0円
■取得した資格
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- オラクルマスターブロンズ
- 統計検定2級
休日はとにかくスキルアップのために、何かしらの作業を行っていました。
その結果、中小SESから大手エンジニアに転職できたので、やってきてよかったなと感じています。
大手企業の社内エンジニアとして転職
最終的には、SES企業で3年間働いたのちに、大手企業の社内エンジニアに転職できました。
SESから転職したいと考え、大手企業の社内SEを希望していたので良かったです。筆者が転職した大手企業の詳細は下記の通りです。
選考内容は、書類選考、適性検査、面接2回でした。
今では大手企業の情報システム部員として、社内システムの導入やPCのキッティング、自社システムの開発に取り組んでいます。
比較的有給も取りやすいため、中小SESから大手に転職できて良かったと感じています。
SESから大手に転職するためにしたこと


この章では、SESから大手に転職するためにしたことを紹介します。
筆者が大手企業に転職するために実践したことを実例、具体例つきで解説します。
- 大手に特化した転職サイトを利用した
- 技術ブログ運営(副業)
- スマホアプリ開発(ポートフォリオ作成)
- 従業員数1000人以上の企業に絞って応募
- 応用情報技術者試験の取得
中小から大手に転職したいエンジニアは参考にしてください。



筆者が中小SESから大手に転職するためにやったことを解説。
参考にして頂ければ幸いです。
大手に特化した転職サイトを利用した
中小SESから大手IT企業に転職するために、大手企業に特化した転職サイトを利用しました。
大手IT企業に転職するのは、難易度が高いです。
面接に落ち続けることも考慮し、なるべく多くの求人に応募するため、大手企業に特化した転職サイトを活用しました。
- 大手企業に特化しているから、求人を探す手間が省ける。
- 大手求人が多く、チャンスが多い。
- 中小企業の求人が排除されている。
大手企業特化の転職サイトは、大手IT企業の求人を数多く保有しています。
応募できる求人が多く、チャンスが増えるため、大手特化の転職サイトを利用していました。
SESから大手企業に転職したいエンジニアには、大手企業特化の転職サイトがおすすめです。中小企業の求人が排除されているから、確実に大手IT企業に転職できるでしょう。
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【公式サイト】TechGO(テックゴー)
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【公式サイト】レバテックキャリア
20,000件以上のエンジニア求人を掲載中。大手IT企業の求人が豊富にあるから、自分に合った大手企業が見つかる。
技術ブログ運営(副業)
筆者が中小SESから大手に転職するために、技術ブログ運営も行いました。
技術ブログは自分で一から構築し、学んだIT知識を公開するために作りました。自分の知識をアウトプットすれば、勉強にもなり、同時に自分のITスキルをアピールできると感じたからです。
実際に大手企業に応募する際に、履歴書や職務経歴書に自信の技術ブログを掲載。面接などでも技術ブログの運営をアピールしていました。
筆者のブログ
SESから転職したエンジニアのブログ|SES転職ライフ
このような自主的に学習、サイト運営する意欲などが評価されて、大手IT企業から内定を貰えました。
スマホアプリ開発(ポートフォリオ作成)
スマホアプリ開発も、中小SESから大手へ転職するためにやったことです。
技術ブログ運営の他にも、筆者はスマホアプリを開発していました。スマホアプリでお金を稼げれば最高、と思ってアプリ開発を始めましたが、結果的に大手への転職で役立ちました。
開発してGoogle Playに公開したスマホアプリを、転職時にポートフォリオとして面接官に提示。自主的にアプリ開発に取り組んでいることを評価され、大手企業から内定をGETしました。
中小SESから大手企業に転職するためには、他のエンジニアがやっていないことに取り組むことが何よりも大切だと、強く実感しました。
従業員数1000人以上の企業に絞って応募
SESから大手企業に転職するために、従業員数1000人以上の企業に絞って応募しました。
大手企業に転職するためには、求人を絞って応募することが大切です。中小企業ばかりに応募しても、大手に絶対に受かりません。
大手に受かるために、しっかり大手企業を見分けて、求人を絞る必要があります。
- 大手企業特化の転職サイトを活用
- ホームページの従業員数をチェック
- 会社の口コミサイトをチェック
大手の求人に応募するために、上記のことを押さえておきましょう。
転職活動を工夫することで、大手企業への転職成功率はグッと上がるはずです。
中小から大手IT企業に転職したいエンジニアには、大手企業特化の転職サイトがおすすめです。大手企業の求人しかないから、確実に大企業に転職できるでしょう。
応用情報技術者試験の取得
また筆者は大手企業に転職するために、応用情報技術者試験を取得しました。
転職成功率を上げるために、応用情報技術者試験の取得にも励みました。
IT資格は、自分の実力を示すパスポートのようなもの。持っているだけで自分の能力を客観的に示せるため、転職でかなり有利になります。
応用情報を持っていたことで、書類選考に通りやすくなり、30社中17社、書類選考に通過できました。SESから大手に転職したいエンジニアは、応用情報を取っておいて損はないはずです。
中小企業と大手企業のエンジニア環境の違い


この章では、中小企業と大手企業のエンジニア環境の違いを紹介します。
- 業務範囲の広さ(中小は幅広く、大手は専門特化)
- 教育制度・研修の充実度
- 年収・福利厚生の差
中小と大手どちらがいいか、迷っているエンジニアは参考にしてください。
業務範囲の広さ(中小は幅広く、大手は専門特化)
業務範囲の広さを比較すると、中小は広く、大手は狭く深い傾向にあります。
- 中小企業
- 人員が限られているため、一人のエンジニアが幅広く担当する。
- インフラ、サーバ、バックエンドなど複数領域を横断する
- 専門性が薄まり「浅く広く」のキャリアになりやすい。
- 大手企業
- 部署ごとに役割が明確に定義。設計・開発・テスト担当など細分化。
- 専門分野に深く携わり「スペシャリスト」として成長できる。
- 「部分工程だけしか経験できない」リスクもあり、全体像を学びにくい。
中小IT・SES企業は、社員が少ない分、業務の幅が広く、裁量が大きいです。実力以上の仕事を任されやすく、成長できる環境で働けます。
一方で大手企業は、社員数が多く、業務範囲が狭いです。しかし業務範囲が狭い分、専門分化に携わりやすく、専門性の高いエンジニアにスキルアップできます。
教育制度・研修の充実度
大手企業の方が、中小企業に比べて、教育制度や研修が充実しています。
大手IT企業の方が、人材育成に対するコスト・資金を投入できるためです。
- 中小企業
- 教育リソースが限られており、OJTが中心。
- 自主学習や資格取得は個人の努力に依存。
- 外部研修の機会が少ない
- 大手企業
- 新人研修、資格支援、マネジメント研修などを体系的に用意。
- 教育費の投資が大きく、キャリアに合わせた研修が受けられる。
- 海外研修や先端技術研究所などでスキルアップできる。
大手企業は教育支援制度が充実しています。
一方で中小IT企業の場合は、教育資金が少なく、教育リソースが限られています。結果的に、教育が現場依存になり、教育にばらつきがあるのがデメリットです。
年収・福利厚生の差
中小と大手IT企業では、年収や福利厚生の面でも、大きな差があります。
待遇面で見ると、大手IT企業の方が、圧倒的に有利になります。
- 中小企業
- 初任給や年収水準は大手に比べて低め。
- 賞与や昇給も会社業績に強く依存。
- 福利厚生は最低限(社会保険、交通費、資格手当程度)が一般的。
- 大手企業
- 平均年収は業界平均を上回るケースが多い。
- 賞与は年2回、退職金制度、社宅・住宅補助など福利厚生が豊富。
- 安定的に昇給・昇格していく仕組みがある。
中小IT企業は、資金力が乏しいため、倒産のリスクが高く、低年収・低待遇がほとんどです。
大手に比べて、圧倒的に福利厚生が乏しいため、不安定な労働環境になりやすいです。
中小から大手エンジニア転職を目指すメリット・デメリット


この章では、中小から大手エンジニア転職を目指すメリット・デメリットを紹介します。
メリット | デメリット |
---|---|
大規模プロジェクトに参画できる 年収・待遇の改善 教育制度・研修が充実 キャリアの安定性が高い ブランド力がキャリア資産になる | 意思決定のスピードが遅い 大手に入るまでの準備が大変 競争が激しい 専門分野に偏るリスク 採用ハードルが高い |
それぞれのメリットデメリットについて詳しく解説します。
大手転職のメリット
中小から大手エンジニア転職を目指すメリットは下記の通りです。
- 大規模プロジェクトに参画できる
- 年収・待遇の改善
- 教育制度・研修が充実
- キャリアの安定性が高い
- ブランド力がキャリア資産になる
大手IT企業のメリットは、「待遇・ブランド・大規模案件・教育」です。
大手企業はブランド力があるため、大手経験があれば、転職市場でも引く手あまた。市場価値が高まることこそが、大手の一番のメリットだと言えます。
大手転職のデメリット
中小から大手エンジニア転職を目指すデメリットは下記の通りです。
- 意思決定のスピードが遅い
- 大手に入るまでの準備が大変
- 競争が激しい
- 専門分野に偏るリスク
- 採用ハードルが高い
大手企業のデメリットは、「採用難易度・専門分化・組織の硬直性」です。
就職するまでのハードルが高いため、そもそも就職できないケースが多いです。また、大企業病に陥り、モチベーションが下がることも多々あります。
大手SES企業の一覧を紹介


最後に、大手SES企業の一覧を紹介します。
従業員数1000人以上の有名SES企業の一覧をまとめました。転職先候補として参考にしてみて下さい。
会社名 | 資本金 | 従業員数 |
---|---|---|
SCSK株式会社 | 212億8,500万円 | 14,938名 |
株式会社アルファシステムズ | 85億55万円 | 2,906名 |
株式会社NSD | 72億500万円 | 3,560名 |
株式会社DTS | 61億1,300万円 | 3,071名 |
株式会社メイテック | 50億円 | 8,080名 |
株式会社フォーカスシステムズ | 29億円 | 1,304名 |
株式会社アイ・エス・ビー | 23億6,151万円 | 2,356名 |
株式会社アルプス技研 | 23億4,700万円 | 4,337名 |
株式会社システナ | 15億1,375万円 | 4,506名 |
株式会社KSK | 14億4,846万円 | 2,273名 |
TDCソフト株式会社 | 9億7,040万円 | 1,836名 |
株式会社システムサポート | 7億2,300万円 | 1,028名 |
株式会社クエスト | 4億9100万円 | 1,023名 |
株式会社コア | 4億4,200万円 | 1,131名 |
SCSKやインテックなどは大手SIerですが、SES事業もしているため、上記の表に追加しました。
おすすめの大手SIerなども、下記の記事で紹介しています。興味があるSESエンジニアは合わせて参考にしてみて下さい。



「SESから大手SIerに転職する方法」
についても書いています。
合わせて参考にしてみて下さい。
まとめ:中小SESから大手企業エンジニアに転職した体験談


以上で、「中小SESから大手企業エンジニアに転職した体験談」の解説を終了します。
下記この記事のまとめです。
筆者が中小SESから大手企業に転職するまでにしたことは下記の通りです。
- 技術ブログ運営(副業)
- スマホアプリ開発(ポートフォリオ作成)
- 従業員数1000人以上の企業に絞って応募
- 応用情報技術者試験の取得
自分にできそうなことがあれば、ぜひ試してみて下さい。
大手IT企業に転職したいエンジニアには、大手企業特化の転職サイトがおすすめです。大手企業の求人しかないから、確実に大企業に転職できるでしょう。
大手企業への転職に役立つおすすめIT資格は下記の通りです。
- プロジェクトマネージャー試験
- データベーススペシャリスト試験
- 応用情報技術者試験
大手企業に転職したい場合は、必ず取得しておくようにしましょう。



SESから社内SEに転職した経験から
「SESから転職できない理由」
についても書いています
SESから転職できないエンジニアは、参考にしてみて下さい。


また転職を検討している方向けに、おすすめの転職ブログを紹介しています。合わせて参考にしてみて下さい。
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