この記事では、SESのヘルプデスクを辞めたいときの対処法とおすすめ転職先を解説します。
SES企業で働く人の中に、
SESヘルプデスクヘルプデスクで底辺扱いされて辛い。
SESのヘルプデスクを辞めたい。
おすすめの転職先はあるの？
と悩んでいる方も多いはず。
そこでこの記事では、ヘルプデスクを辞めたいときの対処法やSESからの転職先を解説します。
この記事を読めば下記内容が分かります。
この記事を読み、ヘルプデスクを辞めたいときの対処法を知り、SESヘルプデスクから脱出しましょう。
筆者SESで勤務経験のあるエンジニアが紹介。
SESから転職した経験をもとに解説します。
SESのヘルプデスクを辞めたい人には、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめ。SESや派遣企業の求人が排除されているから、確実にSESを脱出できるでしょう。
SESのヘルプデスクを辞めたいと感じる理由
この章ではSESのヘルプデスクを辞めたいと感じる理由を解説します。
- 業務がクリエィティブに欠けつまらない
- ITスキルが身に付かない
- 周りのSEに底辺扱いされる
- 客先常駐で精神的に病みやすい
- 業務が多くしんどい
SES企業で働くエンジニアは参考にしてみて下さい。
筆者SESで3年間働いた経験から解説します。
ヘルプデスクの実態を知りたい方は参考にして下さい。
業務がクリエィティブに欠けつまらない
業務がクリエィティブに欠けることが、ヘルプデスクを辞めたいと感じる大きな要因です。
SESのヘルプデスクの業務は、基本的にはマニュアル通りに行います。定型業務がほとんどで、クリエィティブな仕事がないため、つまらないと感じやすいです。
ヘルプデスクの業務内容
SEのように新しいシステムを開発する訳でもなく、ITコンサルのように新しいビジネスを作る訳でもありません。
SESのヘルプデスクは、クリエィティブに欠ける定型業務の繰り返しになりやすいため、つまらないと感じやすいです。
ITスキルが身に付かない
ITスキルが身に付かないことも、SESのヘルプデスクを辞めたいと感じる要因です。
ヘルプデスクは基本的に、サポート業務がメインになりがち。社内システムのお問い合わせやトラブル対応、クレーム処理などです。
このような事務的な仕事が多く、ITスキルが付かないためつまらないと感じる人も多いです。
中には常駐先でヘルプデスクをやらされるエンジニアも一定数います。エンジニアになりたくてSES企業に入ったにも関わらず、ヘルプデスクをやらされることもあります。注意して下さい。
周りのSEに底辺扱いされる
周りのSEに底辺扱いされることも、ヘルプデスクを辞めたいと感じる要因です。
SES企業でヘルプデスクの案件に回されると、周りに馬鹿にされやすいです。実際に筆者が勤めていたSES企業でも、ヘルプデスクのエンジニアは底辺扱いされていました。
エンジニアヘルプデスクってエンジニアじゃないよね（笑）
ただの事務職でしょ。
ITの底辺職（笑）
ヘルプデスクはITスキルがなくてもできる業務が多く、馬鹿にされがちです。
このような酷い扱いにしんどくなり、SESのヘルプデスクを辞めたいと感じる人が多いです。
客先常駐で精神的に病みやすい
客先常駐で精神的に病みやすいことも、ヘルプデスクを辞めたいと感じる要因です。
SES企業に就職すると、客先常駐で、取り引き先の現場で常駐して働きます。この客先常駐でヘルプデスクをすると、孤独になりやすく、精神的に病みやすいです。
客先常駐ヘルプデスク常駐先の社員と馴染めない。
周りの人たちに無視されている。
孤独で病みそう。
実際に筆者もSESで客先常駐をしていましたが、かなり辛かったです。周りと馴染めず、相談できる相手がいなかったため、精神的に病んでいました。
SESのヘルプデスクでは客先常駐の辛さがあり、辞めたいと感じやすいです。
業務が多くしんどい
業務が多くしんどいことも、SESのヘルプデスクを辞めたい理由の1つです。
SESのヘルプデスクは、業務内容が幅広く、日々こなす業務が多いです。クレーム処理や問い合わせ対応、定例業務など、日々の業務に忙殺されやすいです。
特にクレーム処理は、顧客から嫌味や罵倒されることも多く、精神的に病みがち。
精神的に辛い業務ばかりなことも、SESのヘルプデスクを辞めたいと感じる要因です。
SESのヘルプデスクが辞めたい時の対処法
この章では、SESのヘルプデスクが辞めたい時の対処法を紹介します。
- 上司や部長に相談し、常駐先を変更する
- エンジニア経験を積める企業に転職
- ITスキルを高めて営業にアピール
- 所属部署を変更する
SESのヘルプデスクを辞めたいエンジニアは参考にしてみて下さい。
上司や部長に相談し、常駐先を変更する
SESのヘルプデスクを辞めたい人は、まず初めに上司や部長に相談し、常駐先を変更して下さい。
ヘルプデスクの仕事が嫌であれば、まずは上司に相談しましょう。良い上司であれば、エンジニアの要望を聞き入れ、常駐先を変更してくれます。
SESエンジニアヘルプデスクではスキルが付かないため、
現場を変更して頂けないでしょうか？
エンジニアとして成長したいです。
上記のようにスキルが身に付かない旨を伝え、案件変更をお願いして下さい。
優しい上司であれば、案件変更に動いてくれるはずです。
案件変更を拒否されたら、転職を検討したり、別の方法を考えましょう。
エンジニア経験を積める企業に転職
SESのヘルプデスクを辞めたい場合は、エンジニア経験を積める企業に転職しましょう。
上司が案件変更を受け入れてくれず、ヘルプデスクを辞められない時は、転職もおすすめです。成長できないと感じたら、経験を積める職種にキャリアアップしましょう。
転職先におすすめなのは、下記の3つのIT職種です。
- 自社開発エンジニア
- 社内SE
- Web系エンジニア
上記の仕事は、エンジニア経験をしっかり積め、キャリアアップしやすいためおすすめ。
転職する際は、経験を積みにくいSES企業は避け、自社でしっかり経験を積める企業を選んでください。
SEのヘルプデスクを辞めたいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめ。SESや派遣企業の求人が排除されているから安心です。
ITスキルを高めて営業にアピール
ITスキルを高めて営業にアピールするのも、ヘルプデスク脱出におすすめです。
スキルの低さが原因で、ヘルプデスクをやらされているケースも考えられます。ITスキルが乏しく、エンジニアとして力不足だから、ヘルプデスクに常駐をさせられているのです。
このようなITスキルが低い場合は、まずはしっかりITスキルを身に付けましょう。
- プログラミング系資格を取り、営業に開発案件配属を依頼
- 開発したアプリを上司に連携し、実力をアピール。
- 難関資格を取得し、自分の市場価値をアピール。
もしエンジニアとしてスキルが未熟なのであれば、ITスキルを身に付け上司にアピールして下さい。
努力が認められれば、ヘルプデスク以外の案件に配属されるはずです。
所属部署を変更する
SESのヘルプデスクを辞めたい場合は、別の部署に異動するのも一つの手です。
上司や課長に相談しても、案件を変えられない時は、部署を変えるのが効果的です。部署を変えれば、自動的に案件も変わることが多々あるからです。
・SES事業部⇒データ利活用推進部
・SES事業部⇒営業部
・SES事業部⇒社内インフラチーム
上記のように今の部署から、部署異動することで、ヘルプデスク案件から脱出できることがあります。
辞めたい時は、まずは人事部や別の部署に相談し、部署異動を検討するのも良いでしょう。
ヘルプデスクを辞めたいSEにおすすめの転職先
この章では、ヘルプデスクを辞めたいSEにおすすめの転職先を紹介します。
今回紹介する転職先は下記の三つです。
- 自社開発エンジニア
- 社内SE
- Web系エンジニア
SESのヘルプデスクを辞めたい人は参考にしてみて下さい。
自社開発エンジニア
ヘルプデスクを辞めたいSESエンジニアには、自社開発エンジニアがおすすめです。
自社開発エンジニアは、客先常駐なしで自社で開発でき、しっかりスキルを磨けます。
ヘルプデスクとは違い、実務の中でITスキルを身に付けられるため、ヘルプデスクを避けたい人におすすめです。
- SESのような客先常駐がない
- しっかり実務経験を積めスキルアップしやすい
- SESよりも、平均年収が高い
自社開発企業は、SESからの転職先として人気です。
社内でしっかり開発スキルを磨けるため、ぜひSESからの転職先に検討してみて下さい。
SESのヘルプデスクを辞めたい人には、自社開発特化の転職サイトがおすすめ。自社開発の求人しかないから、確実にSESから脱出できおすすめです。
社内SE
ヘルプデスクを辞めたいSESエンジニアには、社内SEもおすすめです。
SESを辞めたい理由として最も多いのが、客先常駐や派遣が辛いこと。取引先に常駐して、孤独で病む人も多いです。
そのようなSES特有の客先常駐が嫌なエンジニアには、社内SEが良いでしょう。
- SESと比べて社内でのんびり働ける
- 客先常駐や派遣がない
- 社内でしっかりサポートを受けながら開発できる
社内SEはSESのような現場配属がないから、常駐先で放置されません。
しっかりシステム開発でき、つまらない業務も少ないため、ぜひSESからの転職先に検討してみて下さい。
SESのヘルプデスクを辞めたい人には、社内SE特化の転職サイトがおすすめ。社内SEの求人しかないから、確実に社内SEに転職できるでしょう。
Web系エンジニア
ヘルプデスクを辞めたいエンジニアには、Web系エンジニアもおすすめです。
Web系エンジニアは、Webサイト制作やスマホアプリ開発などを担当するエンジニア。HTMLやCSSなどで、しっかりプログラミングスキルを扱えます。
つまらない業務を避け、クリエィティブな業務をしたい方に特におすすめです。
- プログラミングやデザインスキルが身に付く。
- クリエィティブな業務が多い。
- 在宅勤務やリモートワークしやすい
ヘルプデスクの業務がつまらないと感じている人は、ぜひ転職先に検討してみて下さい。
将来性のあるスキルも身に付けられるためお勧めです。
SESのヘルプデスクを辞めたい人には、Web業界特化の転職サイトがおすすめ。Webエンジニアの求人しかないから、確実にWebエンジニアに転職できるでしょう。
SESヘルプデスクの安全な辞め方
この章では、SESヘルプデスクの安全な辞め方を紹介します。
いつまでに上司に報告すればいいのか？何年目で転職すればいいのか？を解説します。
- 1ヶ月以上前に自社の上司に退職を伝える
- 退職のタイミングは契約更新の時期がよい
- 定型業務はしっかり引き継ぐ
SESヘルプデスクを転職したい方は参考にしてみて下さい。
1ヶ月以上前に自社の上司に退職を伝える
SES企業を辞める際は、1ヶ月以上前に自社の上司に退職を伝えて下さい。
SESでの退職は、常駐先にも迷惑を掛けるため、なるべく早く伝えましょう。常駐先と自社の2か所で引き継ぎ作業が発生するため、早い目に退職を伝えるようにして下さい
退職を伝える相手は、常駐先の上司ではなく、自社の上司です。自社で退職の日程が決まれば、自社の上司が常駐先に連絡します。自分で常駐先の上司に伝える必要はありません。
1ヶ月以上前に辞める旨を伝えると、ヘルプデスクの業務の引き継ぎも問題なくできるでしょう。
退職のタイミングは契約更新の時期がよい
SESのヘルプデスクを辞めるタイミングとして、契約更新の時期がおすすめです。
SESの契約更新は、SES契約が丁度切れるタイミング。契約が切れた時は、退場しても、取引先から文句を言われないはずです。
数ヶ月に一度、SES契約は切れるため、そのタイミングを狙って、上司や常駐先の社員と相談するのが良いでしょう。
定型業務はしっかり引き継ぐ
常駐先とのトラブルを避けるために、定型業務はしっかり引き継ぐようにしましょう。
ヘルプデスクの定例業務はもちろん、不確定業務についても、後任の人に伝えるようにして下さい。
ヘルプデスクの業務は定型的なものが多いため、マニュアルを作成すると、後任の方も理解しやすいです。マニュアル作成、業務のリストアップを行い、スムーズに引き継げるようにしましょう。
業務引継ぎをしっかりできれば、心置きなくSESを辞めることができます。
SESのヘルプデスクは何年で転職するべきか？転職タイミング
最後に、SESのヘルプデスクは何年で転職するべきか？を解説します。
SESは何年目で辞めるべきか？転職は何月が良いか？具体的なタイミングを紹介します。
- スキルが付かないため、転職は早い方がよい
- データでは3年目での転職が一番多い
- 求人が増える「1月・7月・10月」がおすすめ
SESのヘルプデスクを辞めたい人は参考にしてみて下さい。
筆者現場を変えるための方法を紹介します。
ITスキルが付かないため、転職は早い方がよい
SESのヘルプデスクの場合、ITスキルが付かないため、転職は早い方が良いでしょう。
ヘルプデスクの業務は、SEやプログラマーに比べて、身に付くITスキルが少ないです。ヘルプデスクを長期間続けても、成長に限界があるため、なるべく早い目に転職した方が良いでしょう。
ヘルプデスクを辞めるタイミング
- 学ぶべきスキルがなくなったとき
- ある程度経験が積めた3年目
- 転職先が決まったとき
ヘルプデスクを辞めるタイミングは、上記がおすすめです。辞めたいと感じたら、早い目に行動するのが吉。
ヘルプデスクを辞めたい人は、吸収できるスキルを身に付け、学ぶべきことが無くなったら転職しても良いと思います。
データでは3年目での転職が一番多い
転職機関の調査では、IT企業を辞める人は、3年目が一番多く、25%程度だと言われています。
下記の図はリクルートエージェントが実施した「初めて入社した会社を辞めたのは、入社何年目の時でしたか？」というアンケート結果。
上記の調査結果を見ると、1年で辞めるエンジニアの割合は「17.7％」、2年目で辞める割合は「23.0％」、3年目で辞める割合は「25.7％」と結果が出ています。
リクルートエージェントの調査では、3年目で辞めるエンジニアの割合が「25.7%」と一番多い結果に。4人に1人が3年目に会社を辞めていることになります。
もしSESのヘルプデスクを辞めたいのであれば、3年目が丁度いい時期だと言えますね。
求人が増える「1月・7月・10月」がおすすめ
SESのヘルプデスクを辞めたい人には、求人が増える「1月・7月・10月」がおすすめです。
年単位のスケジュールで見ると、「1月・7月・10月」は採用が活発になりやすいです。「1月・7月・10月」は、辞めたあとの就職先が見つかりやすいので、この前後に転職活動を行いましょう。
「1月・7月・10月の期の切り替わり」「6～7月は夏の賞与受け取り後」は採用が活発化しやすいです。
しっかり採用が活発になるタイミングを見て、SESから転職すると失敗しにくいでしょう。
まとめ：SESのヘルプデスクを辞めたいと感じる理由｜しんどい時の対処法
以上で、「SESのヘルプデスクを辞めたいと感じる理由｜しんどい時の対処法」の解説を終了します。
下記この記事のまとめです。
SESのヘルプデスクを辞めたいと感じる理由は、下記の通りです。
- 業務がクリエィティブに欠けつまらない
- ITスキルが身に付かない
- 周りのSEに底辺扱いされる
- 客先常駐で精神的に病みやすい
- 業務が多くしんどい
ヘルプデスクを辞めたい人におすすめの転職先は下記の通りです。
興味がある仕事があれば、転職先に検討してみて下さい。
SESのヘルプデスクを辞めたい人には、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめ。SESや派遣企業の求人が排除されているから、確実にSESを脱出できるでしょう。
筆者SESで働いた経験から
「SESコールセンターに派遣される闇」
も紹介しています。
家電量販店SESについて知りたいエンジニアは、参考にしてみて下さい。
