SESで実務経験を1年積みました。現場を経験した感想と今後について|客先常駐

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この記事では、SESで実務経験を1年積んだ体験談を紹介します。

SESに興味があるエンジニアの中に

エンジニア

SESで実務経験1年積むとどうなる?
客先常駐を経験した人の体験談を知りたい。
実務経験1年の市場価値は?

と気になっている人も多いはず。

そこでこの記事では、SESで実務経験を1年積んだ結果客先常駐をした感想を解説します。

この記事を読めば下記内容が分かります。

この記事を読んで、筆者のSESの体験談を知り、SESのリアルな実態を知りましょう

【本記事の目標】筆者のSES実務経験1年を知り、SESのリアルな実態を知る
筆者

SESエンジニアの筆者が実体験をもとに解説。
実務経験を1年積んで感じたことを紹介します。

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SESで実務経験を1年積んだ体験談

この章では、SESで実務経験を1年積んだ体験談を紹介します。

  • 未経験から中小SESに転職
  • いきなり客先常駐の現場でシステム開発(半年)
  • 1カ月間の案件待機
  • 2回目の案件も客先常駐のコーディング案件

SESエンジニアのリアルな経験談を知りたい方は参考にしてください。

筆者

未経験からSESに転職して
実務経験を積んだ感想をご紹介します。

未経験から中小のSESに転職

筆者は元々フリーターをしていましたが、25歳のときに、未経験からSESに就職しました

筆者が転職したSES企業の概要は下記の通りです。

筆者が転職したSES企業

社員数:300名程度
本社:東京
事業:SES事業、派遣事業
設立:20年くらい
面接回数:2回

社員数300名程度の、SESや派遣がメインの中小SES企業でした。

後述しますが、基本的には客先常駐で、下流工程の経験を積みました。

いきなり客先常駐の現場でシステム開発(半年間)

SES企業に転職して、初めての現場は、客先常駐のコーディング案件でした

未経験からの一人客先常駐であったため、精神的にかなり辛かったです。

一番最初の案件内容

形態:客先常駐
自社メンバー:1人
契約内容:派遣契約
業務内容:在庫管理システムの開発(C#)
常駐場所:東陽町
常駐先:大手SIer

案件の概要は上記の通りです。

案件の最初の方は何もできず、自分の無能さに絶望する毎日でした。

ですが上司に怒鳴られるうちに、スキルが上達し、半年間でエンジニアとして必要なスキルは最低限身に付きました

>>>SESで実務経験を1年積んだ感想・感じたこと

1カ月間の案件待機(その間にPythonの勉強)

最初の客先常駐案件が終わり、自社に戻ってから、1ヶ月間の案件待機がありました

次のSES案件が決まるまでは、社内のオフィスで、動画学習を行いました。

1ヶ月の研修内容

研修場所:自社
研修形態:動画学習
勉強内容:システム開発の基礎
プログラミング言語:Python

研修内容は上記の通り。Pythonの需要が高いということで、Pythonを中心に勉強しました。

このタイミングで資格手当対象の基本情報技術者試験を取得し、月給が1万円プラスになりました。

2回目の案件も客先常駐のコーディング案件

常駐は嫌だと会社に伝えていましたが、その願いが叶うことはなく、2回目の案件も客先常駐の案件でした

しかし一回目とは違い、自社の社員3名での常駐であったため、精神的に楽な状態で働けました。

2回目の案件の内容

形態:客先常駐
人数:3人
契約内容:派遣契約
業務内容:ECサイト向けデータ連携システム
常駐場所:大手町

1回目の案件は仕事が全くできませんでしたが、2回目はある程度こなすことができました。

コーディングとテストをこなせ、下流工程の業務は一人で回せるようになりました。

>>>追記:経験3年目でSESから社内SEに転職しました

SESの現場で1年間働いた結果(年収・スキル・市場価値)

この章では、SESの現場で1年間働いた結果(年収・スキル・市場価値)を紹介します。

1年間の実務経験で得たスキルや昇給額などをお話します。

  • 年収は370万円程度だった
  • プログラミング・テストのスキルは身に付いた
  • コミュニケーション能力も上がった
  • 1年目終わりで市場価値を調べたら年収691万円だった

SESエンジニアの1年間の結果を知りたい方は参考にしてください。

筆者

SES1年目終了時点の年収やスキルを紹介します!

年収は370万円程度だった

筆者の1年目終了時点の年収は、370万円程度でした。

採用時の手取り月収は、各種手当を合わせて、約20万円。ボーナスを含めて、年間の年収は350万円ほどでした。

筆者の年収の推移

就職時350万円(手取り20万円)
⇒1つ目の案件中に昇給
⇒1年目終了時点で370万円

一つ目の常駐案件が終わったタイミングで、昇給があったため、1年目終了時点で約20万円年収がUPしていました。

昇給は嬉しかったですが、辛さと給料が見合っていないかったため、精神的には不満足でした。エンジニアという専門職で350万円程度だったため、年収はかなり低かったです。

プログラミング・テストなどのスキルは身に付いた

SESでは基本的に、下流工程をメインに作業していました

コーディングや単体テスト、結合テストなどの仕事を主に任されていました。最初は全く分からず、仕事ができませんでしたが、常駐先のサポートもあり、徐々にスキルが身に付きました

  • プログラミングスキル(C#、Python、SQLなど)
  • エラーの自力解決(たまに質問する)
  • 新規部品のコーディング
  • テスト、エビデンス取り

最初の客先常駐案件は、できなさすぎて本当に地獄でしたが、半年を経過すると、最低限のスキルを習得。

実務を経験した今では、仕様書があれば、コーディングできますし、単体テストも実施できます。下流工程の業務であれば、一通り一人でこなせるようになりました

ただ一方で、1年目の時点では、設計や要件定義などの上流工程の業務は任せてもらえませんでした。

コミュニケーション能力が格段に上がった

客先常駐の現場で働き続けたので、コミュニケーション能力も格段に上昇しました

SESでは自社ではなく、常駐先で働いていたため、言葉遣いや立ち回りを常に意識させられました。結果的に、自然と敬語が身に付き、相手の立場を考慮して、会話ができるようになりました。

名刺を渡す機会や取引先との交渉も多かったため、ビジネスコミュニケーションスキルが高まった気がします。

客先常駐で常に緊張した状態での業務
⇒自然と敬語が身に付き、コミュニケーションスキルが向上

SES企業で働くと、周りがクライアントの社員ばかりになり、コミュニケーション能力が自然と身に付くのが良いですね。

1年目終わりに場価値を診断したら年収691万円だった

興味本位でSESの1年目終了時に、市場価値を診断したら年収691万円でした。

筆者がSES1年目に診断した年収

若干盛っている気がしますが、市場価値700万円と診断されたのは、素直に嬉しかったです。

実務経験を1年積むことで、コーディングやテストのスキルが身に付いたことが大きかったのだと思います。

筆者

上記画像はSES1年目に診断した適正年収です。

市場価値を診断できるサイト「ミイダスなどで、簡単に適正年収を診断できるため、皆さんもぜひ利用してみて下さい。

市場価値を診断できるおすすめサイト
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SESで実務経験を1年積んだ感想・感じたこと

この章では、SESで実務経験を1年積んだ感想・感じたことをお話します。

SESを経験して感じた気持ちや感想を忖度なしで紹介します。

  • すぐに辞めたいと感じた
  • 何もできない無力感に絶望
  • 半年後には転職を決意
  • SESで実務経験を積むのはやめとけ

SESエンジニアのリアルな感想を知りたい方は参考にしてください。

>>>追記:経験3年目でSESから社内SEに転職しました

すぐに辞めたいと感じた

SES企業に入社して、1ヶ月程ですぐに辞めたいと感じました

一発目の案件で客先常駐することになり、その客先常駐がかなり辛かったためです。

入社1ヶ月でSESに絶望

筆者

客先常駐が孤独で辛い。
派遣や常駐ばかりで客先の言いなり。
思っていたエンジニア像と全然違う。

客先常駐では仲間が周りにおらず、常に孤独感が付き纏っていました

知らない人ばかりの環境で働くことが、精神的にきつかったです。

何もできない無力感に絶望

最初のうちは、何もできない無力感に絶望する毎日でした。

未経験からのエンジニア転職であったため、スキルがなく、全く仕事ができませんでした。「怒鳴られる⇒勉強する⇒怒鳴られる」の繰り返しでした。

1年目は何もできなかった

  • 初歩的な質問をくり返し、周りのSEの時間を奪う
  • 自分だけコーディングが遅れ、プロジェクトが遅延
  • 仕事ができず、怒鳴られる毎日

最初のうちは本当に仕事ができず、上司に怒鳴られていました。禁止されているサービス残業で乗り切る毎日でした。

今振り返ってみると、よくうつ病や精神疾患にならなかったな、と思います。

半年後には転職を決意

SES企業に就職して、現場を経験してみて、半年後には転職を決意しました。

客先常駐の現場で働く日々は、本当に辛く、精神的にきつかったです。

周りのエンジニアから白い目で見られ、客先の上司に逆らえない毎日。辛い日々が半年続いた頃に、「このSESの環境で定年まで働くのは無理だ」と気づき、転職を決意しました。

早期退職すると転職先が決まりにくくなるため、3年ほどSESで実務経験を積み、転職することにしました。

半年時点で「SESの環境で定年まで働くのは無理だ」と判断。
3年ほどスキルを積み、転職することに。

SESで実務経験を積むのはやめとけ

SESで一年現場を経験してみて、SESはやめとけと実感しました。

IT未経験はSESに就職しやすいですが、成長環境としてはかなり微妙です。客先常駐で働かされますし、教育制度が整っていない企業が多いためです。

初心者がIT業界に転職するのであれば、自社開発や社内SEなどのしっかり経験の積める企業に就職する方が良いでしょう。

⇒自社開発・社内SE特化の転職サイトは?

SES企業は実務経験を積むのにおすすめできない。
客先常駐や派遣で労働させられるだけ

SES・客先常駐で実務経験が積めない時はどうすればいいのか?

この章では、SESで実務経験が積めない時はどうすればいいのか?を解説します。

実際にSESの現場で働いてみて、放置された時や無視された時の対処法を学んだので、皆さんに連携します。

  • 自社の上司や営業に相談する
  • 開発スキルを高めて業務範囲を広げる
  • 社内勉強会に参加してアピール

実務経験を積めていないエンジニアは参考にしてください。

筆者

実際にSESで働いた経験から
実務経験を積むためのコツを紹介します。

自社の上司や営業に相談する

SESで実務経験を積めないときは、まずは自社の上司や営業に相談して下さい。

案件変更や業務改善依頼で、事態が好転する可能性があります。

SESエンジニア

現場で単純作業ばかり指示され、実務経験が積めません。
開発できる案件に異動させてもらえないでしょうか?

上記のように、上司に相談し、常駐先に伝えてもらうか、案件変更するか、を検討して下さい。

上司が理解ある人であれば、実務経験が積めるよう、対策をしてくれるはずです。

開発スキルを高めて業務範囲を広げる

実務経験が積めないときは、開発スキルを高めることも大切です。

スキル不足のエンジニアは業務範囲が狭く、振れる仕事が少ないです。結果的に上司がタスクをふれず、仕事がないケースがあります。

スキル不足が原因で経験を積めていない場合は、ITスキルを高めるようにしましょう

自身の開発スキルを高めれば、業務範囲が広がり、上司がタスクを振りやすくなります。そうすれば、質の高い仕事を任され、実務経験を積めるようになるでしょう。

×スキルがなく、振れる仕事がない
◎スキルを高めて、業務範囲を増やす⇒仕事が振りやすくなる

社内勉強会に参加してアピール

SESで実務経験を積ませて貰えないエンジニアは、社内勉強会に参加してアピールするのも大切です。

社内勉強会は、上司や先輩が参加しているため、自分をアピールしやすいです。

社内のIT勉強会はアピールにおすすめ

SESエンジニア

スキルを身に付けたくて、社内勉強会に参加しました!
よりスキルのつく案件にステップアップしたいです。

社内勉強会で社員と仲良くなることで、案件変更や部署異動がしやすくなります。

仕事を振ってもらえる可能性があるため、実務経験が積めない時は、社内のIT勉強会に参加するようにして下さい。

追記:経験3年目でSESから社内SEに転職しました

最後に、3年目でSESから社内SEに転職した話をします。

筆者はSESで3年働いたのちに、社内SEに転職しました。その経験談をここでは解説します。

  • 2年目の途中から転職活動を開始
  • 社内SEや自社開発に特化して求人に応募
  • 小売業界の中堅企業の社内SEに転職成功

興味のあるエンジニアは参考にしてください。

2年目の途中から転職活動を開始

筆者はSES2年目から転職活動を開始しました

正直に話すと、1年目の途中でSESを辞めたかったのですが、経験が足りないと思い、SESで勤務を続けました。

ですが客先常駐や派遣などのSESの働き方に耐えられなくなり、2年10カ月の時点で転職を決意しました。

2年目で客先常駐の働き方に限界を迎えた。

社内SEや自社開発に特化して求人に応募

転職活動では、SES企業に逆戻りしたくなかったため、社内SEや自社開発のみに応募しました。

求人を選ぶときに意識したこと

  • SES企業の特徴を勉強し、徹底的に回避
  • 自社開発や社内SE特化の転職サイトを利用
  • 転職エージェントを活用

上記を徹底的に意識し、SES企業の求人を回避。

なるべく社内SEの求人に応募していました。

SESを避けたいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SES求人が排除されているから、確実にSESを脱出できるでしょう。

自社開発・社内SE特化の転職サイト
  • 社内SE転職ナビ
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  • レバテックキャリア
    【公式サイト】レバテックキャリア
    20,000件以上のエンジニア求人を掲載中。自社開発求人が豊富にあるから、自分に合った自社開発企業を探せる。
  • TechGO(テックゴー)
    【公式サイト】TechGO(テックゴー)
    事業会社の社内SE求人が豊富!1Day選考で、最短で年収200万円以上アップ可能!

小売業界の中堅企業の社内SEに転職成功

社内SEの求人に絞って、転職活動を続けた結果、小売業界の社内SEに転職できました

筆者が転職した小売企業

事業:小売業(スーパーなど)
設立:50年くらい
社員数:1000人程度
本社:関東圏
部署:情報システム部
職種:社内SE
面接回数:2回

今は客先常駐なしで、社内でシステム開発に従事しています。

2年ほど社内SEとして働いていますが、SESから転職して本当に良かったと感じています。

まとめ:SESで実務経験を1年積みました|客先常駐の現場を経験した感想

以上で、「SESで実務経験を1年積みました|現場を経験した感想」を終了します。

下記この記事のまとめです。

SESの現場で実務経験1年働いて感じたことは、下記の通りです。

  • すぐに辞めたいと感じた
  • 何もできない無力感に絶望
  • 半年後には転職を決意
  • SESで実務経験を積むのはやめとけ

皆さんに何よりも伝えたいのは、「SESはやめとけ」ということ。

取引先の現場で働くことになるため、未経験のエンジニアにはきつい環境だと思います。

SES実務経験1年時点の年収スキルは、下記の通りです。

  • 年収は350万円程度
  • プログラミング・テストなどのスキルは身に付いた
  • コミュニケーション能力の向上

SESの現場は辛かったですが、それなりのプログラミングスキルとコミュニケーション能力が向上しました。

SESを避けたいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SES求人が排除されているから、確実にSESを脱出できるでしょう。

筆者

SESから転職した経験から、
「SESを1年で辞めるのはありなのか?」
も解説しています。

1年目で辞めたいと感じているエンジニアは、合わせて参考にしてみてください。

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