この記事ではSESから確実に脱出する方法について解説します。
SES企業で働くエンジニアの中に
客先常駐が辛くてSESから脱出したい。
おすすめの脱出方法はある?
SESからおすすめの転職先はあるの?
と気になっている人も多いはず。
そこでこの記事では、SESエンジニア向けに、SESから脱出する方法や脱出できない人の特徴などを紹介します。
この記事を読めば下記内容が分かります。
この記事を読んで、SESから脱出する方法を知り、自社開発や社内SEに転職しましょう。
SESから社内SEに転職した筆者が紹介。
SESを脱出した実体験をもとに解説します。
SES企業から脱出したいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめ。SES企業の求人が排除されているから、確実にSESから脱出できおすすめです。
SESから確実に脱出するおすすめの転職方法
この章では確実にSESから脱出するおすすめの転職方法を2つご紹介します。
しっかりコツを押さえておけば、SES企業に騙されることなく、SESを脱出することは可能です。SES企業からの脱出に失敗しないために、ここで紹介する転職方法を試してみて下さい。
- 社内SE特化の転職サイトを活用する
- 自社開発特化の転職エージェントに企業を紹介してもらう
SESから脱出できずに悩んでいるエンジニアは、参考にしてみて下さい。
実際にSESから社内SEに転職した筆者が解説。
やって良かった施策を紹介します。
社内SE特化の転職サイトを活用する
SESから脱出したいエンジニアは、社内SE特化の転職サイトを利用して転職するのがおすすめです。
社内SE特化の転職サイトには、SES企業の求人がなく、社内SE求人しかありません。そのため求人に応募して転職すれば、確実にSESから脱出可能です。
社内SE特化の転職サイトのメリット
- 社内SE求人しかないから安心
- SES企業の求人が排除されている
- 社内SEの求人が2,000件以上とかなり豊富
社内SEに特化した転職サイトだから、どの求人に応募しても安心。大手の転職サイトのようにSES企業の求人がないから、確実にSESから脱出できるはずです。
もしSESからの転職を検討しているのであれば、ぜひ利用してみて下さい。
下記に社内SE特化の転職サイトを掲載しています。詳しくは公式サイトをチェックしてみて下さい。
- 社内SE転職ナビ
【公式サイト】社内SE転職ナビ
社内SE専門の転職サイト。SEGAやDeNAなどの大手企業の社内SE求人が豊富。※土曜祝日の面談もOK
自社開発特化の転職エージェントに企業を紹介してもらう
もう一つのおすすめ脱出方法は、自社開発特化の転職エージェントにSES以外の企業を紹介してもらうことです。
転職エージェントは、転職希望者ひとりひとりにあった転職先を紹介してくれるサービス。自社開発に特化した転職エージェントの場合、自社開発企業を優先的に教えてくれるので超おすすめです。
自社開発特化の転職エージェントのメリット
- 自社開発エンジニアの求人を優先して紹介
- SESから脱出する方法をコッソリ紹介してくれる
- SES求人の見分け方のコツを教えてくれる
自社開発特化の転職エージェントなら、SES企業の求人を排除して紹介してくれます。そのため安心して求人に応募することが可能です。
もしSESからの脱出を検討しているのであれば、自社開発特化の転職サイトを利用しない手はないでしょう。
興味があるSESエンジニアは、下記の自社開発エンジニア特化の転職エージェントをチェックしてみてください。
SESから脱出できないエンジニアの特徴
この章では、SESから脱出できないエンジニアの特徴を5つ解説します。
実際にSES企業で約3年間働いてみて、SESの特性や特徴が分かりました。SES企業で働くなかで、脱出できないエンジニアの特徴を理解できたので、ここで紹介させて頂きます。
- 闇雲にITエンジニア求人に応募している
- 大手の転職サイトを利用している
- 実務経験1~2年くらいで転職しようとする
- 転職理由が他責思考となっている
- SESを辞めたい気持ちが先行している
SESから脱出できずに悩んでいるエンジニアは、自分に当てはまっていないか確認してみて下さい。
SESからの転職に失敗した同期や先輩をたくさん見てきました。
その中で脱出できないSEの特徴が分かったので紹介します。
闇雲にITエンジニア求人に応募している
闇雲にITエンジニア求人に応募しているエンジニアは、SES企業から脱出できない傾向にあります。
世の中のIT企業の9割は、客先常駐をしているSES企業と言われています。
そのため闇雲に転職活動をしても、「SESを脱却できたと思ったら、再びSES企業に逆戻り」というパターンがよく発生します。
SESからの脱出に失敗
SES企業に騙されて、SESに逆戻り。
自社開発と聞いていたのに、客先常駐させられる。
SESからの脱出に失敗した…。
上記のように、闇雲に転職活動をした結果、SESからの脱出に失敗するエンジニアが後を絶ちません。
闇雲に転職活動をしても意味がないため、しっかり対策を立てて、SES以外の企業に転職できるようにして下さい。
大手の転職サイトを利用している
大手の転職サイトを利用しているエンジニアも、SES企業から脱出できない傾向にあります。
求人がたくさん掲載されているような大手転職サイトには、SES企業の求人が数多く載っています。そのため騙されてSES企業に就職してしまう可能性があります。
SES企業を避けるためには、なるべく大手の転職サイトは避けたほうが良いでしょう。
SESからの転職活動では、大手の転職サイトではなく、社内SEや自社開発に特化した転職サイトを利用するのがおすすめです。
確実にSESから脱出したいエンジニアは、大手の転職サイトを利用しないようにして下さい。
実務経験1~2年くらいで転職しようとする
IT実務経験1年~2年のエンジニアも、SESから脱出できない可能性が高いです。
職務経歴が1,2年だと、求人倍率の高い社内SEや自社開発エンジニアへの就職が難しいです。
特に自社開発エンジニアの倍率はとても高く、人気企業の社内SEの募集は倍率が200〜300倍。70〜80%が書類選考で落とされるとも言われます。
- 社内SEの就職倍率:9.68倍
- 自社開発エンジニアの就職倍率:9.98倍
- SES企業の求人倍率:2.16倍
このような競争が激しい選考に勝てるのは、10年20年くらいIT業界で働くSEだけ。IT経験1年、2年と職歴が浅いエンジニアが社内SEに応募しても、書類選考に落ちてしまうでしょう。
実務経験の浅いエンジニアは、SES以外の企業に受からないため、SESからの脱出に失敗しやすいです。
転職理由が他責思考となっている
転職理由が他責思考となっているエンジニアも、SESから脱出できないでしょう。
転職の理由を人のせい、会社のせいにしている人は、そもそもSES脱出以前に転職先が決まらないケースが多いです。
他責思考の人は、面接官に悪い印象を与えやすいからです。
他責思考の転職理由は印象が悪い
この人、自分の退職を会社のせいにしてる。
うちの会社に転職しても、また会社のせいにして辞めるだろうな。
採用は見送ろう。
言い訳のような転職理由は、面接官にマイナスイメージを与え、採用を見送られやすいです。
もしあなたがSESからの脱出で、なかなか転職先が決まらない状態にいるのであれば、転職理由が他責思考になっていないかチェックしてみて下さい。
SESを辞めたい気持ちが先行している
SESを辞めたい気持ちが先行しているエンジニアも、SESから脱出できないです。
辞めたい気持ちが早まって、焦って転職活動をすると失敗しやすいです。
- 選考一回の企業に受かって直ぐに転職したらブラックだった。
- 年収の高さに惹かれたけど残業が多すぎる。
- SES企業に騙されて、SESに再就職してしまった。
と上記のように、早まってブラックIT企業に転職してしまいます。
そのためSESから脱出したい時は、辞めたい気持ちを押さえて転職活動をしましょう。
焦らずにしっかり会社の情報を集めて、SES脱出のノウハウを理解し、時間を掛けて転職することが大切。そうすれば転職が上手くいき、社内SEや自社開発企業への転職に成功できるはずです。
SESから脱出するために筆者が意識したこと
この章ではSESから脱出するために筆者が意識したことをご紹介します。
筆者はSES企業で3年間働いたのちに、小売業系の社内SEに転職しました。3年間の勤務でSESを脱出できたので、ここではその成功ノウハウを3つ紹介します。
- 客先常駐や派遣企業の特徴をしっかり分析する
- 世の中のSES企業の多さを認識する
- 未経験OK・微経験OKのエンジニア求人は避ける
SES企業を回避するために、筆者の転職ノウハウを参考にしてみて下さい。
SESからの脱出は失敗しやすいです。
SES求人に騙されないように対策しておきましょう。
客先常駐や派遣企業の特徴をしっかり分析する
SESからの脱出を失敗させないために、客先常駐や派遣企業の特徴をしっかり分析していました。
IT業界におけるSES企業の割合は、9割前後と言われています。そのためただ闇雲に転職活動をしても、SES企業から脱出できないでしょう。
SES企業に再就職しないためにも、しっかり客先常駐や派遣をしているSESの特徴を押さえる必要があります。
客先常駐のあるSES企業の特徴
- 「未経験大歓迎」「未経験から成長」など未経験を大量採用
- みなし残業がついている
- 求人の勤務地があいまい
- 取引先が大手SIerばかり
- 従業員が多い割にオフィスが狭い
- 「勤務地はプロジェクト先により異なる」と求人に記載されている
- 自社製品・自社サービスがないIT企業
- 小さい割に大企業をたくさん載せてる会社を避ける
転職サイトの求人や会社のホームページをよく見れば、SES企業か否か、見分けることが可能です。面接などでもSESかどうか判断できるため、選考過程でも意識しておくと良いですね。
SESから脱出したいエンジニアは、しっかりと会社の情報を確認し、SES企業かどうか見分けるようにして下さい。
そうすれば確実にSES企業から脱出できるでしょう。
世の中のSES企業の多さを認識する
SESから脱出したいエンジニアは、世の中のSES企業の多さを認識しておきましょう。
世の中のIT企業の9割は、客先常駐をしているSES企業と言われています。
上記の図は「働き方・休み方改善ポータルサイト」に掲載されている「客先常駐をしているITエンジニアの比率」です。
この調査結果から分かるように、IT企業で客先常駐をしている企業の割合は何と全体の9割。客先常駐をしていないIT企業を探す方が難しいです。
世の中のIT企業の9割はSES企業なので、SESを脱出したいエンジニアは要注意。ただ漫然とSESからの脱出を目指しても、SES企業の面接官に騙されて再びSES企業に逆戻りしてしまいますからね。
未経験OK・微経験OKのエンジニア求人は避ける
筆者はSESからの転職で、未経験OK・微経験OKのエンジニア求人は避けるようにしていました。
未経験OKや微経験OKの求人は、SES企業の可能性が高いからです。なぜ未経験OKがSES率が高いか?の理由は下記の通りです。
未経験OKのエンジニア求人はSES率が高い
- スキルの低い人材を募集しているIT企業は人手不足
- 未経験OKの求人は離職率が高い
- 客先常駐でスキルの必要ない現場に常駐させられる可能性が高い
未経験OKの求人は怪しい募集要項が多く、かなり危険です。
スキルのつかない現場やコールセンターなどに派遣させられるケースが多々あるため、転職しないほうが安全です。
SES企業で2~3年以上、実務経験があるエンジニアは、経験者枠として転職できます。未経験OKのような怪しいエンジニア求人に応募しないのがベターですね。
SESからのおすすめ転職先
この章ではSESからのおすすめ転職先を3つご紹介します。
SES企業からの脱出を検討しているエンジニアの中には、まだ転職先の職種を決めていない人も多いはず。そのような転職先に迷っているエンジニア向けに、おすすめ転職先を紹介します。
- 自社開発エンジニア
- 社内SE
- Webエンジニア
- 上流工程エンジニア(PM,ITコンサル)
自分に合ったSESからの転職先を探してみましょう。
転職先に迷っているSESエンジニアは参考にしてみて下さい。
自社開発エンジニア
SESから脱出したいエンジニアには、自社開発エンジニアが一番おすすめです。
SESを辞めたい理由として最も多いのが、客先常駐が辛いこと。そのような客先常駐が嫌なエンジニアには、自社開発企業への転職がおすすめです。
自社開発エンジニアのおすすめポイントは下記の通りです。
- SESエンジニアよりも年収が高い
- SESと比べて上流工程の業務が多く、ステップアップしやすい
- 客先常駐や派遣がなく社内でしっかり開発ができる
自社開発エンジニアは、自社のメンバーと開発できるため、孤独になりにくいです。
精神的に楽な状態で開発に励めるため、客先常駐をしたくない人に特におすすめの転職先でしょう。
SESから自社開発に脱出したいエンジニアは、下記の自社開発特化の転職サイトを利用してみて下さい。
社内SE
SESを辞めたいエンジニアには、社内SEも転職先におすすめです。
社内SEはSES企業でのエンジニア経験を活かせ、年収も下がりにくいです。尚且つ客先常駐から完全に脱却できるため、転職したいエンジニアも多いでしょう。
社内SEのおすすめポイントは下記の通りです。
- 客先常駐や派遣がなく社内でのんびり仕事ができる
- 問い合わせ対応やPCキッティングなど、楽な業務が多い
- 現場変更がないから、人見知りのエンジニアにピッタリ。
社内SEは業務が簡単で、エンジニアからの転職で年収も上がりやすいので、転職先におすすめ。
実際に筆者も社内SEに転職して、客先常駐から解放されて、楽しく業務できています。そのためSESから脱出するのにおすすめの転職先です。
社内SEに興味あるエンジニアは、下記の社内SE特化の転職サイトを利用して転職活動を始めて下さい。
Webエンジニア
SESから脱出したいエンジニアには、Webアプリ・Webシステム系の会社もおすすめです。
SESを辞めたいエンジニアの中には、SESのような不自由な場所で働きたくない人もいるはず。客先常駐や派遣などの肩身の狭さが嫌いな人も多いでしょう。
そのような自由に働きたいエンジニアには、Web系エンジニアが転職先におすすめです
- 服装自由、フレックスタイム制、リモートワークなど、働き方が自由。
- 客先常駐や派遣が少ない。
- Web系は案件も豊富で、副業でも稼ぎやすい。
Web系の企業は自由度が高く、在宅勤務がしやすいです。服装自由やフレックス制が採用されているケースが多く、SESよりも自由に働けるでしょう、
Webエンジニアは自由度が高く、副業もしやすいため、SESからの脱出先に良いでしょう。
Webエンジニアになりたい人は、下記のWeb系特化の転職サイトがおすすめです。興味のあるエンジニアは公式サイトをチェックしてみて下さい。
上流工程エンジニア(PM,ITコンサル)
SESから脱出したいエンジニアには、上流工程エンジニア(PM,ITコンサル)もおすすめです。
SESエンジニアの中には、給料が上がらずに悩んでいる人や下流工程ばかりで辛い人も多いはず。
そのようなエンジニアには、プロジェクトマネージャーやITコンサルなどの上流工程エンジニアが良いでしょう。
- SESよりも圧倒的に高年収(1000万円越えも可能)
- 上流工程でやりがいのある仕事ができる。
設計や要件定義などの上流工程の仕事に就ければ、年収がUPしやすいです。
特にITコンサルに脱出できれば、年収1000万円も夢ではないでしょう。
上流工程エンジニアに転職したい人は、下記の上流工程特化の転職サイトがおすすめです。下流工程の求人が排除されているため、確実にSESから脱出できるでしょう。
- MyVision
【公式サイト】MyVision
IT系人材の上流工程転職に強い転職サイト。下流エンジニアから上流エンジニアへの転職に特化しているから安心。
まとめ:SESから確実に脱出するおすすめの転職方法
以上で、「SESから確実に脱出するおすすめの転職方法」の解説を終了します。
下記この記事のまとめです。
確実にSESから脱出したいエンジニアは、下記の転職方法を試してみて下さい。
- 社内SE特化の転職サイトを活用する
- 自社開発特化の転職エージェントに企業を紹介してもらう
社内SEに興味あるエンジニアは、下記の社内SE特化の転職サイトを利用してみましょう。
SESから自社開発に脱出したいエンジニアは、下記の自社開発特化の転職サイトを利用してみて下さい。
またSESから転職したいエンジニアは、自分が脱出できない人の特徴に当てはまっていないかチェックして下さい。
- 闇雲にITエンジニア求人に応募している
- 大手の転職サイトを利用している
- 実務経験1~2年くらいで転職しようとする
- 転職理由が他責思考となっている
- SESを辞めたい気持ちが先行している
客先常駐や派遣をしていて辛いエンジニアは参考にしましょう。