この記事では、SESの現場で3ヶ月働いた体験談を紹介します。
エンジニアを目指すIT未経験の中には
SESの現場で3ヶ月働いたけど辛すぎる。
現場を3ヶ月で退場できるの?
現場が合わない時の対処法を知りたい。
と悩んでいる人も多いはず。
そこでこの記事では、SESの現場で3ヶ月働いた体験談や感じたことや伝えたいことを紹介します。
この記事を読めば下記内容が分かります。
記事を読んで、SESの現場で3ヶ月働いた体験談を知り、SESの辛さを実感しましょう。
未経験からSESに転職した筆者が紹介。
実際にSESで働いた経験から解説します。
SESを避けたい未経験エンジニアには、自社開発・社内SE特化の就職サイトがおすすめ。SES企業の求人が排除されているから、確実にSESを回避できおすすめです。
未経験からSESに転職して現場配属するまで
この章では未経験からSESに転職して現場配属するまでを紹介します。
IT未経験からどのように転職して、どんな研修を受けて、どんな現場に配属されたのか?その道筋を紹介します。
- 未経験からSESに転職
- 筆者が就職したSES企業の詳細
- 1カ月間の研修があった(動画学習)
- 入社して2週間経過した頃に案件が決定
未経験SES転職の体験談を知りたい方は参考にしてみて下さい。
「SESを1年で辞めるのは大丈夫なのか?」
についても解説しています。
未経験からSESに転職
筆者はIT未経験からSES企業に転職しました。
フリーターからの転職活動でしたが、就職先が中小SES企業だったため、比較的すんなり内定を獲得できました。
SES転職当時のプロフィール
最終的には転職活動3ヶ月で転職先が見つかりました。
応募者数は20社前後だったと思います。
筆者が就職したSES企業の詳細
筆者が就職したSES企業の詳細は下記の通りです。
筆者が転職したSES企業
特定される恐れがあるため、具体的な数値は出せませんが、ざっくり上記のようなSES企業です。
一般的な中小SES企業。未経験からのエンジニア転職だったため、中小SESしか内定をGETできませんでした。
1カ月間の研修があった(動画学習)
IT未経験から入社したため、最初の1カ月間は研修がありました。
研修とはいっても、直接講師から指導があるわけではなく、動画教材を見て勉強する、自学自習スタイルでした。
SESの案件が決まるまでは、自社のオフィスで、動画学習を行っていました。
1ヶ月の研修内容
研修内容は上記の通り。案件が決まってからは、現場で使用するC#を中心に勉強しました。
正直、研修が動画学習のみだったのはかなり不安でした。中小SES企業だったので、エンジニアの研修にかけるお金がなかったのでしょう。
この教育のなさがSESがやめとけと言われている理由なのかな?と感じました。
入社して2週間経過した頃に案件(客先常駐)が決定
SES企業に入社し、2週間が経過した頃に案件が決定しました。
動画研修をしている際に、SES上司から呼び出しを受け、取引先との面談をすることになりました。
30分間ほど面談を行い、その案件に参画することが決定しました。
一番最初の案件内容
最初の案件で客先常駐で、現場に参画することになりました。しかも一人客先常駐の現場でした。
ここから客先常駐の地獄が始まりました。
SESの現場(客先常駐)で3カ月働いた体験談
この章では、SESの現場(客先常駐)で3カ月働いた体験談を紹介します。
- 現場の上司に怒られまくった
- スキル不足でクレームが入った
- サービス残業と気合いで何とか乗り切った
- 開発スキルが少し身に付いた
SESの客先常駐で働いた体験談を知りたい方は参考にしてみて下さい。
「合わない現場を変えたい時の対処法」も解説中。
合わせて参考にしてみて下さい。
現場の上司に怒られまくった
現場の上司に怒られまくったことが、SES現場の3ヶ月で一番辛かったことです。
筆者は未経験からエンジニアになったため、システム開発の進め方が全く分かりませんでした。さらに一人客先常駐だったこともあり、周りに頼れるエンジニアがいませんでした。
結局仕事が何もできず、いつも現場の上司に怒られていました。
現場の上司に怒られた
仕事できなさすぎ!
今までどうやって生きてきたの?
契約解除にするぞ!
と筆者が失敗する度に、怒られていました。
このSES上司と出会ったことで、案件を抜けたいと強く感じました。
スキル不足でクレームが入った
SESの現場から自社にクレームが入ったことも、現場3ヶ月での辛かったことです。
筆者がIT未経験かつ無能だったため、現場の周りのエンジニアに迷惑を掛けていました。それが募りに募って、最終的に取引先から自社にクレームが入りました。
筆者が実際に現場上司から頂いたクレームが下記の通りです。
現場から頂いたクレーム内容
- 残業が多すぎて、経費がかさむから、生産性を上げて欲しい。
- 事前に聞いていたスキルとかなり乖離がある。
- 元気や前向きさが足りない。
- 社会人として当たり前の報連相ができていない。
実際に常駐先からクレームを受けた時はかなり辛かったです。
自分のスキル不足が原因とはいえ、社会人として正式に能力不足を突きつけられるのは、精神的にくるものがありました。
サービス残業と気合いで何とか乗り切った
SESの現場配属3ヶ月は、サービス残業と気合いで何とか乗り切りました。
正直、未経験からの現場配属の初回3ヶ月間は、気合いで乗り切るしかないです。それくらい未経験エンジニアは、何もできないです。
研修で学んだプログラミングの知識は全く役に立たず、現場でのシステム開発は全く分かりませんでした。納期にはいつも間に合わず、いつも残業。残業をし過ぎると、客先の社員から怒られるため、仕事を持ち帰って、サービス残業していました。
最初の現場3か月間で、100時間くらいはサービス残業していたと思います。ですがその甲斐あって、何とかクレームだけで、現場退場せず、SESの現場を乗り切りました。
3ヶ月間の配属で、開発スキルが少しついた
3ヶ月間の客先常駐はかなり辛かったですが、その分、多少は開発スキルが身に付いたと思います。
3ヶ月目を過ぎたころからは、質問せずに業務内容を理解し、作業をこなせるレベルにはなれました。
ざっくりではありますが、SES3ヶ月でできるようになったことは下記の通りです。
SES現場配属3ヶ月でできるようになったこと
基本的な下流工程の業務全般は、何とかこなせるレベルにはなりました。現場での3ヶ月間は地獄のようでしたが、ある程度のITスキルが身に付いたのは良かったです。
ちなみに現場3ヶ月では、要件定義やシステム設計など、上流工程の作業は任せられませんでした。
SESの現場(客先常駐)で3カ月働いて感じたこと
この章では、SESの現場で3カ月働いて感じたことを紹介します。
- 初日で案件を抜けたいと思った
- ついていけなくて、かなり辛かった
- 何よりもコミュニケーション能力が必要(コミュ障は無理)
- 3ヶ月の勤務で楽しいと感じたことはない
既にSES企業に就職し、辛い気持ちを抱えているエンジニアは、参考にしてみて下さい。
新卒エンジニアがSESを辞めたい時の対処法
も解説しています。
初日で案件を抜けたいと思った
正直に申し上げると、SESの現場配属初日で案件を抜けたいと感じました。
そう感じるくらい、現場配属初日はたくさんの辛いことがありました。
現場配属初日の辛かったこと
- 自分の所属企業を伝えたら怒られた。
- 初現場のアウェー感が強かった。
- 自分の会社の名刺を渡せない。
- 見下すような目線。
未経験からエンジニアになって、初の現場配属は想像とは全く違うものでした。
自分の会社は名乗れませんし、自社の会社の名刺を渡せません。何より、常駐先に一人でいるアウェー感はとても辛かったです。
SESの現場初日で、案件を抜けたいと強く感じました。
ついていけなくて、かなり辛かった
SESの現場で働いてみて、ついていけなくて、かなり辛かったです。
IT未経験からエンジニアになったため、現場では全く仕事ができませんでした。周りのエンジニアに迷惑を掛けまくり、本当に申し訳ない気分でした。
未経験エンジニアはついていけない
いつも納期に遅れる。
周りのエンジニアが自分のせいで残業。
周りから嫌われる。
SESの現場配属3ヶ月間は、ついていけない焦燥感を抱きながら働きました。
成長できたので良かったですが、追い込まれて、精神的に病んでしまう人もいるのではないでしょうか?
何よりもコミュニケーション能力が必要(コミュ障は無理)
実際にSESの現場で3ヶ月間働いて感じたことは、何よりもコミュニケーション能力が必要だと言うことです。
エンジニアになる前は、「エンジニアは一人で黙々とパソコンをカタカタするだけだ」と思っていました。しかし実際はそんなことはありません。
エンジニアはかなり人と話す仕事で、コミュ力が求められます。特にSES企業で働くエンジニアは、現場で上手く立ち回る、高いコミュニケーション能力が必要です。
筆者は元々人見知りで、誰とでも親しく接せられません。そんなコミュ障の筆者には、SESの現場で働くのは向いていませんでした。
3ヶ月の現場配属で、コミュニケーション能力の必要性を強く実感し、それと同時に自分のコミュ障具合も強く理解。本当にSESが辛かったです。
3ヶ月の勤務で楽しいと感じたことはない
SESの現場で3ヶ月働いてみて、楽しいと感じたことは一度もありませんでした。
未経験から現場で働いて3か月間。常に辞めたい気持ちを抱きながら、常駐先で仕事をしていました。
SES企業での労働は辛すぎた
- 客先常駐で会社への帰属意識が薄れる。
- 常駐先のエンジニアに無視された。
- 一人で何もかも解決しなければならなかった。
SESで働いた3年間は本当に辛かったです。
ネット上では「SESで人生終了」「人生台無し」と言う記述がありますが、実際にそう言われている理由を実感しました。
SESで人生台無し、と感じるくらい、未経験からのSESは精神的に辛かったです。
SESの現場で3カ月働いて皆さんに伝えたいこと
最後にエンジニア向けに、SESの現場で3カ月働いて皆さんに伝えたいことを紹介します。
- 現場が辛いときは上司に相談して退場してもいい
- 客先常駐が合わない時は社内SEや自社開発に転職しよう
- 精神的に辛いときは休職してもいい
SESが辛いエンジニアは参考にしてみて下さい。
「客先常駐のヤバい実態」を解説中。
合わせて参考にしてみて下さい。
現場が辛いときは上司に相談して退場してもいい
SESの客先常駐で働いてみて、一番伝えたいことは、「現場が辛いときは退場してもいい」ということです。
筆者はSES企業で、合計3年以上働きましたが、無理をして精神を病んだエンジニアを何人も見ました。辛い気持ちを抱えたまま働き続け体調を崩す。そんなSESエンジニアを何人も見ました。
精神崩壊が原因で、現場を退場したエンジニアを何人も見て、辛いときは退場しても良い。と強く実感しました。
客先常駐は取引先の職場で働くため、メンタルが疲弊しやすいです。もし自分が辛くて精神が限界なのであれば、取り返しがつく前に、上司に相談して、退場を検討することが大切です。
客先常駐が合わない時は社内SEや自社開発に転職しよう
客先常駐が合わないときは、自社開発や社内SEに転職することもおすすめです。
自社開発や社内SEは客先常駐なしで働けます。社内で決まったメンバーと開発できるため、スキル不足を感じることも少ないです。
- 客先常駐なしで社内でのんびり働ける
- 教育がしっかりしている
- SESよりも年収が高い
SESで3ヶ月働いてみて、もう限界と感じたら、社内SEなどへの転職を検討してみて下さい。
実際に筆者もSES企業で3年間働いたのちに、社内SEに転職しました。
SESを辞めたいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめ。SESや派遣企業の求人が排除されているからおすすめです。
精神的に辛いときは休職してもいい
精神的に辛いときは休職しても良いと思います。
筆者はSESの現場で3ヶ月働きました。その3ヶ月間は、未経験からのスタートだったため、本当に辛かったです。
やることなすこと上手くいかず、客先の上司に怒られ続け、メンタルがかなり疲弊しました。本当に何度も何度もSESを辞めたいと感じました。
そのような経験をして思うのは、メンタルが崩壊する前に、SESの現場から離れた方が良いと言うこと。筆者は何とかメンタルを保てましたが、うつ病や精神疾患になってしまう人もいます。
もしSESの現場で辛いと感じたら、1日でも早く、休職や転職をして、その現場から離れて下さい。うつ病やメンタル疾患に罹ると取り返しがつかないです。
実際に筆者の同期にも、メンタルを壊して休職してしまったエンジニアがいました。
まとめ:【客先常駐】SESの現場で3ヶ月働きました。体験談
以上で、「SESの現場で3ヶ月働きました。客先常駐の体験談」の解説は終了です。
下記この記事のまとめです。
SESの現場で実際に3ヶ月働いて感じたことは下記の通りです。
- 初日で案件を抜けたいと思った
- ついていけなくて、かなり辛かった
- 何よりもコミュニケーション能力が必要(コミュ障は無理)
- 3ヶ月の勤務で楽しいと感じたことはない
未経験からSES企業に就職し、辛い経験をしました。実際に筆者はSES企業で働いてそう感じました。
またSES以外の企業に就職したい人は、自社開発・社内SE特化の転職サイトを使うのがおすすめです。社内SEや自社開発企業を紹介してくれるのでお勧めです。
SES企業で働いた経験から、
「SESでついていけない時の対処法」
も紹介しています。
合わせて参考にしてみてください。