この記事では、客先常駐を辞めたい理由や辞めたいときの対処法を解説します。
客先常駐で働く人の中に

常駐先で馴染めずに辛い。
客先常駐を今すぐ辞めたい…。
辞めるおすすめのタイミングはあるの?
と悩んでいる人も多いはず。
そこでこの記事では、客先常駐を辞めたいと感じる理由や辞めたいときの対処法を紹介します。
この記事を読めば下記内容が分かります。
記事を読んで、客先常駐を辞めたいときの対処法を知り、自分に合った退職法や辞めどきを知りましょう。





客先常駐から社内SEに転職した筆者が紹介。
実際に客先常駐から転職した経験から解説します。
客先常駐を辞めたいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめ。SES企業の求人が排除されているから、確実に客先常駐から転職できおすすめです。
客先常駐を辞めたいよくある理由


この章では、客先常駐を辞めたいと感じる理由を4つ紹介します。
- 常駐先での人間関係が辛い
- 周りの正社員、客先社員に馬鹿にされる
- 現場で放置される
- スキルが身に付かない
客先常駐で働く人は、ぜひ参考にしてみて下さい。



客先常駐を1週間で辞めるのはアリなのか?
についても解説しています。
常駐先での人間関係が辛い
客先常駐を辞めたい理由で最も多いのが、常駐先での人間関係が辛いこと。
常駐先の現場に馴染めず、辛い思いをしている人はたくさんいます。実際に筆者も人見知りで、常駐先で孤立し、馴染めずに辛い経験をしたことがありました。



現場のできあがったコミュニティに馴染めない。
人見知りだから話しかけられない。
いつも独りでご飯を食べている。
客先常駐先の既にできあがったコミュニティに馴染めず、孤立するケースがよく見られます。
常駐先を転々として、信頼できる仲間ができないことは、かなりのストレス。客先常駐を辞めたいと感じるのは、無理はありません。
周りの正社員、客先社員に馬鹿にされる(派遣社員扱い)
周りの正社員、客先社員に馬鹿にされることも、客先常駐を辞めたいと感じる要因です。
客先常駐はクライアントの職場に常駐して、現場の社員の指示で業務をこなすため、派遣の働き方と変わりません。派遣社員と同じような働き方になるため、周りの正社員に馬鹿にされやすいです。
常駐先の社員の中には、派遣や客先常駐をしている、というだけで馬鹿にする人も一定数います。
客先常駐の人は、取引先に常駐している関係上、他の社員に比べて立場が弱いです。パワハラやイジメの対象にもなりやすいので、かなり辛いです。
客先常駐の社員は立場が弱く、馬鹿にされやすいため、辞めたいと感じやすいです。
現場で放置される
現場で放置されることも、客先常駐を辞めたいと感じる要因です。
客先常駐の現場で働くと、現場の社員から無視や放置されやすいです。
実際に筆者もSESで働いていた時に、現場で1ヶ月ほど放置された経験がありました。



誰も仕事を振ってくれない。
質問をしても仕事がないと言われる。
他のエンジニアは楽しそう。
客先常駐の社員は、自社の社員に比べて、単純作業を指示されやすく、そして放置されやすいです。
実務経験を積めない焦りから、将来が不安になるため、客先常駐を辞めたいと感じやすいでしょう。
スキルが身に付かない
スキルが身に付きにくいことも、客先常駐を辞めたいと感じる要因です。
客先常駐で働く人は、自社で働く人に比べて、スキルが身に付きにくいです。客先で教育されなかったり、単純作業ばかりだったり。と様々な理由で、スキルが身に付かないためです。
客先常駐でスキルが身に付かない理由
企業の考え方として、「自社の社員はクリエイティブな業務を、外部の人材は雑務をやるべき」という意識があり、客先常駐社員は雑務を押し付けられやすいです。
客先常駐で働くと、スキルが付かず、成長できないことがほとんど。低年収で人生台無しになることもあるため注意が必要です。
客先常駐の安全な辞め方・退職の流れ


この章では、客先常駐の安全な辞め方・退職の流れを紹介します。
退職を誰に言うべきか?常駐先にはいつ退職を伝えれば良いか?を具体的に解説します。
- 退職の意思を自社の上司に伝える
- 上司と相談し退職日や流れを打ち合わせ
- 転職先を探し始める
- 退職日までに有給休暇を消費する
- 退職手続きを行う
客先常駐を辞めたい人はぜひ参考にしてみて下さい。



SESのプロジェクト途中の退職方法についても解説中。
退職方法を詳しく知りたい方は参考にしてください。
退職の意思を自社の上司に伝える
客先常駐中に退職するときは、自社の上司に退職の旨を伝えて下さい。
退職を伝えるのは、常駐先の上司ではなく、自社の上司です。退職を誰に言うべきか迷っている人もいると思いますが、退職を伝えるのは自社の上司です。
自社の上司に退職を伝える



実家の家業を継ぐことになったため、会社を辞めます。
キャリアアップのために別の企業に転職します。
退職の旨を上司に伝える場合は、「ハッキリ会社を辞める」ことを伝えましょう。曖昧に退職を伝えると、引き止めや退職拒否の原因になります。
そのため、自社の上司に、ハッキリと客先常駐を辞める旨を伝えましょう。
上司と相談し退職日や流れを打ち合わせ
会社を退職することが決まったら、自社の上司と退職までの流れを打ち合わせして下さい。
労働契約書や会社の就業規則、常駐先との契約を考慮しながら、具体的な退職の流れを打ち合わせしましょう。客先常駐での退職は、下記のことを確認しておくと良いでしょう。
しっかり自社の上司に、客先常駐での退職方法について確認しておいて下さい。
具体的な退職日が決まれば、客先の上司に報告し、指示に従って辞める準備を始めていきましょう。
転職先を探し始める
会社を辞めることが決定したら、転職先を探し始めましょう。
会社を退職した後に、転職活動を始めるのは遅いです。転職先が決まらず、路頭に迷う可能性があるため、退職の意思が固まった段階から転職活動を始めて下さい。
客先常駐を辞めたい人におすすめの転職先は下記の通りです。
- 自社開発エンジニア
- 社内SE
- ITコンサル
- 内勤の事務職
上記転職先は、客先常駐がなく、社内でのんびり働けます。客先常駐が辛い人におすすめの転職先と言えるでしょう。
客先常駐を辞めたい人には、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめ。SES企業の求人が排除されているから、確実に客先常駐から転職できるでしょう。
退職日までに有給休暇を消化する
会社を辞めることが決まったら、退職日までに有給を全て消化しましょう。
有給を残したまま会社を辞めるのはもったいないので、有給消化の計画を立てて下さい。自社と常駐先の兼ね合いがあるため、迷惑を掛けないよう両方に相談するのがベターです。
- 常駐先の上司と有給日を話し合う
- 退職を伝える前に、ある程度有給を消化しておく(目安は残り10日前後)
- 退職日までに有給休暇は全て消化する
退職を伝える前に有給が残り過ぎていると、退職までに有給を消化しきれない可能性があります。
有給は10日前後残しておくくらいがちょうど良いでしょう。
退職手続きを行う
客先常駐と自社の退職日が決まったら、随時退職手続きを行いましょう。
客先常駐では、常駐先と自社の両方で退職手続きをする必要があるため、常駐先の手続きも忘れないようにして下さい。
- 常駐先と自社の貸与物の返却(社員証、PCなど)
- 退職書類の提出
- 業務の引き継ぎ
- 後任の育成
主な退職手続きは上記の通りです。会社からの貸与物を返却したり、必要書類を提出したり、できる範囲から退職手続きを進めましょう。
特に業務の引き継ぎは、マニュアルを作成するなどして、しっかりやっておきましょう。極論、業務の引き継ぎができれば、常駐先とトラブルが発生することはないはずです。
客先常駐を辞めるおすすめのタイミング


この章では、客先常駐を辞めるおすすめのタイミングを紹介します。
何年目で辞めるのがベストか?辞めるのは何月がいいのか?を解説します。
- 求人が増える「1月・7月・10月」
- 契約更新のタイミング(切り替わり時期)
- 案件が決まらない・案件待機中のとき
SESや客先常駐の辞めどきを知りたいエンジニアは参考にしてみて下さい。



実際にSESを辞めた経験から
SESを辞めるタイミングを解説します。
求人が増える「1月・7月・10月」
求人が増える「1月・7月・10月」は、客先常駐を辞めたい人におすすめです。
年単位のスケジュールで見ると、「1月・7月・10月」は採用が活発になりやすいです。「1月・7月・10月」前に会社を辞めると、客先常駐を辞めた後の就職先が見つかりやすいでしょう。
「1月・7月・10月の期の切り替わり」「6~7月は夏の賞与受け取り後」は採用が活発化するのでおすすめ。
逆に採用が鈍化する5月・8月・1月は辞めておいた方が良いです。しっかり採用が活発になるタイミングを見て転職すると、退職後に失敗しにくいでしょう。
契約更新のタイミング(切り替わり時期)
客先常駐の辞めどきとして、常駐先の契約更新のタイミングもおすすめです。
客先常駐の現場で働いていると、数ヶ月置きに契約更新を行います。上司や客先社員から契約更新の依頼が来たら、契約更新を断り、そのまま会社を辞める旨を伝えましょう。
- クライアント(常駐先)とのトラブルが少ない。
- 契約更新なしを伝えるついでに、退職も伝えられる。
- 周りのエンジニアに迷惑を掛けない
契約更新は自社の上司と直接話せる大事な機会。契約更新を断った後に、その理由として退職の旨を伝えると、流れで退職を伝えやすいです。
退職を引き止められにくいタイミングなので、確実に辞めたい人におすすめです。
案件が決まらない・案件待機中のとき
案件が決まらない・案件待機中のときも、客先常駐を辞めるタイミングにおすすめです。
案件待機中の退職は、会社から引き止められにくいです。取引先とトラブルになりにくく、周りのエンジニアに迷惑を掛けないため、精神的にも楽に退職できるでしょう。
案件待機中に辞めると、数週間から数ヶ月以内に退職できる可能性が高いです。案件待機中は引継ぎ業務が少なく、退職準備期間短く退職できるでしょう。
客先常駐を辞めたいエンジニアにとっては、案件待機中が辞めどきだと言えますね。
SES(客先常駐)を辞めたいときの対処法


この章では、SES(客先常駐)を辞めたいときの対処法を解説します。
- 上司に常駐先変更を相談する
- 自分に合った転職先を探す
- 社内業務に携われる部署に異動する
自分に合った対処法があれば、ぜひ試してみて下さい。



客先常駐を辞めた実体験から解説します!
上司に常駐先変更を相談する
客先常駐を辞めたい原因が「今の現場」であれば、常駐先を変更するのがおすすめです。
常駐先を変えて、リフレッシュすれば、辞めたい気持ちが鎮まるかも知れません。
案件を抜けたい旨を上司に相談し、退場のタイミングを相談するようにして下さい。



現場で理不尽なパワハラを受けています。
常駐先で無視されていて、業務に支障が出ています。
案件変更させてもらえないでしょうか?
上記のように直属の上司に、常駐先変更の相談をしてみて下さい。
もし上司が理解のある部下思いの人であれば、案件変更を前向きに検討してくれるはずです。常駐先と交渉して、案件を抜けさせてくれるでしょう。
もし現場変更できないのであれば、転職を検討して下さい。「上司に案件変更を相談⇒ダメなら転職を検討」のような流れで、現場変更を検討するのがベターです。
自分に合った転職先を探す
客先常駐を辞めたい人は、自分に合った転職先を探すのも一つの手です。
客先常駐を辞めた後に、再び辞めたい気持ちにならないために、自分に合った転職先を探すようにして下さい。
客先常駐を辞めたい人には、自社で働ける職種がおすすめです。
- ITコンサル
- 自社開発エンジニア
- 社内SE
- ゲーム業界エンジニア
客先常駐からの転職先には、自社で働ける仕事が良いでしょう。
もし自分に合っているものがあれば、転職先に検討してみて下さい。
もっと詳細に、おすすめの転職先を知りたいエンジニアは下記を参考にしてください。
社内業務に携われる部署に異動する
客先常駐を辞めたい人は、社内業務に携われる部署に異動するのもおすすめです。
客先常駐を辞めたい人の中には、転職が怖い、会社を辞めるのは嫌、という人もいるはずです。そんな会社を辞めるのに抵抗がある人は、部署異動も一つの手です。
部署異動で客先常駐から脱出
- SES事業部 ⇒ 人事部
- SES事業部 ⇒ 総務部
- SES事業部 ⇒ 内勤の事務
上記のように、客先常駐から内勤の事務職に部署異動したり、人事部にキャリアチェンジするのもおすすめです。
部署異動をすれば、会社を辞めずに済み、職歴に傷がつくこともありません。
もし部署異動できるのであれば、検討してみるのも良いでしょう。
客先常駐を今すぐに辞めたい場合はどうすべき?


最後に、客先常駐を今すぐに辞めたい場合はどうすべき?について解説します。
筆者のブログによく届く質問「今すぐ辞めたい」という質問に回答します。
- 民法の権利を主張して2週間で辞める
- 弁護士付きの退職代行を利用する
客先常駐を今すぐ辞めたい人は参考にしてみて下さい。
民法の権利を主張して2週間で辞める
どうしても今すぐ客先常駐を辞めたい人は、民法の権利を主張して下さい。
日本の民法では、「雇用は解約の申し入れから2週間で終了する」と明記されています。この権利を利用すれば、最短2週間で会社を辞めることが可能です。
民法 第267条
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
もしどうしても今すぐ客先常駐を辞めたい場合は、この2週間退職の権利を主張しましょう。
会社の規則で「退職は3か月前に伝える」と定められていても、それは効力を持ちません。民法の解約2週間ルールの方が優先されるため、最短2週間で会社を辞められます。
民法で定義されているため、会社には2週間前に退職を伝えればOKです。
弁護士付きの退職代行を利用する
どうしても今すぐ客先常駐を辞めたい時は、弁護士付きの退職代行を利用して下さい。
SES企業をバックレたり、飛ぶと、会社から訴えられることがあります。トラブルや損害賠償になるため、バックレるのは難しいです。
しかし弁護士付きの退職代行を利用すれば、トラブルなく即日退職が可能です。
弁護士付きの退職代行のメリット
- 自社や常駐先企業とやり取りしてくれる
- トラブルや損害賠償を請求されても、法律の観点から守ってくれる
- 即日で今すぐ辞めることが可能
弁護士付きの退職代行を利用すれば、すぐに辞められますし、トラブルが発生しても安心です。
どうしても今すぐやめたい時は、弁護士付きの退職代行を利用して安全に退職して下さい。
おすすめの弁護士付きの退職代行は下記の通りです。トラブルや損害賠償なしで確実に辞められるので、ぜひ利用してみて下さい。
- 弁護士法人ガイア法律事務所
【公式サイト】弁護士法人ガイア法律事務所
弁護士が運営する退職代行サービス!トラブルなく確実に辞めたい方におすすめ! - 退職代行CLEAR(クリア)
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まとめ:客先常駐を辞めたい|感じる理由や対処法


以上で、「客先常駐を辞めたい|感じる理由や対処法」の解説は終了です。
下記この記事のまとめです。
客先常駐を辞めたいと感じる理由は下記の通りです。
- 常駐先での人間関係が辛い
- 周りの正社員、客先社員に馬鹿にされる
- 現場で放置される
- スキルが身に付かない
客先常駐や派遣は、クライアントの職場で働くため、孤立しやすく、人間関係で悩みやすいです。
また現場がコロコロ変わるため、専門的なスキルが身に付きにくいのも辛い所です。
また客先常駐から転職したいエンジニアは、自分に合った転職サイトを使うのが大切です。
自社開発企業に興味あるエンジニアは、下記の自社開発特化の転職サイトを利用してみましょう。
客先常駐を今すぐに辞めたい人には、弁護士付きの退職代行がおすすめです。損害賠償やトラブルに発展しても、問題なく安全に辞められるでしょう。



SESから転職した経験から、
「SESプロジェクトの途中退職」
についても解説しています。
客先常駐を辞めたいエンジニアは、参考にしてみてください。

