この記事では院内SEがやめとけと言われる5つの理由について解説します。
転職を検討しているエンジニアの中に

院内SEの仕事がきついって本当?
やめとけと言われる理由を知りたい。
院内SEに転職する方法を知りたい。
と悩んでいる人も多いはず。
そこでこの記事では、院内SEやめとけの理由や医療系SEのきつい実態などを紹介します。
この記事を読めば下記内容が分かります。
記事を読んで、院内SEやめとけの理由を知り、院内SEに就職するか検討しましょう。





SESから社内SEに転職した筆者が紹介。
実際に社内SEとして働いた経験から解説します。
院内SEに転職したいエンジニアには、社内SE特化の転職サイトがおすすめ。院内SEの求人が多いため、チャンスが豊富で安心です。
- 社内SE転職ナビ
【公式サイト】社内SE転職ナビ
社内SE専門の転職サイト。SEGAやDeNAなどの大手企業の社内SE求人が豊富。※土曜祝日の面談もOK - レバテックキャリア
【公式サイト】レバテックキャリア
20,000件以上のエンジニア求人を掲載中。社内SE求人が豊富にあるから、自分に合った社内SE求人を探せる。 - TechGO(テックゴー)
【公式サイト】TechGO(テックゴー)
事業会社の社内SE求人が豊富!1Day選考で、最短で年収200万円以上アップ可能!
院内SEがやめとけと言われる5つの理由


この章では、院内SEがやめとけと言われる5つの理由を紹介します。
ネット上で院内SEは「やめとけ」「マジできつい」などと書き込まれ、マイナスなイメージがあると思います。
なぜここまで院内SEがやめとけと言われているのか?その理由について解説します。
- 激務の割に年収が低い
- エンジニアとしての将来性がない
- ITスキルが石化しやすい
- 医師と看護師に振り回されきつい
- トラブル時の対応が激務過ぎる
院内SEの実態を知りたいエンジニアは参考にしてみて下さい。



社内SEのおすすめ業界を紹介しています。
合わせて参考にしてみて下さい。
激務の割に年収が低い
院内SEは激務の割に年収が低いため、やめとけと言われています。
院内SEになると夜間勤務や休日出勤などが発生し、激務になりやすいです。しかしその割には、他のIT職種と比べて、年収が低い現状となっています。
院内SEの年収
- 二次救急病院:328万円~
- 100床規模の病院:250~550万円
- 400床規模の病院:450~550万円
- 地方病院:350~450万円
引用:求人ボックスから抜粋
就職する病院の規模によって異なりますが、院内SEの年収は概ね上記の通りとなります。
一般的なシステムエンジニアの平均年収が約577万円、社内SEの平均年収が約580万円。それと比較すると院内SEの年収はかなり低い結果に。
このように年収が100万円以上低いことが、院内SEやめとけと言われる大きな要因です。
エンジニアとしての将来性がない
エンジニアとしての将来性がないことも、院内SEがやめとけと言われる要因です。
エンジニアとして今後のキャリアを考えているのであれば、院内SEはお勧めできません。病院内で働くと、幅広いITスキルを磨けないためです。
従来SEのように、プログラミングや開発スキルなど、IT業界の転職に役立つスキルが身につきません。
院内SEは、専門的なスキルを身に付けられず、ITスペシャリストになれないため、やめとけと言われています。
ITスキルが石化しやすい
システム開発の業務が少なくITスキルが石化しやすいことも、院内SEやめとけと言われる要因です。
院内SEは病院システムの問い合わせやIT系雑務がメイン業務。システム開発の仕事が少なく、専門的なスキルが身につきません。
院内SEはスキルが石化しやすい



IT系の雑用ばかりでスキルが付かない。
同じ言語を使っていてスキルが石化する。
最新のIT技術を使って開発したい。
院内SEは開発系の業務が少ないため、ITスキルが向上しにくいです。
院内SEになるとIT系の雑用が主な業務になりやすく、ITスキルが石化しやすいため、やめとけと言われています。
トラブル時の対応が激務過ぎる
院内SEはトラブル時の対応が激務過ぎるため、やめとけと言われがちです。
院内SEは病院内のシステム全般に関わる仕事です。命に関わるシステムを管理するため、もし何か病院内のシステムにトラブルがあると、休日や深夜でも駆り出されることがあります。
院内SEは激務
- システムトラブルで深夜対応
- 休日出勤・夜間勤務で生活リズムが崩壊
院内SEは従来のエンジニア職と比べて、生活リズムが不規則になりがち。
病院内での業務は命に関わるため、システムトラブルがあると激務になりやすいです。そのため院内SEはやめとけと言われています。
医師と看護師に振り回されきつい
医師と看護師に振り回されるため、院内SEはやめとけと言われがちです。
病院内で働く医師や看護師は、エンジニアと比べてITスキルに乏しいです。パソコンやIT機器を使いこなせない人が多く、それらの人々に振り回されやすいです。



なんでそんなことも理解できないの?
パソコンが壊れちゃったから早く治して。
ITのプロなのに使えないなぁ。
医者はエリートがほとんどで、プライドが高い人が多く、上手く人間関係を築くのが難しいです。
嫌味な事を言われたり、理不尽なことを要求されることもあるため、院内SEはやめとけと言われがちです。
院内SEのきつい業務内容(やめとけ)


この章では、院内SEのきつい業務内容を紹介します。
- 医療システムの運用・保守
- ネットワーク・サーバ管理
- ユーザーサポート(ヘルプデスク)
- 緊急・夜間対応
院内SEの働き方を知りたいエンジニアは参考にしてみて下さい。
医療システムの運用・保守
院内SEは「社内SE+医療システムの専門運用」というポジションで、業務範囲は広いです。
特に電子カルテ・医療機器連携・現場支援が、院内SEの業務の柱となります。
- 電子カルテ(EMR)やオーダリングシステムの管理
→ 患者情報・診療記録・検査・投薬指示などを扱う基幹システム。 - 医療画像管理システム(PACS)や検査システムの運用
→ CT/MRI画像や検査データを各部署で閲覧できるよう管理。 - 会計・レセプト(診療報酬請求)システムの運用
→ 月末月初のレセプト業務では障害が許されないため注意が必要。
病院内で利用するITシステムの導入、保守、メンテナンスが主業務となります。
院内SEには、IT知識だけでなく、医療知識や法令についての知識も必要となります。
ネットワーク・サーバ管理
病院内の全てのネットワーク機器の管理・運用も院内SEの業務となります。
- 院内LAN、Wi-Fi、VPNの管理・設定・障害対応
- サーバ・ストレージの監視、バックアップ、障害復旧
- 医療機器(検査装置、画像診断装置)とのネットワーク連携設定
病院のネットワークが切断されると、命に関わる業務が停止するため、院内SEは責任重大です。
ネットワーク断で命が失われる可能性があるため、精神的にかなりきついです。
ユーザーサポート(ヘルプデスク)
病院内で勤務する医者や看護師、患者さんの中には、IT機器に疎い人もいます。
そのようなITに疎い人に対する、ユーザーサポート(ヘルプデスク)対応も、院内SEの重要な業務です。
- 医師・看護師・事務職員など、多職種からのPC・システムトラブル対応。
- アカウント作成や権限設定の管理。
- 機器操作の説明、マニュアル作成、職員向け研修の実施。
病院内の情シスとして舞い込む、IT系の雑用も結構多いです。
「PC使えない」「パスワード忘れた」など、文句も多く届くので、きついと感じることもしばしばです。
緊急・夜間対応
一方で、システムが止まると医療現場が機能不全になるため、緊急対応能力が非常に求められます。
緊急・夜間対応も、院内SEの重要な責務となります。
- システム障害やネットワークトラブル時の即時対応(オンコール対応含む)。
- 夜間や休日でも救急・入院対応が必要な場合がある。
急なトラブル対応で夜間、休日に出勤することもあり、不規則な勤務になりやすいです。
システムのトラブル対応で、休日出勤することも多いため、院内SEはやめとけと言われています。
院内SEに向いている人・向いていない人の特徴


この章では、院内SEに向いている人・向いていない人の特徴について解説します。
メリット | デメリット |
---|---|
客先常駐や派遣したくない人 女性が多い職場で働きたい人 病院で働くことに興味がある人 社内SEになりたい人 医療従事者として命を救いたい人 | 様々なシステム開発に携わりたい人 プログラミングが好きな人 コミュニケーションが苦手な人 お金を稼ぎたい人 |
それぞれの特徴を紹介するので、自分が向いているのか向いていないのか、を判断する参考材料にして下さい



SESから社内SEに転職した体験談も紹介中。
合わせて参考にしてみて下さい。
向いている人
院内SEに向いている人の特徴は下記の通りです。
- 客先常駐や派遣したくない人
- 女性が多い職場で働きたい人
- 病院で働くことに興味がある人
- 社内SEになりたい人
- 医療従事者として命を救いたい人
院内SEはIT業界でよくある客先常駐がありません。そのため客先常駐が嫌いなエンジニアに特におすすめです。
また女性看護師や男性医師などと出会いやすく、異性との交流が活発なので、異性と出会いたい人にもピッタリでしょう。
向いていない人
院内SEに向いていない人の特徴は下記の通りです。
- 様々なシステム開発に携わりたい人
- プログラミングが好きな人
- コミュニケーションが苦手な人
- お金を稼ぎたい人
院内SEの基本業務はIT系の雑務で、システム開発をする機会が少ないです。そのためプログラミングスキルを高めたいエンジニアにはお勧めできません。
しっかりITスキルを高めて、エンジニアとして成長したい人は、院内SEは辞めた方がいいでしょう。
院内SEのメリットデメリット


この章では、院内SEのメリットデメリットを紹介します。
メリット | デメリット |
---|---|
客先常駐や派遣がない 病院内の決まったメンバと働ける 医療現場で働け、やりがいがある 頼られやすく自己肯定感が上がりやすい 異性が多い | IT系の雑務を押し付けられやすい システム開発できない病院もある 夜勤や休日出勤がきつい システムにトラブルが発生すると激務に 小規模の病院だと潰れるリスクがある 年収が低い |
院内SEの一番のメリットは、医療従事者として、人の命を救う現場で働けること。感謝の言葉をもらいやすく、頼られることも多いため、やりがいがあります。
逆に院内SEの一番のデメリットは、激務の割に平均年収が低いこと。地方病院で年収350~450万円、大規模の病院で450万円~550万円と、一般的なエンジニア職よりも年収が低いです。
自分がどれを許容できるのか?しっかり考え、院内SEに就職するかを判断して下さい。
院内SEに就職する方法|医療系SEの求人の探し方


ここでは院内SEに就職する方法や医療系SEの求人の探し方を紹介します。
- 社内SE特化の転職サイトで求人を探す
- 見落とさないために求人の多い転職サイトを使う
医療系SEの求人は、転職サイトにほとんど掲載されておらず、探すのが難しいです。
医療系SEの求人を見落として、チャンスを逃さないために、医療系SEの求人の探し方を学んでおきましょう。
社内SE特化の転職サイトで求人を探す
院内SEや医療系SEの求人を探すときは、社内SE特化の転職サイトがおすすめです。
社内SE特化の転職サイトは、通常の転職サイトと比べて、社内SEの求人が豊富。院内SEの求人も他の転職サイトよりも多いため、利用すると良いでしょう。
社内SE特化の転職サイトのメリット
- 数ある社内SE求人の中から、自分に合った職場を探せる。
- 社内SE特化だから、SESやSIerなどの求人が排除されている。
社内SE特化の転職サイトは、上記のようなメリットがあります。
院内SEに転職したいエンジニアは、ぜひ利用するようにして下さい。
院内SEに転職したいエンジニアには、社内SE特化の転職サイトがおすすめ。院内SEの求人が多いため、チャンスが豊富で安心です。
見落とさないために求人の多い転職サイトを使う
院内SEや医療系SEの求人を探すときは、求人の多い転職サイトを利用しましょう。
院内SEなどのレアな求人はそもそもの母数が少なく、転職サイトに掲載されていないため、見落としやすいです。自分の知らないうちに、求人の掲載が終了していることもよくあります。
このように院内SEの求人を見落とす、あるい見逃してチャンスを逃さないために、求人の多い転職サイトを利用しましょう。
下記エンジニア求人の多い転職サイトです。院内SEの求人も掲載されているため、見落としが少なくおすすめです。
医療系SEと従来の社内SEはどっちがいいのか?


この章では、医療系SEと従来の社内SEはどっちがいいのか?について解説します。
- 向き不向きは人による
- やりがいをもって働きたい人は院内SE
- エンジニアとして将来キャリアアップしたい方は社内SE
医療系SEと通常の社内SE、どっちがいいか迷っているエンジニアは参考にしてみて下さい。
向き不向きは人による
院内SEと従来の社内SEでは、働き方が全く違うため、どちらが良いか悪いかは、その人の性格によって異なります。
人の役に立ちたいエンジニアには院内SEが良いですし、キャリアを優先したいエンジニアには社内SEがおすすめです。
院内SEと従来の社内SE、どっちがいいかは、その人自身の性格によるため、自分の性格と合う方に転職するのが良いでしょう。
どっちがいいかは人によって違う
- 院内SEは年収が低く、給料を上げたい人には不向き。
- 社内SEは年収は高いが、激務になりやすいので、残業したくない人には不向き。
性格や適性、スキルによって、どっちが向いているかは大きく異なります。
そのためどっちに転職するかは、自分がどちらに向いているかで判断して下さい。人には向き不向きがあるため、自分の適性に応じて、転職先を決めるのが大切です。
やりがいをもって働きたい人は院内SE
やりがいをもって働きたいエンジニアには、院内SEの方がおすすめです。
医療系のSEは、病院や医療機関で働くことになり、常に命と隣り合わせの環境で働くことになります。そのためやりがいをもって働けます。
患者さんからお礼を言われたり、看護師や医師から頼られることも多いため、感謝されることが多いです。
どうしてもIT業界で働いていると、感謝されることが少なく、仕事のモチベーションも上がりません。
医療系SEは、IT企業で働くよりも充実感を持って働けるため、やりがいを求めている人に院内SEが良いでしょう。
エンジニアとして将来キャリアアップしたい方は社内SE
エンジニアとして将来キャリアアップしたい方には、社内SEの方が良いでしょう。
医療系SEとして働くと、システム開発に携わる機会が減り、スキルが衰えやすいです。また病院内の知識は増えますが、IT業界の動向を終えなくなるため、知識の石化も起こりやすいです。
院内SEとして働くと、ITエンジニアとしてのスキルが身に付かないため、キャリアアップが難しくなります。そのためIT業界内でのキャリアを考えているエンジニアには、医療系SEはおすすめできません。
もしあなたが将来的にエンジニアとして活躍したいのであれば、普通の社内SEやシステムエンジニアを目指した方が良いでしょう。
まとめ:院内SEやめとけの5つの理由|院内SEに向いている人の特徴


以上で、院内SEやめとけの5つの理由の解説は終了です。
下記この記事のまとめです。
院内SEがやめとけと言われる理由は下記の通りです。
- 激務の割に年収が低い
- エンジニアとしての将来性がない
- ITスキルが石化しやすい
- 医師と看護師に振り回されきつい
- トラブル時の対応が激務過ぎる
院内SEの仕事は休日出勤や夜勤が多くきついため、体が弱い人にはお勧めできません。また他のIT職種に比べて年収も低いため、お金を稼ぎたい人も辞めておいた方が良いでしょう。
院内SEに転職したい人は、社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SESやSIerの求人が排除されているから、確実に社内SEに転職できるでしょう。



院内SEに転職したい人に
「社内SE転職ナビ」
という転職サイトを紹介しています。
合わせて参考にしてみてください。

