この記事ではSEから大学職員エンジニアに就職する方法を解説します。
IT企業で働くエンジニアの中には
SEから大学職員に転職できるの?
大学のIT部門で働きたい。
大学の情シス求人を探す方法を知りたい。
と悩んでいる人も多いはず。
そこでこの記事では、SEから大学職員エンジニアに就職する方法や大学職員SEに求められるスキルなどを紹介します。
この記事を読めば下記内容が分かります。
この記事を読み、エンジニアから大学職員SEになる方法を知り、大学職員への転職を成功させましょう。
実際に社内SEとして働く筆者が紹介。
社内SEに転職した経験をもとに解説します。
SEから大学職員になりたい方は、社内SE特化の転職サイトがおすすめ。大学エンジニア求人が豊富なので、大学職員になりたい人におすすめです。
ITエンジニアから大学職員SEに就職する方法
この章ではエンジニアから大学職員SEに就職する方法を紹介します。
大学職員SEは一般IT企業とは違い、選考過程がかなり特殊。大学職員に就職する方法が分からないエンジニアも多いでしょう。
そこでここでは、エンジニアから大学職員SEに就職する方法を解説します。
- 転職サイトから求人を探し応募する
- 大学のWEBサイトから中途採用選考に応募する
- 社内SE・情シス特化の転職サイトから探す
SEから大学職員になりたい人は参考にしてみて下さい。
実際にSESから社内SEに転職した筆者が解説。
エンジニアにおすすめの異業種を紹介します。
転職サイトから求人を探し応募する
SEから大学職員になりたい場合は、転職サイトから求人を探しましょう。
ほとんどの大学職員の求人は、「大学のホームページ」と「転職サイト」の両方に掲載されます。
1つ1つの大学のホームページを確認するのは手間なので、「転職サイト」から求人を探すのがおすすめです。
大学職員求人を探すコツ
- 大学職員の求人が出やすい4月~7月を重点的に見る
- 求人数の多い転職サイトを利用する(見落とさないため)
- 複数の転職サイトに登録し、応募漏れがないようにする
大学職員の求人はかなりレアです。そのため求人数の多い転職サイトを利用し、チェック漏れがないようにして下さい。
求人数の少ない転職サイトを利用すると、そもそも掲載されていない場合が多いため、あまりおすすめできません。
SEから大学職員に転職したい人には、求人が多い転職サイトがおすすめ。大学職員SEの求人も掲載されており安心です。
大学のWEBサイトから中途採用選考に応募する
大学の中途採用試験を受けるのも、SEから大学職員になる方法の一つです。
多くの大学では基本的に「大学の公式WEBサイト」に大学職員(ITエンジニア職)の中途採用求人を掲載しています。
下記明治大学のように、大学の公式WEBの採用情報に、随時採用情報が掲載されます。
民間企業が常時中途採用を募集しているのに対して、大学の職員採用募集は4月〜7月に募集が始まるケースがほとんどです。
大学職員になりたいエンジニアは、4月~7月の時期は、大学の採用情報を頻繁にチェックして下さい。
大学職員の中途採用スケジュールを詳しく知りたい方は、下記のリンクを参考にしてみて下さい。
社内SE・情シス特化の転職サイトから探す
SEから大学職員エンジニアになりたい場合は、社内SE・情シス特化の転職サイトもおすすめです。
大学職員の社内SEや情シス求人、IT部門の求人はかなりレア。普通に探しても大学職員求人は見つからないケースが多いです。
そのため大学職員エンジニアに就職する場合は、社内SE・情シス特化の転職サイトから探しましょう
社内SE・情シス特化の転職サイト
- 他の転職サイトにないレアな情シス求人がある。
- 大学の社内SE求人も掲載されている。
- 情報システム部やDX推進部などのIT部門の求人が多い。
社内SEや情シスに特化している転職サイトを利用すれば、大学職員SEになれる可能性がグッと上がります。
大学職員になりたいエンジニアは、是非利用してみて下さい。
SEから大学職員になりたい方は、下記の社内SE特化の転職サイトがおすすめです。無料登録で求人をチェックできるので、大学職員求人を探してみて下さい。
大学職員の中途採用スケジュール
この章では大学職員の中途採用スケジュールを紹介します。
SEから大学職員に就職したい人の中には、選考スケジュールを知り、対策を立てたい人もいるでしょう。
そんな人向けに、大学職員の中途採用スケジュールを解説します。
- 4月~7月:中途採用募集
- 7月~10月:選考
- 11月以降:合否、入職手続き
大学職員への転職で失敗しないために、スケジュールを押さえておきましょう。
公務員になるための具体的なスケジュールを紹介します。
4月~7月:中途採用募集
多くの大学では、4月~7月ごろに、来年度の中途採用枠の募集がスタートされます。
4月~7月になると、大学ホームページの公募情報などに、職員募集の求人が掲載されます。
上記のように、大学の公式ホームページに、中途採用の公募が掲載されます。
この公募情報から、必要な提出物や提出期限などを確認し、応募するようにして下さい。
採用情報を見落とさないためにも、大学の公式Twitterをフォローしておくと良いでしょう。
大学の公募情報をまとめて知りたい方は、転職サイトを利用するのもおすすめです。
7月~10月:選考
大学の求人に応募したら、7月ごろから選考がスタートします。
選考内容は、公立・国立・私立の大学ごとに大きく異なりますが、大体の選考フローは下記の通りです。
1次選考 書類選考
2次選考 面接
3次選考 課題提出
4次選考 最終面接
大学の社内SE採用や情シス採用は、ITに関する適性検査が行われる場合があります。
履歴書の準備と合わせて、SPIの勉強や応用情報・基本情報の勉強をしておきましょう。
大学職員は競争率が高いため、自己研鑽を忘れないようにして下さい。
11月以降:合否、入職手続き
大学職員の選考試験に合格すると、入職手続きが始まります。
合否が届いたあとは、大学からの指示に従い、入職の準備を行ってください。
大学職員の就職の準備物は、主に下記の通りです。
- 資格証明書
- 卒業証明書
- 引っ越し先
- 源泉徴収票
- 国民健康保険被保険者資格証明書
大学職員の入職は、一般の企業に比べて、提出書類が多いです。早い目に準備しておきましょう。
また公立・国立・私立など大学によって異なりますが、合格発表から働き始めるまでは、数ヶ月程かかります。今の会社の退職日には注意して下さい。
大学職員ITエンジニアの働き方
この章では、大学職員ITエンジニアの働き方を紹介します。
大学職員はエンジニアの働き方と大きく異なります。就職して戸惑うことも多いでしょう。
そこでここでは就職後のミスマッチを防ぐために、大学職員エンジニアの働き方を解説します。
- 大学の情報システム部門として、PCやIT機器の管理
- 社内SEとして大学のシステムの導入
- 大学職員として普通に働く
大学職員を目指すエンジニアは、参考にしてみて下さい。
社内SE就職におすすめの業界も紹介しています。
合わせて参考にしてみて下さい。
大学の情報システム部門として、PCやIT機器の管理
大学の情報システム部門に所属し、大学内のPCやIT機器を管理する業務があります。
大学職員エンジニアになれば、大学の情報システム部に配属されることがあります。
その場合は、大学内のIT機器の管理がメイン業務になります。
大学の情報システム部門の仕事
- 大学PCのキッティング作業、IT機器の設定
- 大学内インターネットの設計・運用
- IT系の雑務全般
- 大学システムの問い合わせ対応
大学の情報システム部で働くと、基本的にはIT系の雑務全般を任されます。
PCの基本知識から、システム設計まで、幅広いIT知識が求められます。
プログラミングだけやってきたエンジニアにとっては、キツイ業務になるため注意して下さい。
社内SEとして大学のシステムの導入
大学職員エンジニアになると、システム導入などの社内SE的な仕事に携わることもあります。
大学には多くのシステムが導入されており、大学職員SEはそのシステムの管理を一任されます。
- 大学のホームページ
- 大学職員の出退勤管理システム
- 大学教育システム
など様々なシステムの導入・運用が大学職員エンジニアのメイン業務となります。
一般企業の社内SEのように、複数システムの管理を任されるため、幅広いIT知識が必要になるでしょう。
大学職員として普通に働く
大学SEはエンジニア的な専門業務以外にも、大学職員としての一般業務があります。
オープンキャンパスや受験などのイベントが発生した際は、一般の大学職員と同じように業務に駆り出されます。
大学職員の一般業務
- オープンキャンパスの会場設営・準備
- 受験シーズンの準備・当日の試験官
- 受験生への進路相談
- 学生対応
大学職員エンジニアは、エンジニアの仕事と大学職員の仕事の両方を受け持ちます。
長く働き続けると、大学の情報システム部門から総務部や経理部に異動するケースもあるでしょう。
エンジニアの仕事だけではないことが、大学職員のメリットでもあり、デメリットでもあります。
大学職員SEに求められる経験・スキル
この章では、大学職員SEに求められる経験・スキルを紹介します。
普通のITエンジニアと異なり、大学職員エンジニアは多くのスキルが求められます。
ここでは大学職員に必要なスキルを紹介するので、転職を検討している人は参考にしてみて下さい。
- 深い専門性ではなく、広く浅いIT知識
- ネットワーク設計・構築技術
- コミュニケーション能力・会話スキル
筆者がSESから社内SEに転職した体験談も紹介しています。
合わせて参考にしてみて下さい。
深い専門性ではなく、広く浅いIT知識
大学職員SEは、深い専門性ではなく、広く浅いIT知識が求められます。
大学の情報システム部門に配属されると、たくさんの質問や相談が届きます。
ネットワークが繋がらないんだけど、どうすればいいの?
システムが急に動かなくなったんだけど、どう解決するの?
パスワードを忘れたから教えて。
同僚の大学職員から教授、学生に至るまで、色々な人種から様々な質問をされます。
基本から応用的なことまで、幅広い質問をされるため、浅く広いIT知識が求められます。
そのためSEから大学職員になりたい人は、幅広いIT知識を身に付けるようにしましょう。
ネットワーク設計・構築技術
ネットワークの設計・構築のスキルが、大学職員エンジニアには必要です。
大学エンジニアには、Wifiポイントを設定したり、リピーターを設置したり、大学LANを設置したり、と大学内のネットワークを構築する業務もあります。
生徒や教授から「ネット接続が悪い!」というクレームが鬼のように入るため、ネットワークの知識があれば、かなり重宝します。
SEから大学職員になりたい人は、ネットワーク系の経験を積んでおくと、内定をGETし易いでしょう。
コミュニケーション能力・会話スキル
大学職員エンジニアは普通のエンジニアよりも、コミュニケーション能力が求められます。
大学エンジニアになると、15歳の高校生から、大学生、教授まで、幅広い年代の人々と関わることになります。
一般企業のエンジニアと比べて、幅広い年代、人種、業種の方々と会話することになるため、高いコミュニケーション能力が必要です。
大学職員エンジニアの関わる人々
- 見学に来る高校生
- 大学生
- 大学職員
- 大学教授
大学職員エンジニアは、幅広い職種、年代の人々と関ることになります。
そのため人とのコミュニケーションが苦にならない、人と話すが好きなエンジニアにおすすめです。
逆に人との会話が苦手なエンジニアは、SEから大学職員になるのは辞めた方が良いでしょう。
まとめ:大学の社内SEや情シスへの就職方法【大学IT部門】
以上で、「大学の社内SEや情シスへの就職方法」の解説を終了します。
下記この記事のまとめです。
SEから大学職員エンジニアに転職する方法は下記の通り。
- 転職サイトから求人を探し応募する
- 大学の中途採用選考を受ける
- 社内SE・情シス特化の転職サイトから探す
自分に合った方法があれば試してみて下さい。
SEから大学職員に転職したいエンジニアには、社内SE特化の転職サイトがおすすめです。
大学職員の選考スケジュールは下記の通り。
- 4月~7月:中途採用募集
- 7月~10月:選考
- 11月以降:合否、入職手続き
応募が遅れないように、早い目に転職活動をスタートしましょう。
大学職員を目指すエンジニアには
「社内SE転職ナビ」
が転職サイトにおすすめです。
合わせて参考にしてみて下さい。