この記事では、SESは嘘ばかり?客先常駐で騙された実例を紹介します。
SES企業で働くエンジニアの中に、
SES企業は嘘ばかりって本当?
SESで騙された実例を知りたい。
SESが嘘ばかりの理由を知りたい。
と気になっている方も多いはず。
そこでこの記事では、客先常駐で騙される実例やSESが嘘ばかりの理由を解説します。
この記事を読めば下記内容が分かります。
この記事を読み、SESが嘘ばかりな理由を知り、SESのヤバい実態を知りましょう。
SESで勤務経験のあるエンジニアが紹介。
SESから転職した経験をもとに解説します。
SESを避けたいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめ。SESや派遣企業の求人が排除されているから、確実にSESを脱出できるでしょう。
SESは嘘ばかり。騙された実例を8個紹介
この章では、SESで騙された実例を8個紹介します。
筆者の実体験や後輩エンジニアからのタレコミをもとに解説します。
- 面接で提示された話と違う
- 自社開発があると言われたが派遣しかない
- IT以外の仕事をやらされた
- 経歴詐称をするよう強要された
- 未経験なのに研修が全くなかった
- 高還元SESで還元率を騙された
- 案件選択制SESなのに案件を選べない
- 「テレワーク可能」と言われていたのに、テレワークできない
SESに興味があるエンジニアは参考にしてみて下さい。
SESで3年間働いた経験から解説します。
実体験も交えてご紹介します。
面接で提示された話と違う
面接で提示された話と入社後の実態が違うことが、SESが嘘ばかりと言われる要因です。
転職面接で言われた条件が、入社後に全然違った、というのSESではよくあります。実際に筆者も、入社前に聞いていた年収や勤務場所が全然違った、という経験をしました。
入社前の条件
平均年収:400万円
働き方:自社開発(本社勤務)
残業:月数時間程度
入社後の実態
平均年収:350万円
働き方:一人客先常駐
残業:10時間以上
騙されたと言ってもよいレベルで、話を盛られていました。入社前の条件と入社後の条件に、かなり乖離があったことを覚えています。
SES企業はエンジニアを入社させるために、面接でよく嘘をつくため注意して下さい。
自社開発があると言われたが派遣しかない
自社開発があると言われたが、実際は派遣しかないことも、SESが嘘ばかりと言われる要因です。
「自社開発している」詐欺は、SES界隈ではよくある嘘。実際は全く自社開発をしていないにも関わらず、SEを就職させるために「自社開発をしている」騙すケースが多いです。
「自社開発がある」と面接時に嘘
うちの会社は自社開発やってます!
転職したら自社開発案件に配属しますよ!
悪質なSES企業は、面接や面談時に自社開発をしていると嘘をつきます。そして就職したエンジニアに対して、客先常駐や派遣を要求します。
このように面接時の話と実態が違うのが、SESが嘘ばかりだと言われる要因です。
SESを避けたいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SESや派遣企業の求人が排除されているから、確実にSESを脱出できるでしょう。
IT以外の仕事をやらされた
IT以外の仕事をやらされることも、SESが嘘ばかりと言われる要因です。
SESでは常駐先で働くことが多いですが、その際に、ITとは関係のない現場で働かされることもあります。コールセンターや家電量販店など、エンジニアの仕事とは関係のない現場に派遣されるケースが見られます。
- コールセンター
- 携帯ショップ
- 工場
- 家電量販店
- ヘルプデスク
SESでは、上記のようなITスキルの身に付かない、現場で働かされることがあります。
未経験エンジニアは特に、IT以外の仕事をやらされる可能性があるため、騙されないよう注意して下さい。
経歴詐称をするよう強要された
経歴詐称を強要されることも、SESのよくある嘘の1つです。
SES企業は未経験エンジニアを何とか案件に参画させようと、エンジニアに経歴詐称を強要することがあります。
エンジニアに経歴詐称を強要するSES上司
未経験は経歴詐称しないと、案件が決まらない!
君のような給料泥棒は、嘘をつかないと採用されない。
指示を無視すると解雇するよ?
と経歴詐称を強要されるケースが見られます。
未経験エンジニアは人気がなく、案件に入りにくいです。単価も低いため利益を上げられません。未経験エンジニアは損失になる可能性があるため、SES企業側は何とか案件に入れようと、経歴詐称を強要します。
SES企業に騙されて入社し、嘘をつくよう指示されることもあるため、SESはやめとけ、と言われています。
未経験なのに研修が全くなかった
SESではIT未経験を募集しているにもかかわらず、研修がない会社があります。
実際、「未経験歓迎なのに研修がなかった」と騙されたという声は多いです。また、充実した研修があるといいながら、研修内容が適当な会社もあります。
- ビジネスマナー研修だけ
- 参考書を渡されて自習
- 動画研修だけ
- 研修期間1週間だけ
- 週末と定時後に研修を受けさせる
上記のようなスキルの身に付かない研修をさせるSES企業もあります。実際に筆者が就職したSES企業も「動画学習1ヶ月だけ」の研修でした。
現場についていけず、つらい思いをするエンジニアも多いので、具体的な研修内容は必ず確認するようにしましょう。
高還元SESで還元率を騙された
高還元SES企業の還元率の嘘に騙されるケースもよくあります。
入社前に還元率80%と聞いていたのに、入社後に実際に給料を貰うと、還元率が50%しかなかった。と言うこともあるようです。
高還元SESの還元率の嘘
上記のような還元率の嘘に騙され、転職で年収が下がってしまうケースが見られます。
計算方法の数値を誤魔化すことで、還元率をかさ増しする企業もあるため、高還元SESへの就職は注意して下さい。
案件選択制SESなのに案件を選べない
案件選択制SESなのに案件を選べない、という嘘もSESではよくあります。
昨今のSES業界では、案件選択制SESという、自由に案件を選べるSES企業が流行しています。しかしこの案件選択制SES企業の中には、エンジニアを入社させるためだけに、嘘で「案件選択制SES」を名乗っている企業が一定数います。
「案件選択制SES」と面接時に嘘
うちの企業は案件選択制SES!
自由に案件を選べますよ!
実際に案件選択制SESに入社してみると、エンジニアに案件を選ばせない企業もあります。
エンジニアを入社させるためだけに、案件選択制を謳い、騙してくるSES企業も存在するため注意して下さい。
「テレワーク可能」と言われていたのに、テレワークできない
実際に入社してみるとテレワークできない、というのもSESでよくある嘘です。
エンジニア求人の中には、「フルリモート可能!」「在宅デビュー」と在宅できることをアピールしている求人をよく見かけます。しかし実際に就職してみると、一切テレワークできないことがあります。
「在宅勤務」という甘い言葉で、未経験エンジニアを呼び寄せ、一切テレワークさせないSES企業も存在するため注意して下さい。
SESや客先常駐で騙されたときの対処法
この章では、SESや客先常駐で騙されたときの対処法を紹介します。
- 今すぐ次の転職先を見つける
- 別の部署(人事部や営業部)などに相談する
- 労働基準監督署に相談する
SES企業に騙されて被害を被った、人生を台無しにされた方はどう対応すればよいのか?を参考にしてみて下さい。
今すぐ次の転職先を見つける
SES企業に騙された場合は、今すぐ次の転職先を見つけるようにして下さい。
ハッキリ言って、エンジニアを騙すSES企業はクソです。社員を騙す企業で働き続けると、あなた自身が疲弊するため、早い目に脱出した方が良いでしょう。
嘘をつくSES企業でそのまま働き続けると、いつか経歴詐称を強要される可能性があるため注意して下さい。
もし現在SES企業に騙されて辛い思いをしているエンジニアは、転職先を探して下さい。
SESを辞めたいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SESや派遣企業の求人が排除されているから、確実にSESを脱出できるでしょう。
別の部署(人事部や営業部)などに相談する
SES企業に騙されている場合は、別の部署の人たちに相談するようにして下さい。
人事部や総務部、営業部など、今の所属部署とは違う部署の人たちに相談すると、解決に向けて動いてくれやすいです。特に人事部は、改善に向けて対応してくれやすいため、騙されて辛い場合は人事部に相談するようにして下さい。
もし人事部など別部署の人たちが動いてくれない時は、転職をしたり、労働基準監督所に報告したり、別の対策を考えましょう。
労働基準監督署に相談する
SES企業に騙されている場合は、『労働基準監督署』に相談するのも一つの手です。
労働基準監督署は、企業に勤める労働者が、企業から不当な扱いを受けた場合に相談できる出先機関。厚生労働省が運営する機関です。
労働者は労働条件や安全衛生の確保・改善を、労働基準監督署で無料相談できます。
労働基準監督署は、厚生労働省の第一線機関であり、全国に321署あります。
労働基準監督署の内部組織は、労働基準法などの関係法令に関する各種届出の受付や、相談対応、監督指導を行う「方面」(監督課)、機械や設備の設置に係る届出の審査や、職場の安全や健康の確保に関する技術的な指導を行う「安全衛生課」、仕事に関する負傷などに対する労災保険給付などを行う「労災課」、会計処理などを行う「業務課」から構成されています。
(署の規模などによって構成が異なる場合があります)
引用:厚生労働省『労働基準監督署の役割』
労働監督署への相談は、労働者に与えられた権利です。もしSES企業からに騙されたら、労働基準監督署に助けを求めましょう。
悪質な嘘や詐称行為と認定された場合は、監督署が対応してくれるはずです。
SES企業はなぜ嘘が多いのか?
この章では、SES企業はなぜ嘘が多いのか?を紹介します。
SES企業が嘘をつく理由や嘘をつくメリットなどを解説します。
- エンジニアを大量採用するため
- 経歴詐称で売上アップが見込める
嘘をつくSES企業の闇を知りたいエンジニアは参考にしてみて下さい。
エンジニアを大量採用するため
SES企業が嘘をつく理由として最も多いのが、エンジニアを大量採用するためです。
SES(システムエンジニアリングサービス)は、社員が多ければ多いほど利益が出るビジネスです。エンジニアを採用すればするほど儲かるため、SES企業は嘘をついてでも、採用しようとします。
エンジニアを採用するための嘘
未経験からでもエンジニアとして活躍できます!
年収1000万円以上も目指せます!
自社開発で働けますよ!
SES企業の面接官は、上記のような甘い言葉や嘘で、エンジニアを騙して就職させます。
このようなSESの人売りビジネスが原因で、騙されるエンジニアが多いため注意して下さい。
経歴詐称で売上アップが見込める
経歴詐称で売上アップが見込めるため、SES企業は嘘をつきます。
SESはエンジニアを派遣させ利益を上げる、人売りビジネスです。エンジニアの単価が高ければ高いほど、企業の利益が上がります。
このようなSESのビジネス構造があり、SES企業はエンジニアに経歴詐称を強要します。
SESが経歴詐称をするメリット
- エンジニアの単価アップ
- 案件待機期間の減少
- 売上工場
SES企業側の経歴詐称のメリットは意外と多いです。
一定のリスクはありますが、経歴詐称をすることでそれ以上のリターンがあるため、嘘をつくSES企業が一定数存在するのです。※勿論、経歴詐称をしているSES企業は、全体のほんの一部です。
嘘をつく、面接で騙すSES企業の特徴
最後に、嘘をつく、面接で騙すSES企業の特徴を紹介します。
どんな企業がエンジニアを騙すのか?嘘が多いのか?を解説します。
- 大手ではない中小企業
- 転職難易度が低い企業(面接1回で内定など)
- 設立から日が浅い新興SES
騙すSES企業を回避したいエンジニアは参考にしてみて下さい。
大手ではない中小企業
大手に比べて中小SES企業は、嘘をつく可能性が高いです。
当たり前ですが、大手であればある程、コンプライアンス遵守が徹底されています。大手企業の方が、福利厚生や給料体系、労働環境などがしっかり整備されているでしょう。
このコンプラが重視されている理由としては、大手企業の方が企業イメージやブランドイメージを大切にするためです。
逆に中小企業は、労働環境が整備されておらず、コンプラが守られていない傾向があります。中小企業であれば、嘘をついてバレたとしても、ニュースになりにくく、嘘をつくリスクも小さいです。
大手企業と中小企業はコンプライアンス意識に大きな格差があることは意識しておきましょう。
SESから大手企業に転職したい人には、大手企業特化の転職サイトがおすすめです。中小企業の求人が排除されているから、確実に大手IT企業に転職できるでしょう。
転職難易度が低い企業(面接1回で内定など)
選考のゆるい転職難易度が低い企業は、嘘をつく可能性が高いため注意して下さい。
就職難易度が低い、簡単に就職できる企業は、何かしら裏があります。人手不足だったり、離職率が高かったり、と何らかのヤバい理由が考えられます。
就職が簡単なSES企業は怪しい
- 離職率が高い
- 慢性的な人手不足
- 誰でもできる単純作業
転職難易度が低いSES企業は、ブラック企業の可能性が高いです。
そのため経歴詐称を強要されたり、面接で聞いていた話が違うなど、騙される可能性が高いです。
設立から日が浅い新興SES
設立から日が浅い新興SESも、嘘をつく傾向があります。
新興SESとは、高還元SESや案件選択制SESなど、2020年ごろに出てきたベンチャーSES企業です。このような設立されて日が浅い、新興SESには注意して下さい。
もちろん、全ての新興SES企業が嘘をつく訳ではありません。しかし「高還元SESで年収1000万円!」「案件選択制で自由な働き方を!」など、甘い言葉でエンジニアを募集するSES企業には注意が必要です。
エンジニアが食いつくような甘い言葉を使うSES企業は、入社前に話したことと入社後のギャップが違うことが多々あります。
甘いエンジニア求人は、嘘だと思って、鵜呑みにしないことが大切です。
まとめ:SESは嘘ばかり|客先常駐で騙された実例
以上で、「SESは嘘ばかり|客先常駐で騙された実例」の解説を終了します。
下記この記事のまとめです。
客先常駐で騙された実例は、下記の通りです。
- 面接で提示された話と違う
- 自社開発があると言われたが派遣しかない
- IT以外の仕事をやらされた
- 経歴詐称をするよう強要された
- 未経験なのに研修が全くなかった
- 高還元SESで還元率を騙された
- 案件選択制SESなのに案件を選べない
- 「テレワーク可能」と言われていたのに、テレワークできない
実際に筆者も就職したSES企業に騙された経験があります。
「自社開発できます」「未経験から誰でも成長できます」などの怪しい言葉に騙されないようにして下さい。
SESを辞めたいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめ。SESや派遣企業の求人が排除されているから、確実にSESを脱出できるでしょう。
SESで働いた経験から
「現場を抜けたい時の対処法」
も紹介しています。
SESエンジニアは、参考にしてみて下さい。