この記事では、事務職からITエンジニアに転職する方法を紹介します。
事務職の人の中には

事務からエンジニアに転職したい。
SEに向いている人の特徴を知りたい?
エンジニアへの志望動機を知りたい。
と気になっている人も多いはず。
そこでこの記事では、エンジニア転職の理由やエンジニアへの転職方法を紹介します。
この記事を読めば下記内容が分かります。
この記事を読み、事務職からSEに転職するコツを知り、無事に転職を成功させましょう。





IT未経験からエンジニアに転職した筆者が紹介。
実際に転職した実体験をもとに解説します。
事務職からエンジニアに転職したい方には、未経験エンジニア特化の転職サイトがおすすめです。書類選考に受かりやすくなるため、ぜひ利用してみて下さい。
事務職からITエンジニアに転職するよくある理由


この章では、事務職からITエンジニアに転職するよくある理由を紹介します。
なぜ事務職はエンジニアやプログラマーに転職したいと感じるのか?よくある理由を解説します。
- 専門性を身につけて「手に職」を得たい
- 年収・給与アップを目指したい
- 在宅勤務・リモートワークがしたい
転職理由や志望動機の参考にしてください。
専門性を身につけて「手に職」を得たい
事務からエンジニアに転職する最も多い理由が、「専門性を身につけて手に職を付けたい」という理由。
事務職が抱える多くの悩みとして、「替えがきくスキルばかりで市場価値が低いこと」が挙げられます。事務職はどうしても、スキルが身に付かず、将来性が低いため、不安になりやすいです。
事務職の将来性の低さから、手に職のつくエンジニアへの転職をする傾向にあります。
ITエンジニアであれば、プログラミングやインフラ知識など、明確な技術スキルを習得できますからね。
年収・給与アップを目指したい
年収・給与アップを目指したいのも、事務からエンジニアに転職するよくある理由です。
事務職は昇給が遅く、年収が頭打ちになりやすいです。実際に事務職とエンジニアの平均年収を比較すると、100万円以上の年収差があります。
事務職とエンジニアの年収の比較
- 事務職の平均年収:291万円
- エンジニアの平均年収:460万円
事務職は専門職ではない分、年収が上がりにくく、キャリアアップも難しいです。
結果として転職を検討する人が多く、エンジニアなどの専門職へ転職する傾向にあります。
参考:事務職の平均年収はどのくらい? 年代・種類別の比較や年収アップのコツも紹介
在宅勤務・リモートワークがしたい
リモートワークや在宅勤務がしたいことも、事務からエンジニアに転職する主な理由です。
事務職はエンジニアに比べて、在宅勤務が難しいと言われています。「来客・電話・郵送物対応」など、出社が必要な業務が多いためです。
事務は出社必須の業務が多く、リモートできないため、在宅勤務のしやすいエンジニアへの転職を検討する傾向に。


総務省の調査データを見ると、IT業界のリモートワーク普及率は、全業界中最も高く55.7%です。
事務からエンジニアに転職することで、リモートワークを増やす方も多いです。
事務からエンジニアに転職できるのか?


この章では、事務からエンジニアに転職できるのか?について解説します。
- 事務からでも十分転職可能
- 日本のIT業界は深刻な人手不足
- 筆者が勤めていた会社にはIT未経験が数多くいた
エンジニア転職が不安な人は参考にしてください。



実際にIT企業で働いた経験からお話します!
事務からでも十分転職可能
結論をお話すると、事務からでもITエンジニアに転職可能です。
年齢にもよりますが、35歳以下であれば、未経験からでも転職することが可能でしょう。
事務からエンジニアに転職できる理由は以下の通りです。
事務はエンジニア転職で有利
- 日本全体でエンジニア不足
- 事務職のPCスキルを活かせる
- 情シス・社内SEとの交流経験がある
- 社内調整力・ドキュメント作成力がある
事務職が持つPCスキルやコミュニケーション能力は、エンジニア転職においてかなり有利。
IT業界自体がエンジニア不足の状況も追い風になり、事務職からでも十分転職可能です。
日本のIT業界は深刻な人手不足
IT業界全体でエンジニア不足になっているため、IT未経験でも受かりやすいです。
実際に深刻なITエンジニア不足が、公的機関の調査で明らかとなっています。


上記のグラフは、みずほ情報総研株式会社が調査した『IT 人材需給に関する調査』です。
グラフを見ると「日本のIT人材は2030年に30万人不足する」ことが分かります。日本ではエンジニア不足の現状があるため、どこの企業もエンジニアを欲しています。
IT業界全体がエンジニア不足なため、事務職からでも十分エンジニアに転職可能です。
筆者が勤めていた会社にはIT未経験が数多くいた
筆者はIT企業で働いていますが、未経験からエンジニアになった人が数多く会社にいます。
理系は勿論、文系出身や体育会系まで、幅広い学歴・職歴のエンジニアが在籍していました。
筆者の会社にいた珍しい経歴
- 私立文学部出身
- 元コック
- 元自衛官
文系の方や元コック、自衛官まで幅広い職種の同僚がいました。
そのため事務職からでも十分転職することは可能です。
事務からエンジニアに転職する方法


この章では、事務からエンジニアに転職する方法について解説します。
エンジニアへの転職を成功させるためにどうすればいいのか?内定率を高める方法はあるのか?など具体的なアクションを紹介します。
- エンジニア特化の転職サイトを活用する
- プログラミングスクールの就職斡旋もおすすめ
- 事務⇒IT事務⇒SEのキャリア形成
エンジニアになりたい事務の方は参考にしてください。



エンジニア転職で失敗しないための方法を紹介します。
未経験エンジニア特化の転職サイトを活用する
事務からエンジニアに転職したい方は、未経験エンジニア特化の転職サイトを利用しましょう。
エンジニアは人気の職業なので、就職難易度は高いです。
未経験だと書類選考に受からないケースがあるため、IT未経験に強い転職サイトを利用しましょう。
- 書類選考に通りやすい
- 未経験OKのエンジニア求人が豊富
- 転職サポートを受けられる
未経験OKのエンジニア転職サイトを利用すれば、書類選考に通りやすいです。
成功率をグッと上げられるため、利用するようにして下さい。
事務職からエンジニアに転職したい人には、未経験エンジニア特化の転職サイトがおすすめ。未経験OKの求人が多いため、書類選考に受かりやすいです。
プログラミングスクールの就職斡旋もおすすめ
プログラミングスクールの就職斡旋を利用するのもおすすめです。
プログラミングスクールの中には、事務として働きながら、ITスキルを学べるものもあります。
スクール卒業後に、就職斡旋が利用できるため、エンジニア転職がかなり楽です。
就職斡旋付きのプログラミングスクールは、スキルを身に付けた後に、就職活動もでき、一石二鳥。
コスパ良くエンジニアになれるため、確実に転職を成功させたい人におすすめです。
事務職からエンジニアになりたい人には、下記の就職斡旋つきのプログラミングスクールがおすすめです。就職斡旋つきなので、確実にIT企業に転職できるでしょう。
- DMM WEBCAMP
【公式サイト】DMM WEBCAMP
転職成功率98%!未経験からITスキルを徹底的に磨ける。転職できなければ受講料を全額返金 ※条件あり - テックアカデミー
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事務⇒IT事務⇒SEのキャリア形成
エンジニアを目指したい方は、一IT事務を経験するのも一つの手です。
IT事務は、情報技術(IT)に関するサポート業務と、一般的な事務作業を組み合わせた職種です。事務作業と並行しながら、ITスキルを学べるため、エンジニアを目指す方におすすめです。
IT事務の主な業務内容
- PC・IT機器管理
- システム関連サポート
- ソフトウェア管理
- 一般事務業務
IT事務を経験して、スキルとIT知識を身に付け、エンジニアにキャリアアップするのは王道パターンです。
エンジニアになりたい方は「事務⇒IT事務⇒エンジニア」の黄金キャリアも視野に入れましょう。
IT事務に転職したい方には、IT事務が豊富な転職サイトがおすすめです。興味がある方は公式サイトをチェックして下さい。
- ジムノミカタ
【公式サイト】ジムノミカタ
業界・職種未経験でも応募ができる!男性、女性誰でも利用可能です。 - Backup Carrer
【公式サイト】Backup Carrer
ブラック企業を徹底排除した転職エージェント。キャリア相談や手厚いサポートが充実しており、最短で事務職になれる。 - WORXデジタルウーマン
【公式サイト】WORXデジタルウーマン
事務職の正社員になりたい女性専用の転職エージェント。未経験から様々な業界の事務職になれる!
エンジニアに向いている人向いていない人


この章では、エンジニアに向いている人向いていない人をご紹介します。
向いている人 | 向いていない人 |
---|---|
学習意欲が高い 論理的思考力が高い コミュニケーション能力が高い ITや技術が好き スケジュール調整が得意 | 一人で黙々と作業するのが苦手 知的好奇心が旺盛ではない モノづくりに関心がない 受け身で主体性がない ITに興味がない、嫌い |
エンジニアに向いている人の特徴を知りたい方は参考にしてください。



向き不向きを見て、
エンジニアに転職するか判断して下さい。
向いている人
エンジニアに向いている人の特徴は、下記の通りです。
- 学習意欲が高い
- 論理的思考力が高い
- コミュニケーション能力が高い
- ITや技術が好き
- スケジュール調整が得意
学習意欲の高い、好奇心旺盛な性格の人は、エンジニアに向いています。
エンジニアの扱うIT技術は、進化が早いため、常に勉強しなければなりません。勉強する意欲が求められるため、勉強が好きな人の方が向いています。
逆にITの勉強をしたくない事務職の方は、エンジニアに向いていないでしょう。
向いていない人
エンジニアに向いていない人の特徴は、下記の通りです。
- 一人で黙々と作業するのが苦手
- 知的好奇心が旺盛ではない
- モノづくりに関心がない
- 受け身で主体性がない
- ITに興味がない、嫌い
一人で作業するのが苦手な性格の人は、エンジニアに向いていません。
SEの業務は、プログラミングやテストなど、一人で作業することが多いです。根気強くパソコンの前で考える必要があるため、アグレッシブに働きたい人に向いていません。
ITエンジニアに転職するときの志望動機の例文


この章では、ITエンジニアに転職するときの志望動機の例文を紹介します。
面接や履歴書で使える志望動機を紹介するので、参考にしてください。
例文1:チームでの課題解決を通じてIT職に関心を持った
前職は事務職として働いておりました。その際に、部門横断で進める業務改善プロジェクトに参加。そこで社内のIT担当者と、システム導入の要件定義やテストを行う機会がありました。
その中で、エンジニアの「課題をIT技術で解決していく姿勢」に深く感銘を受け、私もITで価値を提供したいと考えるようになりました。
未経験ではありますが、プロジェクト管理・関係者との調整など、事務職で培ったスキルを活かしつつ、技術を磨いていきたいと考えています。将来的には上流工程にも携わりたいです。
志望動機に体験談を織り交ぜると、説得力が増し、面接官を納得させやすいです。
エンジニア職に興味を持った過去の経験があれば、それを志望動機に反映させると良いでしょう。
例文2:事務職経験を活かして社内SEに興味
事務職として業務に携わる中で、IT部門と連携してシステム導入やマスタ管理、ヘルプデスク対応などに関わる機会がありました。その際に「社内の仕組みをITの力で支える仕事」に興味を持ちました。
特に情シスの方々が社員の業務を支援する姿勢に触れ、私自身も「使う側から支える側」へキャリアチェンジしたいと考えるように。業務上で蓄積したExcel/Access等の知識や、調整・資料作成能力を活かしつつ、ITスキルの習得に励んでまいります。
御社の社内SEとして貢献できるよう、努力を惜しまず成長していきたいと考えております。
事務職業務の中で培ったITスキルなどがあれば、志望動機でアピールするようにして下さい。
アピールできる事務のITスキル
- Excel/Accessの知識
- ドキュメント作成
- 会計ソフト(弥生会計、freeeなど)の操作スキル
- RPA(UiPath、Power Automateなど)の経験
上記のITスキルがあれば、志望動機で積極的にアピールして下さい。
そうすれば書類選考に通過しやすくなります。
IT未経験からエンジニア転職は何歳まで可能なのか?


最後に、IT未経験からエンジニア転職は何歳まで可能なのか?についてお話します。
エンジニア転職の難易度を年代別にまとめました。
- 20代(20~29歳):比較的簡単
- 30代:難しい(戦略が必要)
- 40代以降:かなり厳しい
転職で失敗したくない事務職の方は参考にして下さい。
20代(20~29歳):比較的簡単
20代(20~29歳)でのエンジニア転職は、IT未経験でも簡単です。
20代(20~29歳)の転職可能性
項目 | 内容 |
---|---|
転職可能性 | 非常に高い |
企業の見方 | 「未経験歓迎」「ポテンシャル採用」 の枠で十分に通用 |
特徴 | 実務経験ゼロでも 若さと柔軟性が武器になる |
転職先 | 自社開発 社内SE SES SIer |
実務経験の有無 | 問われない |
20代であれば、未経験でもポテンシャル採用されやすいです。
やり方を工夫すれば、社内SEや自社開発などの人気企業にも転職できるでしょう。
30代(30~39歳):難しい(戦略が必要)
30代(30~39歳)でのエンジニア転職は難しいです。
学歴や職歴が重視され、一定以上のスキルが求められます。
30代(30~39歳)の転職可能性
項目 | 内容 |
---|---|
転職可能性 | 難しい(戦略が必要) |
企業の見方 | 「未経験としてはやや年齢が高め」 「即戦力化のスピードが求められる」 |
特徴 | 未経験でもスキルが必要 |
転職先 | SES SIer |
実務経験の有無 | 問われる |
30代でのエンジニア転職は、難しいですが、転職戦略次第では、十分転職可能です。
ただし年収ダウンは覚悟しておきましょう。
40代以降(40歳~):かなり厳しい
40代以降(40歳~)でのエンジニア転職は、かなり厳しいです。
しかし可能性は0ではありません。
40代以降(40歳~)の転職可能性
項目 | 内容 |
---|---|
転職可能性 | かなり低いが、ゼロではない |
企業の見方 | 「未経験は難しい」 「即戦力でないと厳しい」 |
特徴 | よほど強い理由と実績(独学+案件実績など)が なければ厳しい |
転職先 | SES 中小IT企業 |
実務経験の有無 | 問われる (プログラミングスクールなどでスキルを磨く) |
40代以降の転職は、経験業界であっても難しく、未経験であればさらに難易度は上がります。
事務職からエンジニアに転職したいのであれば、スキルや資格を必ず取り、プログラミングスクールなどでスキルを磨くようにして下さい。
まとめ:事務からエンジニアに転職する方法|おすすめ志望動機


以上で、「事務からエンジニアに転職する方法|おすすめ志望動機」の解説を終了します。
下記この記事のまとめです。
事務からエンジニアに転職するよくある理由は下記の通りです。
- 専門性を身につけて「手に職」を得たい
- 年収・給与アップを目指したい
- 在宅勤務・リモートワークがしたい
事務職はエンジニアに比べて、キャリアパスが狭く、将来性がありません。
事務職のキャリアパスの少なさに危機感を覚えて、エンジニアに転職する人が多いです。
事務からエンジニアに転職したい人は、エンジニア特化の転職サイトがおすすめです。エンジニアの求人が豊富なので、転職しやすくおすすめです。
エンジニアに向いている人と向いていない人の特徴は下記の通りです。
向いている人 | 向いていない人 |
---|---|
学習意欲が高い 論理的思考力が高い コミュニケーション能力が高い ITや技術が好き スケジュール調整が得意 | 一人で黙々と作業するのが苦手 知的好奇心が旺盛ではない モノづくりに関心がない 受け身で主体性がない ITに興味がない、嫌い |



エンジニアをした経験から
「SEから事務職に転職できるのか?」
も解説しています。
エンジニアから事務職に転職したい人は、参考にしてみて下さい

