この記事では、実体験からSES以外の企業に転職する簡単な方法を解説します。
IT業界への就職を検討する人の中に
SESじゃないIT企業を知りたい。
SES以外に転職する方法はある?
SESは何としてでも避けたい
と悩んでいる人も多いはず。
そこでこの記事では、SES以外に転職する方法やSESじゃない求人の見分け方を紹介します。
この記事を読めば下記内容が分かります。
記事を読んで、SES以外に転職する方法を知り、就職を成功させましょう。
SESから社内SEに転職した筆者が紹介。
実際にSES以外に転職した経験から解説します。
SES以外のIT企業に就職したい方には、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめ。SES企業の求人が排除されているから、確実にSESから転職できおすすめです。
SES以外の企業に転職する簡単な方法4選
この章ではSES以外の企業に転職する簡単な方法4選を紹介します。
就職希望者の中には、「SESは絶対に避けたい」「客先常駐なしがいい」という方がいるはず。転職軸が「SES以外のIT企業」の人も多いでしょう。
そんなSESを避けたい人向けに、SES以外の企業に転職する簡単な方法を4つ紹介します
- 社内SE特化の転職サイトを利用する
- 自社開発特化の転職エージェントに相談する
- 口コミサイトなどでリアルな声を聴く
- SES企業の特徴を知り、SESを回避する
SESじゃない企業に就職したい方は参考にしてみて下さい。
SES企業で3年働いた経験から
SESを回避するコツを紹介します。
社内SE特化の転職サイトを利用する
SES以外に転職したい人は、社内SE特化の転職サイトを利用するのがおすすめです。
社内SE特化の転職サイトには、SES企業の求人がなく、社内SE求人しかありません。そのため求人に応募して転職すれば、確実にSESじゃない企業に転職できます。
社内SE特化の転職サイトのメリット
- 社内SE求人しかないから安心
- SES企業の求人が排除されている
- SES以外の企業に就職するコツを教えてくれる
社内SEに特化した転職サイトだから、どの求人に応募しても安心。大手転職サイトのような、SES企業の求人がないから、確実にSES以外に就職できるはずです。
客先常駐なしのIT企業に就職したいのであれば、利用するのがおすすめです。
下記が社内SE特化の転職サイトです。SES企業を避けたい方は、チェックしてみて下さい。
自社開発特化の転職エージェントに相談する
SES以外に転職したいエンジニアには、自社開発特化の転職エージェントもおすすめです。
転職エージェントは、就職希望者ひとりひとりにあった転職先を紹介してくれるサービス。
自社開発に特化した転職エージェントの場合、客先常駐なしの自社開発企業を教えてくれるので超おすすめです。
自社開発特化の転職エージェントのメリット
- 自社開発エンジニアの求人を優先して紹介
- SESじゃないIT企業をコッソリ紹介してくれる
- SESの見分け方を教えてくれる
自社開発特化の転職エージェントなら、SES以外の求人を紹介してくれます。そのため安心して求人に応募できます。
もしSES以外の企業に就職したいのであれば、自社開発特化の転職サイトを利用しない手はないでしょう。
興味がある方は、下記の自社開発エンジニア特化の転職エージェントをチェックしてみてください。
口コミサイトなどでリアルな声を知る
SES以外のIT企業に転職したい場合は、口コミサイトなどでリアルな声を知るのもおすすめです。
SESじゃない企業に就職したい場合は、実際に働いている社員の口コミを見るのが一番確実です。
企業の口コミサイトを見れば、その企業がSESかそうでないか、確実に分かります。
この企業はSESをやっています。
客先常駐で働き、辛くて退職しました。
典型的なSES企業で、働くのが辛い。
口コミサイトを確認し、上記のようなSESを示唆する文言が記載されていれば、確実にSESです。
現役社員や退職した人のリアルな口コミを見れば、一瞬でSES企業を見つけられるでしょう。
そのためSES以外の企業に転職したい方は、就職前に企業口コミサイトをチェックするようにして下さい。
下記にエンジニア向け口コミサイトを掲載しています。SESじゃないIT企業に転職したい方は、ぜひ確認してみて下さい。
SES企業の特徴を知り、SESを回避する
SES企業の特徴を知ることで、SESを回避することも可能です。
IT企業のホームページや転職サイト、求人など、公開されている情報を見れば、SESか否か見分けることが可能です。SESの特徴を知り、避けることで、確実にSES以外の企業に転職できるでしょう。
SES企業の特徴は下記の通りです。
SES企業の特徴
- 「渋谷周辺」「東京近郊」など勤務地が曖昧になっている
- 未経験エンジニアばかり募集している。
- 「プロジェクト先による」「常駐先による」と求人に記載されている
- 社員数とオフィスの広さが釣り合っていない
IT企業のホームページなどを見て、上記の特徴に当てはまっていないかチェックしてみて下さい。
SESを見分けられれば、SESじゃないIT企業に転職できる可能性がグッと上がります。
転職活動の際は意識して、チェックするようにして下さい。
SESじゃないエンジニア求人の特徴
この章では、SESじゃないエンジニア求人の特徴を紹介します。
SES以外の企業に就職したいときは、求人を見極める必要があります。応募するエンジニア求人がSESかどうか。これを判断できれば、SES以外の企業に転職できるでしょう。
そこでここでは、SES企業かどうか見分けるための、SESじゃないエンジニア求人の特徴を紹介します。
- 転職難易度が高い(Webテストがある、面接が3回以上など)
- 具体的な勤務地が記載されている
- IT業界以外の社内SE求人
- 自社開発100%と記載されている
SES以外の企業に転職したい方は参考にしてみて下さい。
SESから社内SEに転職した経験から、
SESじゃない求人の見分け方を解説します。
転職難易度が高い(Webテストがある、面接が3回以上など)
選考回数が多く、転職難易度の高いエンジニア求人は、SESじゃない可能性が高いです。
基本的にSES企業は就職しやすい職業です。SESでは、派遣や客先常駐がメインとなるため、そこまで高いITスキルが求められないからです。
一方でSES以外の、優良なIT企業の場合は、選考が厳しく就職が難しいです。
そのためSESじゃない企業に就職したい方は、なるべく転職難易度が高い求人に就職して下さい。
SES以外の求人は就職するのが難しい
- 面接回数が3回以上
- Webテストや適性検査がある
- 役員面接がある
- 学歴・職歴重視
SES企業は就職するのが簡単で、未経験でも入社できます。そのためSESは面接が1回しかなかったり、適性検査がなかったり、と転職難易度が低いです。
会社の募集要項や求人の選考フローを見て、就職難易度の低そうな企業があれば避けるようにしましょう。ほぼ確実にSES企業ですから。
具体的な勤務地が記載されている
求人に具体的な勤務地が記載されている場合も、SESじゃない可能性が高いです。
一般的にSES企業で働くと、客先常駐や派遣などで、職場がコロコロ変わります。
そのためSES企業の求人には、具体的な勤務地が記載されていないケースが多いです。
SES企業の求人は勤務地が曖昧
- 「渋谷近辺」東京近郊」「関東圏など」のように、勤務地が曖昧。
- 「プロジェクト先によって異なる」と求人に記載されている。
- 勤務地は「クライアント先に従う」「派遣先による」など募集要項に掲載されている。
SES企業の求人では上記のように、勤務地が濁されている場合がほとんどです。
そのためSESじゃないIT企業に就職したい場合は、勤務地が具体的に書かれている求人に応募して下さい。
IT業界以外の社内SE求人
IT業界以外の社内SE求人も、SESではない求人です。
「小売業の社内SE」や「建築業界の社内SE」などのIT業界以外の社内SE求人は、客先常駐なしで働けます。社内の情報システム部やIT事業部門で働けるため、SESのような客先常駐はありません。
IT業界以外の社内SE求人は、下記のようなものが挙げられます。
- 病院のシステムを手掛ける院内SE
- 大学の社内システムを管理する大学SE
- 銀行システムを運用する銀行内SE
上記のようなIT業界以外の社内SE、客先常駐なしで働けおすすめです。
逆にIT企業の社内SE求人は,、客先常駐をやらされる可能性があるので、避けた方が良いです。社内SEとして採用されても、数年後に、客先常駐の現場に配属されるケースがありますからね。
IT業界以外の社内SE求人に転職できれば、SES以外でエンジニアとして働けおすすめです。
自社開発100%と記載されている
自社開発100%と記載されている場合も、SESじゃない可能性が高いです。
自社開発100%の企業は、いわゆる自社開発企業と呼ばれるIT企業。客先常駐や派遣なしの、自社サービスを開発している企業になります。
このような自社開発企業は、客先常駐なしで働けるため、SES以外の企業に転職したい方におすすめです。
転職サイトの求人を確認して、上記のように「自社開発100%」と記載されていれば自社開発企業です。
逆に「自社開発多数」「自社開発多め」など、曖昧な表現の求人は、SESの可能性があるため避けるようにして下さい。
SESじゃないIT企業の見分け方
この章では、SESじゃないIT企業の見分け方を紹介します。
この記事を見ている人の多くは、SES以外の企業に就職したいはず。SESを回避するために、SESの見分け方を知りたい人も多いでしょう。
そこでここでは、SESで3年間働いた経験から、SESじゃないIT企業の見分け方を解説します
- 自社サービス・自社システムがある企業
- 「一般労働者派遣事業」「有料職業紹介事業」をしていないIT企業
- 従業員数とオフィスの広さが一致している
上記の特徴に当てはまる企業は、SESの可能性が低いのでお勧めです。
転職エージェントがSESばかり紹介する件
についても解説しています。
合わせて参考にしてみて下さい。
自社サービス・自社システムがある企業
SESじゃないIT企業に就職したい方は、自社サービス・自社システムがあるか確認してください。
自社システムがないIT企業は、ほぼSES企業です。自社システムがない企業は、SESをして収益を上げている可能性が高いからです。
一方で自社システムのあるIT企業は、自社システムの開発に注力するため、SESがない場合が多いです。
自社システムのある企業はSES率が低い
- SESをするよりも、自社システムを高品質にすれば収益が上がる。
- 自社システムの開発に携わりやすい。
自社システムがあるIT企業は、SES率が低くおすすめです。
SES以外のIT企業に転職したい場合は、会社のホームページを見て、自社サービス・自社システムがあるかどうかチェックしてみて下さい。
「一般労働者派遣事業」「有料職業紹介事業」をしていないIT企業
「一般労働者派遣事業」「有料職業紹介事業」をしていないIT企業は、SESの可能性が低いです。
「一般労働者派遣事業」・「有料職業紹介事業」とは、厚生労働省に認可を得て行う派遣事業のこと。SES企業は間違いなく、この2つの事業申請を行っています。
一般労働者派遣事業:派遣元事業主が自己の雇用する労働者を、派遣先の指揮命令を受けて、この派遣先のために労働に従事させることを業として行うこと
有料職業紹介事業:有料職業紹介事業とは、営利を目的とするか否かにかかわらず、職業紹介に関し手数料又は報酬等の対価を受けて行う職業紹介事業
上記2つに登録されていれば、SES事業をしている可能性が高いです。
そのため会社のホームページや求人に「一般労働者派遣事業」・「有料職業紹介事業」がないかチェックしてみて下さい。
会社のホームページや求人に、上記の2つの事業が記載されていれば、99%SES事業をしています。
そのためSES以外の企業に就職したい場合は、「一般労働者派遣事業」・「有料職業紹介事業」がないIT企業を選んでください。
従業員数とオフィスの広さが一致している
従業員の数とオフィスの広さが一致している場合は、SESをしていない可能性が高いです。
一般的にSES企業は、従業員の数とオフィスの広さが釣り合っていません。
従業員が多いにも関わらず、オフィスはビルのワンフロアだけ。と、不自然なくらい、従業員数と広さが一致しないのがSESの特徴です。
SESは従業員数とオフィスの広さが合っていない
- 従業員数100人以上なのに、オフィスが貸しビルの1室だけ
- 従業員数1000人以上なのに、オフィスは5階建てビル一棟だけ
SES企業は社員を常駐させたり、派遣させるため、従業員の数とオフィスの広さが合っていないです。
そのため従業員数とオフィスの広さを調べれば、SESかどうか判断できます。
SESじゃない企業に就職したい方は、オフィスの広さを重点的にチェックするようにして下さい。
SES以外のIT企業一覧【具体的な会社を紹介】
この章ではSES以外のIT企業一覧を紹介します。
SESじゃない企業に就職したい方の中には、具体的なおすすめ企業を知りたい人も多いはず。
そこでここでは、SESではないおすすめ企業を紹介します。
- 自社サービスを開発している企業
- 元請けとなる大手SIer
- 社内SE・情報システム部を募集するIT業界以外の会社
SES以外の具体的な企業を知りたいエンジニアは参考にしてみて下さい。
SESを辞めてよかった体験談を紹介しています。
合わせて参考にしてみて下さい。
自社サービスを開発している企業
SESじゃないIT企業として、自社サービスを開発している企業が挙げられます。
自社サービス企業は、自社開発に注力しているため、SESがほとんどありません。そのためSESをしたくない人におすすめの企業です。
自社サービス企業の代表例は下記の通りです。
会社名 | 平均年収 |
---|---|
日本オラクル | 1,121万 |
ソニーグループ | 1,085万 |
リクルート | 997万 |
メルカリ | 968万 |
トレンドマイクロ | 941万 |
クックパッド | 791万 |
サイバーエージェント | 771万 |
freee | 716万 |
MIXI | 711万 |
自社サービスがある企業は、自社サービスの展開をメインとしているため、SESをほとんど行っていません。
自分たちでシステムを開発するため、中抜きされることもなく、SESよりも年収が高い傾向にあります。
元請けとなる大手SIer
元請けの大手SIerもSESじゃないIT企業です。
基本的に元請けのような、1次請け企業は、SESが少ないです。そのためSESをしたくない人におすすめの企業です。
平均年収の高い、日本を代表する大手元請けSIerをまとめました。
会社名 | 平均年収 |
---|---|
野村総合研究所(NRI) | 1,232万 |
三菱総合研究所 | 1,111万 |
オービック | 959万 |
日立製作所 | 897万 |
富士通 | 859万 |
NTTデータ | 852万 |
日鉄ソリューションズ | 845万 |
BIPROGY | 828万 |
大塚商会 | 823万 |
大手のIT企業になればなるほど、客先常駐の割合が少なく、自社で働ける可能性が高いです。
客先常駐なしで働きたい場合は、大手の元請けIT企業やSIerなどに就職するようにして下さい。
大手IT企業や元請けIT企業に転職したい方は、下記の大手企業特化の転職サイトがおすすめ。プロジェクトマネージャーや上流工程エンジニアの求人が豊富です。
- MyVision
【公式サイト】MyVision
IT系人材の上流工程転職に強い転職サイト。下流エンジニアから上流エンジニアへの転職に特化しているから安心。
社内SE・情報システム部を募集するIT業界以外の会社
別業界の社内SE求人も、SESじゃない転職先としてお勧めです。
病院内の院内SEや大学職員エンジニアなど、IT業界とは別業界の社内SEは、SESがなくおすすめです。
社内SEを募集している大手企業は下記の通りです。
会社名 | 平均年収 |
---|---|
SEGA | 560万円 |
SECOM | 621万円 |
MITSUBISHI MOTORS | 786万円 |
DMM.com | 513万円 |
YONEX | 522万円 |
亀田製菓 | 533万円 |
製造業界や流通業界など、IT業界とは違う企業のIT事業部や情報システム部で、エンジニアを募集するケースもあります。
そのような求人に応募すれば、社内SEとしてSESなしでのんびり働けるでしょう。
社内SEに転職したい人は、社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SES求人が排除されているから、確実にSESを回避できるでしょう。
- 社内SE転職ナビ
【公式サイト】社内SE転職ナビ
社内SE専門の転職サイト。SEGAやDeNAなどの大手企業の社内SE求人が豊富。※土曜祝日の面談もOK
まとめ:SES以外の企業に転職する簡単な方法
以上で、SES以外の企業に転職する簡単な方法の紹介は終了です。
下記この記事のまとめです。
SES以外の企業に転職する方法は下記の通り。
SES以外に転職する簡単な方法
- 社内SE特化の転職サイトを利用する
- 自社開発特化の転職エージェントに相談する
- 口コミサイトなどでリアルな声を聴く
- SES企業の特徴を知り、SESを回避する
SES以外の企業に転職したい場合は、上記の方法を実践してください。そうすれば客先常駐なしの優良IT企業で、のんびり働けるはずです。
またSESじゃないIT企業に転職したいエンジニアには、社内SE・自社開発に特化した転職サイトがおすすめです。
社内SEに興味ある人は、下記の社内SE特化の転職サイトを利用してみましょう。
自社開発に転職したい人は、下記の自社開発特化の転職サイトを利用してみて下さい。
SESから社内SEに転職した経験から、
「SES脱出する方法」
も紹介しています。
合わせて参考にしてみてください。