この記事では、IT業界から足を洗う人におすすめの転職先5選を紹介します。
IT企業で働くエンジニアの中には
IT業界から足を洗いたい。
IT企業を抜け出す方法はある?
ITスキルを活かせる異業種を知りたい。
と悩んでいる人も多いはず。
そこでこの記事では、IT業界から足を洗う人におすすめの転職先や実際に辞めてよかった体験談を紹介します。
この記事を読めば下記内容が分かります。
この記事を読み、IT業界からの抜け出し方を知り、次の転職先を見つけましょう。
IT企業から別業界の社内SEに転職した筆者が紹介。
IT業界から足を洗った経験から解説します。
IT業界から足を洗いたいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SES求人が排除されているから、確実にSESから転職できるでしょう。
エンジニアがIT業界から足を洗いたいと感じる理由
この章では、IT業界から足を洗いたいと感じる理由を紹介します。
なぜエンジニアを辞めたいと感じるのか?なぜIT業界から脱出したいと感じるのか?その理由をIT業界で働いた実体験から解説します。
- そもそもITに興味がない
- エンジニアに向いていない
- 残業が多く、肉体的に辛い
- 精神を病みやすい(うつ病率全業界No.1)
- SESや客先常駐の働き方
IT業界の辛い部分を知りたい方は参考にしてみて下さい。
SESを辞めたい30代向けに転職先を紹介しています。
合わせて参考にしてみて下さい。
そもそもITに興味がない
そもそもITに興味がないことが、IT業界から足を洗いたい最も多い理由です。
新卒エンジニアに特に多い理由が、このITに興味がないこと。何となくエンジニアになって、働いてみて後悔するケースが結構多いです。
周りとの意識の差に嫌気が差し、IT業界を離れたいと感じやすいです。
ITに興味がなく辛い
ITに興味が無いから勉強が辛い。
でも勉強しないとIT技術の進化についていけない。
周りのSEとの意識の差がしんどい。
ITエンジニアには、学び続ける姿勢が求められます。
IT業界は、IT技術に興味を持って、勉強し続けないと、周りのエンジニアに置いていかれます。興味がないとかなり辛いため、IT業界から抜け出したいと感じてしまいやすいです。
エンジニアに向いていない
エンジニアに向いていないことも、IT業界から足を洗いたいと思う要因です。
筆者が勤めていたIT企業でも、「エンジニアに向いてない」と言って、会社を去る人が何人もいました。ITエンジニアの業務は、向き不向きがハッキリ出るため、向いていないとかなりしんどいです。
エンジニアに向いていない人の特徴
『60%の人間はプログラミングの素質がない』と言われています。
プログラミングに代表されるエンジニアの業務の多くは、才能が必要なため、どれだけ頑張っても成長できません。
エンジニアに向いていない人は、いつまで経っても成長できず、IT業界から足を洗いたいと感じるでしょう。
残業が多く、肉体的に辛い
残業が多く、肉体的に辛いことも、IT業界から足を洗いたいと感じる要因です。
IT企業は基本的に、プロジェクトの納期優先の文化です。顧客の納期が第一優先のため、案件の進捗に遅れが合ったりすると、残業が発生しやすいです。
- 取引先からの無理な納品スケジュール
- プロジェクト終盤のデスマーチ
- エラーが解決できずに毎日残業
IT業界で働くと、システム障害やセキュリティインシデント、頻繁な要件変更などで、頻繁に残業が発生します。激務によって体調を崩したり、うつ病になってしまうエンジニアが一定数います。
残業が多く、肉体的に辛い働き方が、IT業界から足を洗いたいと感じる大きな要因と言えるでしょう。
精神を病みやすい(うつ病率全業界No.1)
精神を病みやすいことも、IT業界から足を洗う要因の一つです。
IT業界はうつ病率が全業界No.1という調査結果が出るくらい、精神疾患になりやすい業界です。実際に厚生労働省の調査結果で、IT業界のうつ病率の高さが明らかとなっています。
情報通信業にて、メンタルヘルス不調により、「退職した労働者」がいた事業所は、全体の11.7%(全17業界中ワースト1位)
引用:厚生労働省「令和3年 労働安全衛生調査(実態調査)結果」
上記のように、厚生労働省の調査で、IT業界はうつ病になりやすいことが分かっています。
IT業界から抜け出す人の中には、激務などによって、辞めてしまう人も多いです。筆者のIT企業にも、うつ病になって辞めたエンジニアが一人いました。
SESや客先常駐の働き方
SESや客先常駐の働き方で心理的負担がかかりやすいことも、IT業界から足を洗う大きな要因です。
IT業界では、取引先に常駐して働く客先常駐が主流です。自社ではなく他社のオフィスで働くため、人間関係の構築が難しく、ストレスを感じやすいです。
特に人見知りやコミュ障のエンジニアは、常駐先で孤立しやすいです。
客先常駐の現場で孤立しやすい
現場がコロコロ変わって、人間関係の構築がしんどい。
周りの社員と馴染めない。
いつも独りでご飯を食べていて辛い。
上記のように常駐先に馴染めないエンジニアも多いです。
実際に筆者も、このIT業界特有の客先常駐が辛くて、IT業界から足を洗いました。今は別業界の社内SEとして、社内でのんびり働いています。
IT業界を抜け出す前に考えること
この章では、IT業界を抜け出す前に考えることを紹介します。
- IT業界を離れた後のキャリア
- 退職の準備・退職日の検討
- 退職のタイミング
転職や退職で失敗しないための方法をご紹介します。
SESからのおすすめ異業種
も紹介しています。
IT業界を離れた後のキャリア
IT業界から足を洗う前に、IT業界を離れた後のキャリアを考えておきましょう。
しっかり今後のキャリアを考えないと、転職先でも同じように辛くなり、辞めてしまいます。結果的に、短期離職をくり返し、悲惨なキャリアを歩むことになります。
会社を転々としないためにも、自分に合った転職先を考えることが大切です。
どんな人生を歩みたいのか?
どんな仕事なら長続きするのか?
何が好きなのか?
をしっかり検討し、今後のキャリアを考えるようにして下さい。そうすれば次の仕事は、長続きするはずです。
短期離職を繰り返さないためにも、
今後のキャリアはしっかり考えておきましょう。
退職の準備・退職日の検討
IT業界から足を洗う前に、退職の準備と退職日の検討をしておきましょう。
今後の生活やキャリアを想定して、いつ会社を辞めるのか?辞めるまで立ち回りはどうか?などを事前に考えておいて下さい。
退職するまでの流れを把握しておくことで、退職で失敗することは少なくなるでしょう。
IT業界の退職手順
- 労働契約書や就業規則などで、退職事由を確認
- 退職届をもって、自社の上司に相談
- 退職が確定したら、常駐先の社員に報告
- 業務の引き継ぎを行う
- 退職書類を準備する
- 有給休暇を消化する
特に退職手続きについては、IT企業ごとにやり方が異なるため、労働契約書や就業規則などで、退職方法を確認しておきましょう。
退職金や有給消化の方法などを就業規則で確認しておくと、損することなく安全に退職できるはずです。
退職のタイミング
IT業界から足を洗う前に、退職のタイミングを考えておきましょう。
転職やキャリアアップは、タイミングを失敗すると、路頭に迷うことがあります。転職先が決まらずに、無職期間が長引くこともあるため、退職するタイミングは考えておきましょう。
おすすめのIT業界退職タイミング
IT業界から足を洗う時期として、上記のタイミングがおすすめです。
個人的には、限界を感じたタイミングで、IT業界から離れることをお勧めします。IT業界はストレスが溜まりやすく、うつ病率が全業界No.1のため、早い目に足を洗う方が良いでしょう。
IT業界から足を洗う人におすすめの転職先
この章では、IT業界から足を洗う人におすすめの転職先を5つ紹介します。
エンジニアのスキルを活かしやすいIT業界以外の職種を紹介します。
- Webエンジニア
- 別業界の社内SE
- ゲーム開発エンジニア
- ITコンサル
- 完全別業界の異業種
IT業界を離れたいエンジニアは参考にして下さい。
Webエンジニア
IT業界から足を洗いたいエンジニアには、Web系のエンジニアがおすすめです。
Webエンジニアは、Webサイト制作やWebデザインなど、HTML系の開発を行うエンジニアです。IT業界に比べて、リモートやフレックス制の導入率が高いのが大きな特徴です。
IT業界とは違い、自由にゆるく働きやすいため、IT業界から離れたい人におすすめです。
- リモートワークや在宅勤務しやすい
- 客先常駐が少ない
- フレックスタイム制でワークライフバランスを確保できる
WeBエンジニアは、IT業界の経験を活かしやすく、年収も下がりやすいです。
エンジニア経験を活かせ、比較的就職しやすいため、IT業界を離れたい人は、ぜひ転職先に検討してみて下さい。
IT業界からWeb業界に転職したい人には、Web業界特化の転職サイトがおすすめ。Web系企業の求人しかないため、確実にIT業界から足を洗えます。
別業界の社内SE
IT業界から足を洗いたいエンジニアの転職先に、別業界の社内SEもおすすめです。
製造業界や金融業界の社内SEなど、社内SEの求人はIT業界以外にも数多くあります。別業界の社内SEに転職できれば、客先常駐やSESから解放されるためおすすめです。
- SESや客先常駐がない
- 転職で年収が上がりやすい
- 課長や部長に出世しやすい
別業界の社内SEに転職すると、情報システム部やIT企画室などで働きます。IT業界の知識をフルに活かせ、社内のDX推進に携われるため、モチベーションを保ちやすいでしょう。
客先常駐や派遣もないためIT業界よりも気楽。ぜひIT業界からの転職先に検討してみて下さい。
IT業界から足を洗いたい人には、社内SE特化の転職サイトがおすすめ。別業界の社内SE求人が豊富なため、確実にIT業界から脱出できるでしょう。
ゲーム業界エンジニア
IT業界から足を洗いたいエンジニアには、ゲーム業界のエンジニアもおすすめです。
ゲーム業界はプログラミング業務やテスト業務など、ITスキルを活かしやすいです。エンジニア経験があれば、年収UPも期待できるでしょう。
IT業界から離れながら、年収UPもできるため、IT業界を離れたいエンジニアにおすすめの転職先です。
- エンジニアの経験を活かせる
- ゲーム好きなら仕事を楽しめる
- 年収UPも狙いやすい
ゲーム業界のエンジニアは、IT業界の経験があれば、就職しやすいです。
PCゲームやスマホゲームが好きなエンジニアは、転職先候補にしてみて下さい。
ゲーム業界に転職したいエンジニアには、ゲーム業界特化の転職サイトがおすすめ。ゲーム業界の求人がしかないから、確実にIT業界から離れられるでしょう。
- Hiraku agent
【公式サイト】Hiraku agent
ゲーム業界に特化したエージェント。面接対策&フィードバックのサービスも無料で受けられる! - エニカン
【公式サイト】エニカン
ゲーム業界特化型の転職サイト。ゲームプランナー、ゲームエンジニア、3Dクリエイターなどの求人が豊富。
ITコンサル
IT業界から足を洗いたいSEには、ITコンサルもおすすめです。
IT企業のエンジニアの中には、下請けばかりで単価が安く、年収が低い現状に悩む人もいるはず。年収を上げたいエンジニアも多いでしょう。
そのような年収が低いエンジニアには、ITコンサルが転職先におすすめです
- 年収1000万円の求人が多い
- エンジニア経験のあるITコンサルは需要が高い
- プログラミングが苦手でも就職可能
エンジニアがITコンサルに転職すれば、システム開発経験のあるコンサルとして差別化ができます。IT経験をフルに活かせ、年収1000万円も狙えるでしょう。
年収をガッツり上げたいエンジニアは、ぜひITコンサルを検討してみて下さい。
エンジニア向けのITコンサル特化の転職サイトを紹介しています。ぜひ参考にしてみて下さい。
- MyVision
【公式サイト】MyVision
IT系人材のコンサル転職に強い転職サイト。エンジニアからコンサルへの転職に特化しているから安心。
完全別業界の異業種
IT業界から足を洗いたい人には、完全別業界の異業種もおすすめです。
もしエンジニア自体が辛いのであれば、異業種への転職が良いでしょう。できない仕事を続けても、出世できず、社内ニートになってしまうだけ。
取り返しのつかない状態になる前に、IT業界から離れて、自分の好きな異業種に転職するのが良いでしょう。
- 自分の好きな事ならモチベーション高く働ける
- 向いていないエンジニア職よりも長続きする
IT業界以外にも多くの業界があるため、自分が好きな業界に転職してみて下さい。
異業種や未経験業界への転職は年収が下がってしまいますが、自分の好きなことであれば楽しく仕事ができるはずです。嫌な仕事で働くよりも、毎日を充実させながら働けるでしょう。
自分の好きな仕事を見つけたいエンジニアには、業界ごとに特化した転職サイトがおすすめ。業界に特化している分、自分に合った求人を見つけやすいです。
- 営業職
【公式サイト】hape Agent
20代、30代向けに営業職に特化した転職サイト。書類通過率90%以上だから転職しやすい。 - アパレル・美容業界
【公式サイト】iDA
iDAはアパレル・コスメ業界に特化した求人サイト。国内最大手のアパレル専門の転職サイトです。 - 広告・Web・マスコミ業界
【公式サイト】マスメディアン
広告・Web・マスコミ職種の中では、最大規模の求人数。広告業界に転職したい人におすすめ。
IT業界から足を洗って良かったこと悪かったこと(体験談)
この章では、IT業界から足を洗って良かったこと悪かったことについてお話します。
筆者は未経験からエンジニアになって、3年間IT業界で働きました。IT業界の働き方に馴染めず、最終的に3年目で別業界に転職しました。
そんなIT業界から離れた経験から、辞めてよかったこと、悪かったことを紹介します。
- IT業界を抜け出してよかったこと
- IT業界を抜け出して悪かったこと
IT業界から足を洗いたい人は参考にしてみて下さい。
SESからの転職でおすすめの異業種を紹介しています。
転職活動中の人は合わせて参考にしてみて下さい。
IT業界を抜け出してよかったこと
IT業界を抜け出してよかったことは下記の通りです。
- IT業界特有のSESや客先常駐から解放された
- 残業が月10時間程度に減った
- 取引先からの無理な納品スケジュールから解放された
- 趣味や家族の時間が増えた
- 学び続ける必要がなく気楽
筆者がIT業界から足を洗って、一番良かったことは、客先常駐から解放されたこと。
筆者は人見知りだったため、職場がコロコロ変わる客先常駐の働き方に馴染めませんでした。今は小売業界で社内SEとして働き、社内でのんびり働けています。
IT業界を抜け出して悪かったこと
IT業界を抜け出して悪かったことは下記の通りです。
- エンジニア経験者として、周りから質問攻めに
- リモートワークの機会が減った
- 別業界の知識を学ぶのが面倒
- 取得したIT資格が無駄になった(資格手当分、給料が減った)
- 再就職までかなり時間が掛かった
iT業界から足を洗って、後悔したことは、今までの努力が無駄になったこと。
今まで取得したIT系の資格(基本情報や応用情報など)の資格手当が全てなくなりました。給料が減ってしまったため、そこはかなり辛かったです。
また、小売業界の社内SEとなったため、リモートワークが難しくなり、テレワークの機会が減ったのが、かなり辛かったです。
筆者はIT業界を辞めてよかった
筆者は3年前にIT業界から足を洗いましたが、今振り返ってみると、本当にIT業界から離れてよかったと感じています。
理由はいくつかありますが、IT業界を辞めてよかった理由を厳選すると、下記の通りになります。
IT業界を辞めてよかった理由
- 客先常駐からの解放
- 趣味や家族の時間が増えた
- 取引先からの無理な納品スケジュールからの解放
転職するまでに3カ月ほど掛かりましたが、いざ転職活動をスタートすると、意外とすぐに、そして簡単に転職できました。想像しているよりも、簡単に書類選考に通り、面接もすんなり合格した記憶があります。※20社位に応募して、内定が5社ほど
IT業界で働いた経験があれば、比較的転職先は見つかりやすいと思います。IT人材は不足しており、ITスキルがあるだけで重宝される時代ですから。
IT業界から足を洗いたいのであれば、まずは転職サイトに登録し、求人を探す所から始めて下さい。求人を探すだけであれば、何のリスクもありません。まずは行動してみることが大切だと思います。
まとめ:IT業界から足を洗う人向けの転職先5選|抜け出したい時に考えておくべきこと
以上で、IT業界から足を洗う人におすすめの転職先5選|抜け出したい時に考えておくべきことの解説を終了します。
下記この記事のまとめです。
エンジニアがIT業界から足を洗いたいと感じる理由は下記の通りです。
- そもそもITに興味がない
- エンジニアに向いていない
- 残業が多く、肉体的に辛い
- 精神を病みやすい(うつ病率全業界No.1)
- SESや客先常駐の働き方
IT業界を離れたいと感じている人は、意外と多いです。IT業界を辞めたいのであれば、転職やキャリアチェンジを検討してみて下さい。
転職先別のおすすめ転職サイトを紹介しています。ぜひ参考にしてみて下さい。
IT業界からWeb業界に転職したいエンジニアは、下記のWeb業界特化の転職サイトを利用してみて下さい。
IT業界から社内SEに転職したいエンジニアは、下記の社内SE特化の転職サイトを利用してみて下さい。
IT業界からゲーム業界に転職したいエンジニアは、下記のゲーム業界特化の転職サイトを利用してみて下さい。
SESを転職した経験から
「40代SEにおすすめの転職先」
も紹介しています。
IT業界を離れたい40代SEは、参考にしてみて下さい。