この記事では、社内SEに転職して後悔した失敗談を紹介します。
社内SEに転職したいエンジニアの中には、

社内SEに転職して後悔するケースはあるの?
社内SE転職での失敗談を知りたい。
おすすめの業界を知りたい。
と気になっている人も多いはず。
そこでこの記事では、社内SEに転職して後悔した失敗談や失敗しないための転職術などを紹介します。
この記事を読めば下記内容が分かります。
この記事を読み、社内SEに転職した失敗談を知り、社内SEへの転職を成功させましょう。





小売業界の社内SEとして働く筆者が解説。
社内SEとして働く実体験をもとに紹介します。
社内SEに転職したいエンジニアには、社内SE特化の転職サイトがおすすめ。SES企業やSIerなどの求人が排除されているから、確実に社内SEに転職できるでしょう。
社内SEに転職して後悔した理由【失敗談】


この章では、社内SEに転職して後悔した理由について解説します。
筆者はSESから小売業界の社内SEに転職しました。実際に社内SEで働いてみて、辛かったことや後悔したことがたくさんあります。
社内SEでの勤務経験から、転職での後悔を紹介したいと思います。
- 業界が合わなかった
- レベルが低いと馬鹿にされる
- 平均年収が下がった
- 職場の雰囲気に合わない。職場を変えられない
- テレワークができない(出社必須)
社内SEへの転職を検討している方は参考にしてください。



実際にSESから社内SEに転職した筆者が解説します。
業界が合わない
筆者が最も後悔したことは、合わない業界の社内SEに転職したことです。
筆者はSESが嫌だったため、小売業界の社内SEに転職しました。しかし実際に小売業界で働くと、理不尽なパワハラやいじめに遭い、転職してかなり後悔しました。
これから社内SEに転職するエンジニアは、業界選びに注意して下さい。
辞めたほうがいいブラックな業界
- 不動産業界
- 医療業界(院内SE)
- 建築業界
- 小売業界
上記のようなブラックな業界の社内SEになると、業界特有のストレスに悩まされます。
社内SEが勝ち組とよく言われますが、勝ち組の業界の社内SEにならないと、真の勝ち組にはなれないでしょう。
レベルが低いと馬鹿にされる
レベルが低いと馬鹿にされたことも、社内SEに転職して後悔したことです。
SESから社内SEに転職して、IT業界で働いている友人のSEに「レベルが低い」と揶揄されました。



社内SEって似非エンジニアだよね(笑)
IT系の雑用をしているだけでしょ?
社内SEは楽そうで羨ましい。
ネット上などでも「レベルが低い」と馬鹿にされているのが社内SEです。
このような社会的な評価が低いことも、社内SEに転職して後悔したことです。
平均年収が下がった
平均年収が下がったことも、社内SEに転職して後悔したことです。
一般的には、社内SEは平均年収が高いと言われています。しかし社内SEの平均年収は、業界の年収に大きく依存するため注意が必要です。
社内SEの平均年収の比較
- SESの平均年収:約350万円
- 社内SEの平均年収:約580万円
- 小売業界の平均年収:411万円
- 筆者(小売業界社内SE)の年収:410万円
金融業界や不動産業界など、平均年収が高い業界だと良いですが、そもそも年収が低い業界だと、社内SEでも年収が下がる危険性があります。
実際に筆者は、小売業界の社内SEに転職して、年収が下がってしまいました。
職場の雰囲気に合わない。職場を変えられない
職場を変えられないことも、社内SEに転職して後悔したことです。
SESエンジニア時代は、案件を変えれば、職場を変えることができました。しかし社内SEは現場を変えられません。
社内SEになると、同じ現場で働き続けなければならないので、かなり後悔しています。



職場を変えられず、嫌いな上司と働き続ける…。
SESの時は職場を変えられたのに…
部署異動の恐怖もある。
一長一短ではありますが、職場を変えられないことは、筆者にとっては辛かったです。
客先常駐や派遣で、職場を変えられたほうが、まだ気持ち穏やかに働けるかもしれません。
テレワークができない(出社必須)
テレワークができないことも、社内SEに転職して後悔したことです。
社内SEになると、就職した業界、企業によっては、テレワークできないこともあります。社内IT部門の中枢を担い、迅速な対応が求められるため、出社が義務付けられているケースも多いです。
実際に筆者の勤める企業でも、出社が義務付けられており、テレワークができません。
SES企業で働いていた時は、週3以上でリモートできていましたが、今ではほぼ出社です。
SESから社内SEに転職して、テレワークできなくなったことが、一番後悔していることになります。
社内SEに転職して後悔しない人、後悔する人の特徴


この章では、社内SEに転職して後悔しない人、後悔する人の特徴を紹介します。
後悔しない人 | 後悔する人 |
---|---|
幅広いIT知識を持っている人 プログラミングが苦手な人 ワークライフバランスを重視する人 人見知りな人 他部門と円滑なコミュニケーションが取れる人 | コミュニケーションが苦手な人 コーディングが好きな人 雑用や単純作業が苦手な人 リモートワークしたい人 残業で年収を上げたい人 |
社内SEへの転職を検討しているエンジニアは、自分がどちらに当てはまるかチェックして下さい。
社内SEで後悔しない人
社内SEに転職して後悔しない人の特徴は下記の通りです。
- 幅広いIT知識を持っている人
- プログラミングが苦手な人
- ワークライフバランスを重視する人
- 人見知りな人
- 他部門と円滑なコミュニケーションが取れる人
人見知りなエンジニアは、社内SEに転職して後悔しない傾向にあります。
社内SEになると、同じ職場で働き続けることになるため、人間関係の流動が少なく楽です。客先常駐や派遣のような、職場がコロコロ変わるのが嫌なエンジニアに、社内SEがおすすめです。
社内SEで後悔する人
社内SEに転職して後悔する人の特徴は下記の通りです。
- コミュニケーションが苦手な人
- コーディングが好きな人
- 雑用や単純作業が苦手な人
- リモートワークしたい人
- 残業で年収を上げたい人
リモートワークしたい人や年収を上げたい人は、社内SEに転職して後悔する可能性が高いです。
社内SEはリモートワークがしにくい仕事のため、IT業界よりもテレワークが難しいことを押さえておきましょう
リモートワークができて週3日。最悪毎日出社することになるため注意が必要です。
社内SEへの転職で後悔しないための対策


この章では、社内SEへの転職で後悔しないための対策を紹介します。
- 自分に合った業界を選ぶ
- 開発もできる社内SEを選ぶ
- 一人情シスの企業を避ける
社内SEへの転職で失敗しないためにも、重要ポイントを押さえておきましょう。
自分に合った業界を選ぶ
社内SEへの転職で後悔しないためには、自分に合った業界を選ぶことが何より大切です。
社内SEの働き方、ワークライフバランスは、所属する業界に大きく依存します。残業やパワハラが多い業界の社内SEになると、激務になりがちなので注意して下さい。
社内SEにおすすめの業界
- 官公庁・公共サービス業界
- 教育・学習支援業
- メーカー・商社
上記の業界は、残業が少なく、ライフワークバランスを保ちやすいためおすすめです。
社内SEに転職する際は、企業選びと、業界選びを意識してください。そうすれば後悔する確率が減るでしょう。
開発もできる社内SEを選ぶ
社内SEへの転職で後悔したくないエンジニアは、開発もできる社内SEを選びましょう。
ヘルプデスク中心の社内SEに転職すると、開発する機会が激減します。IT系の雑用ばかりしていると、開発スキルが衰え、スキルが石化してしまいます。
開発しない社内SEになると、市場価値が下がりますし、何より開発の楽しさから離れることになります。
社内SEに転職し、開発の仕事から離れて、後悔するエンジニアを数多く見ました。プログラミングやコーディングが好きなエンジニアほど、開発できる企業に転職することをおすすめします。
自社開発に転職したいエンジニアには、自社開発特化の転職サイトがおすすめ。自社開発特化だから、開発できる社内SEに転職しやすいです。
一人情シスの企業を避ける
社内SE転職で後悔しないために、一人情シスの企業を避けるようにして下さい。
社内SE求人の中には、情報システム部門配属のものもあります。情シスで働くのであれば、会社の規模やIT部門の人数を確認しましょう。
一人情シスは激務になりやすく、転職して後悔しやすいです。
一人情シスは後悔しやすい
- 頼れる人がおらず孤独
- 残業が多く激務
- 責任が重くなりやすい
一人情シスは責任が重くなりやすいため、絶対にやめとけです。
IT部門に10人以上のエンジニアがいれば、業務が集中することなく安心です。
社内SE転職で後悔しないための会社選びのポイント


この章では、社内SE転職で後悔しないための会社選びのポイントを紹介します。
- 中小企業の情報システム部は避ける
- 自社システムがある求人を選ぶ
- 業務範囲を明確にする
社内SEへの転職で、失敗したくない人は参考にしてください。



IT業界と社内SE、両方の勤務経験から解説します。
中小企業の情報システム部は避ける
社内SE転職で後悔しないためにも、中小企業の情報システム部は避けてください。
配属される情報システム部門の人数が少なければ少ないほど、激務になりやすいです。なるべく楽に働くために、規模の大きい企業に転職しましょう。
- 会社の規模が、従業員1000人以上
- 面接のときに情報システム部門の人数を確認
ワークライフバランスを保って働くためにも、一人情シスは避けるようにして下さい。
自社システムがある求人を選ぶ
社内SE転職で後悔しないためにも、自社システムがある企業を選ぶこともおすすめです。
特にコーディングやプログラミングが好きなエンジニアは、自社システムや自社サービスのある企業に就職してください。自社システムのない社内SEになると、ヘルプデスクやIT雑用をやらされる可能性があるためです。
自社システムのある企業に就職すれば、開発の仕事にも携わりやすいです。
スキルが石化し、エンジニアとしてのレベルを下げないためにも、開発できる社内SEに転職するようにして下さい。
業務範囲を明確にする
社内SE転職で後悔しないためにも、就職する企業の業務範囲は明確にしておきましょう。
社内SEは会社によって、業務内容が大きく異なるため、その企業の社内SEは何をするのか?を明確にしておくのが大切です。
- ヘルプデスク中心:問い合わせ対応、キッティング、アカウント管理
- インフラ中心:ネットワーク、サーバ、クラウド環境の運用・構築
- 社内システム開発中心:自社向け業務システムの開発・改修
- DX推進・IT戦略中心:IT戦略立案、システム導入、業務改善
自分が上記のどの仕事に携わりたいのか?を考えて置けると、入社後のミスマッチが減り、後悔なく働けるでしょう。
社内SEといっても千差万別なので、自分に合った社内SEのキャリア選ぶことが大切です。
社内SEに転職したエンジニアのリアルな声


この章では、社内SEに転職したエンジニアのリアルな声をお話します。
- 社内SEに転職して良かった声
- 社内SEに転職して後悔した声
社内SEになって良かった人と悪かった人の声を聴き、客観的に社内SEのメリットデメリットを判断して下さい。
良かった声
この項では、社内SEに転職してよかった人のリアルな声を紹介します。
納期が緩く、落ち着いて仕事ができる(SIer時代はブラック)
社内SEに転職した人の中には、SIer時代よりも、落ち着いて仕事ができるようになった。という人がいました。
SIer時代はブラックな働き方をしていたようですが、社内SEに転職して、のんびり働けているようです。
システム企画を自分で握れる
社内SEのメリットとして、システム企画を自分で握れることを挙げている人がいました。
SIerやSSESなどは、エンドユーザーが考えた機能を開発しなければなりません。ですが社内SEは自分で考えた設計で開発をできるので良いでしょう。
後悔した声
この項では、社内SEに転職して後悔した人のリアルな声を紹介します。
会社によって業務内容が全然違う
社内SEのデメリットとして、会社によって働き方が全然違うことがあるようです。
ある企業の社内SEはシステム開発をゴリゴリしている。一方で別の企業の社内SEは、スキルのつかないヘルプデスク業務ばかりしている。
と言ったように、会社によって業務内容が大きく違うので注意が必要です。
社内SEは会社ガチャ
社内SEは会社ガチャになりがち。という意見もありました。
確かに社内SEは、所属企業がブラックだと逃げられないため、転職のリスクが高いですね。
まとめ:【失敗談】社内SEに転職して後悔した理由|合わない人の特徴


以上で、「社内SEに転職して後悔した理由|合わない人の特徴」の解説を終了します。
下記この記事のまとめです。
筆者がSESから社内SEに転職して後悔した理由は、下記の通りです。
- 業界が合わなかった
- レベルが低いと馬鹿にされる
- 平均年収が下がった
- 職場の雰囲気に合わない。職場を変えられない
- テレワークができない(出社必須)
社内SEに転職する際は、上記後悔したことを念頭に置いて転職活動を進めて下さい。
社内SEは就職する業界、企業を間違えると、かなりきついですよ。
社内SEに転職したいエンジニアには、社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SES企業やSIerなどのIT企業の求人が排除されているから、確実に社内SEに転職できるでしょう。
自社開発に転職したいエンジニアには、自社開発特化の転職サイトがおすすめです。SES企業やSIerなどのIT企業の求人が排除されているから、確実に自社開発に転職できるでしょう。



エンジニア向けに
「SESと社内SEはどっちがいいのか?」
についても書いています。
転職を検討しているエンジニアは、合わせて参考にしてみて下さい。

