この記事では、SESで内定辞退をする理由・すべきケースについて解説します。
SES企業から内定を貰っている人の中には

SESから内定を貰ったけど断りたい。
内定辞退の方法はある?
と気になっている人も多いはず。
そこでこの記事では、SESで内定辞退する理由や内定辞退の方法を紹介します。
この記事を読めば下記内容が分かります。
この記事を読み、SESの内定辞退の方法を知り、確実に内定を断りましょう。





SESから社内SEに転職した筆者が紹介。
SESで就職&退職した経験から解説します。
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そもそもSESの内定は辞退しても問題ない?


この章では、そもそもSESの内定は辞退しても問題ないのか?について解説します。
民法、法律の観点から、内定辞退がOKなのか。その是非を紹介します。
- 入社の2週間前までに意思表示すれば法的には問題なし
- よくあるSES企業の反応パターン
SES企業を内定辞退したい新卒・転職希望者は参考にしてください。
入社の2週間前までに意思表示すれば法的には問題なし
内定は「始期付きの労働契約(労働契約法第16条)」とみなされますが、入社日の2週間前までであれば、民法627条により自由に辞退可能とされています。
そのためSES企業には、入社の2週間前までに内定辞退をすれば、法的には問題ありません。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
損害賠償や訴訟リスクは、原則ほぼゼロで内定辞退は可能です。
ただし入社直前や当日キャンセルなどの場合、悪質とみなされると「信義則違反」として損害賠償リスクが微小に生じる可能性もあります。注意して下さい。
よくあるSES企業の反応パターン
法律的な観点であれば、内定辞退は問題ありません。
ですが、SES企業によっては、強く叱責したり、糾弾してくるケースもあります。
タイプ | 企業の反応 | 解説 |
---|---|---|
良心的SES企業 | 「ご連絡ありがとうございました。今後のご活躍を〜」 | あっさり終わる。むしろ慣れている。 |
執着型SES企業 | 「なぜ辞退なのか?他社のどこが良かった?」など詰問 | アサイン計画が狂い、焦りや怒りを露わにすることも |
圧迫・脅迫系SES企業 | 「損害が出たらどうするつもりだ」「常識がない」など | 完全にブラック体質。辞退して正解。無視OK |
SES企業は「アサイン計画」に依存しているため、辞退は痛手です。辞退に対して、SES担当者が感情的になることもあります。
もしSES企業側が、脅迫的に接触を続けてくるのであれば、内定辞退代行を使うなどして対応して下さい。
SESの内定を辞退する主な理由


この章では、SESの内定を辞退する主な理由を紹介します。
- 自社開発や社内SEの内定が出た
- 入社前面談で不信感を覚えた
- キャリアの将来性に不安を感じた
SESの内定を断りたい新卒・転職希望者は参考にしてください。
自社開発や社内SEの内定が出た
SESよりも「労働環境・キャリア形成・スキルの成長性」に優れた職種から内定が出た場合、多くの候補者はSESを辞退します。
特に自社開発企業・社内SEなどへの就職は、十分内定辞退の理由となります。
より好待遇のIT企業からの内定
- 自社開発企業・社内SEなどの好条件の職種
- 優良ホワイト企業
- 超大手IT企業
SESよりも好待遇の企業に就職できるのであれば、SESは内定を辞退してもOKです。
SES企業には「将来的なキャリア形成を考慮した結果、そちらでお世話になることを決断しました」とお断りの連絡を入れるとよいです。
SESを避けたい人には、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SES求人が排除されているから、確実にSES以外に就職できるはずです。
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入社前面談で不信感を覚えた
SES企業は、面談の対応や内定までの過程で、「不信感」を与えるケースが少なくありません。
入社前面談で不信感を覚えたというのも、SESの内定辞退のよくある理由です。
- 入社前なのに、常駐先との面談をさせられた
- 面談時に希望条件と異なる案件を紹介された
- 「すぐ現場に出られるか?」ばかりを重視される
一部のSES企業では、会社都合の案件ありきで、内定者を強引に面談するケースもあります。
悪徳なブラックSES企業だと感じたら、内定辞退を申し入れるのが得策だと思います。
キャリアの将来性に不安を感じた
キャリアの将来性に不安を感じたという理由も、SESの内定辞退でよくある理由です。
SESではスキルが身につかない案件(例:テスト工程、運用監視、ヘルプデスク)への長期アサインがよくあります。
- 配属ガチャや案件待機中(=自宅待機)になる可能性
- 常駐先の都合で職場環境が突然変わる
- スキルの棚卸しができず、自分の市場価値が上がらない
SESでは自社開発や社内SEに比べて、スキルが身に付かない場合が多いです。
「3年働いたのに、何も成長していない」といった、キャリアの停滞に繋がることを恐れて辞退するケースがあります。
SES企業の内定を辞退すべきケース


この章では、SES企業の内定を辞退すべきケースを紹介します。
- 提示された給料が求人と違う(求人に嘘がある)
- 入社前からクライアントと面談をさせられる
- 案件が決まってから入社
SESの内定を辞退するか悩んでいる、新卒・未経験エンジニアは参考にしてください。
提示された給料が求人と違う(求人に嘘がある)
内定後に提示される各種条件が求人と違うSES企業は、内定辞退した方が良いです。
SESでは求人の条件と、内定後の条件が違うことが多いです。内定後に貰う内定通知書、労働条件通知書、内定承諾書を見て、求人と差異がないかチェックして下さい。
- 労働条件通知書の給料面が求人と違う
- 面接で言われた入社時の階級が違う
- 求人では自社開発と記載されていたのに、客先常駐案件を相談される
特に労働条件通知書はしっかり確認し、年収・労働条件・役職など、自身の望む条件になっているか確認してください。
求人の嘘に騙されて、入社後に後悔するケースもよくあるため、しっかりチェックしておきましょう。
入社前からクライアントと面談をさせられる
入社前からクライアントと面談させられるSES企業は、内定辞退した方が良いです。
SES企業では、案件配属のために、入社前に常駐先と面談をさせられるケースがあります。そのような入社前面談をするSESは、避けた方が良いでしょう。



なぜか入社前なのに、取引先と面談させられた。
入社前の面談は違法じゃないの?
怪しいな…。
入社前面談をするSES企業は、ブラックの可能性が高いです。心置きなく、内定辞退をした方が良いでしょう。
案件が決まってから入社
SES企業の中には、内定が決まった後に、案件が決まるまで、入社させてらもえない企業もあります。
案件が決まるまで待機させられ、給料も発生しない、というヤバいケースがあります。
このような案件が決まってから入社になるSES企業は、ブラックの可能性が高いです。エンジニアを蔑ろにするヤバいSES企業のため、内定を辞退した方が良いでしょう。
SES・IT企業の内定辞退の方法【メール・電話・代行サービス】


この章では、SES・IT企業の内定辞退の方法を紹介します。
今回はメールと電話、代行サービスの3種類の方法での内定辞退の方法を解説します。
- メールで伝える場合
- 電話で伝える場合
- 代行サービスを使う場合
内定辞退の方法を知りたいエンジニアは参考にしてください。
メールで伝える場合
SES企業の内定辞退をメールで伝えるのは、法律上問題ありません。電話よりもメールの方が、採用担当者の手間を煩わせないめ、メールが一番おすすめです。
下記、内定辞退する際のメールの例文となります。
内定辞退メールテンプレート(SES向け)
件名:内定辞退のご連絡(氏名)
○○株式会社 採用ご担当者様
お世話になっております。◯◯(あなたの氏名)と申します。
この度は、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
熟慮の末、誠に恐縮ながら貴社からの内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。
将来のキャリアについて慎重に検討した結果、自身の志向や今後の方向性を踏まえた判断でございます。
ご多忙の中、面接やご対応を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。
貴社のますますのご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
略儀ながら、メールにて内定辞退のご連絡をさせていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
内定辞退の理由は「抽象的」「前向き」でOKです。「他社に決まった」と書く必要はありません。
メールをした後に、採用担当者から電話が掛かってくることがあるので、その電話にはきちんと出るようにして下さい。
電話で伝える場合
SES企業に誠意を見せたい場合は、電話で伝えるのがおすすめです。
下記、内定辞退する際の電話の例文となります。
電話での話し方テンプレ(例)
お世話になっております。内定のご連絡をいただいております、◯◯と申します。
本日は、誠に恐縮ではございますが、
内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。
自分なりに熟慮を重ねた結果、他の選択肢と照らし合わせ、
将来のキャリアを考慮しての判断でございます。
ご多忙の中、選考にお時間をいただき、誠にありがとうございました。
本当に感謝しております。
電話で伝える場合は、平日の10:00〜11:30 or 14:00〜17:00の担当者が対応しやすい時間帯に連絡してください。
誠実・丁寧・簡潔を意識し、一方的に伝えるのではなく、相手と対話する意識で臨むようすると良いでしょう。
代行サービスを使う場合
電話やメールで伝えるのが難しい場合は、内定辞退の代行サービスを利用するのも一つの手です。
内定辞退代行を利用すれば、SES企業に連絡を取らずに、代行業者が勝手に内定を辞退してくれます。1件5千円~1万円程度で、内定を辞退できるため、かなりお手軽なサービスとなっています。
内定辞退代行を使うタイミング
- 内定先が内定辞退を認めてくれない
- 内定先と連絡が取れない
- 一身上の都合で、メール電話ができない
上記のように内定辞退ができない場合は、代行サービスを利用するようにして下さい
下記おすすめの内定辞退サービスを紹介しています。参考にしてください。
SESの内定にお断りするベストなタイミングとは?


この章では、SESの内定にお断りするベストなタイミングとは?を紹介します。
- 別とタイミングは承諾前と後で違う
- ベストは内定承諾前のお断り
- 内定承諾「後」に辞退する場合
- 最終期限は「入社2週間前まで」
SESの内定を辞退したい新卒・転職希望者は参考にしてください。
別とタイミングは承諾前と後で違う
内定の辞退は、承諾前と承諾後で、対応が大きく異なります。
状況 | 法的リスク | 企業側の印象 | 推奨対応 |
---|---|---|---|
✅ 内定承諾「前」 | リスクなし | まだ候補者なので傷は浅い | 早めに辞退連絡(メール・電話)を |
⚠️ 内定承諾「後」 | 基本リスクなしだが誠実対応必須 | 計画に支障が出るため印象悪化の可能性 | 電話+メールで丁寧に辞退理由を伝える |
承諾前の辞退は、まだ候補者の段階で、SES企業側に影響はほとんどありません。そのためメールなどで辞退連絡をすればOKです。
しかし内定承諾後の辞退は、SES企業側の計画に支障が出るため、誠実な対応が求められます。
ベストは承諾前のお断り
内定通知を受け取った段階では、「内定承諾書」や「雇用契約書」にサインしていません。
法律上も契約は成立しておらず、内定辞退はいつでも大丈夫です。
内定承諾前であれば、SES企業側のダメージも最小で、あなた自身の印象も下がりません。
選考に影響がないため、気にせず内定辞退を申し出ましょう。
承諾「後」に辞退する場合
内定を承諾していた場合でも、「労働契約開始の2週間前まで」であれば法的には問題なしです。※民法627条:「雇用契約は、申し出から2週間で解約できる」
正しSES企業のアサイン計画に支障を与えるため、強引に引き止められることもあります。
内定承諾後の辞退のリスク
- 「誠意がない」「ビジネスマナーに反する」と見られる
- 転職エージェント経由で応募した場合、エージェントからの信頼が下がる
SES企業側に、迷惑を掛ける可能性が高いため、辞退を伝える際は、最大限の誠意を見せるようにして下さい。
電話+メールで丁寧に説明し、必要があれば、直接謝罪に向かうようにして下さい。
どうしても直接謝るのが難しい時は、内定辞退代行サービスを利用すると良いでしょう。
最終期限は「入社2週間前まで」
内定辞退の最終期限は、SES企業入社の2週間前までです。
とはいえ、辞退が決まったタイミングで、なるべく早く伝えるようにして下さい。遅くなればなるほど、トラブルのリスクが高まるためです。
- 法的な期限:入社日の2週間前までに辞退すればOK(民法上)
- モラル的な期限:内定から1週間以内の判断が理想(ビジネスマナー)
SES内定辞退に関するよくある質問(Q&A)


この章では、SES内定辞退に関するよくある質問(Q&A)を紹介します。
- SES以外に就職する方法はありますか?
- 内定辞退が多いのは何月ですか?
SESでの残業の断り方を知りたいエンジニアは参考にしてください。
SES以外に就職する方法はありますか?
- SES以外に就職する方法はありますか?
-
自社開発や社内SE特化の転職サイトを利用すれば、SES以外に就職できます。
転職のやり方を工夫すれば、新卒・未経験からでも十分、SES以外に就職可能です。
自社開発や社内SEに特化した転職サイトを利用すれば、SES以外の求人も見つかりやすいのでおすすめです。
多いのは何月ですか?
- 内定辞退が多いのは何月ですか?
-
内定辞退は、一般的に6月から9月にかけて最も多く発生します。
内定辞退は、就職活動が本格化する6月から9月にかけて、多く発生します。
特に、6月は就職活動が本格化し、学生が初めて内定を獲得する時期であり、より志望度の高い企業からの内定を期待して辞退するケースが増えます。
また、9月は内定式前後に、他の企業からの内定や自身のキャリアプランを再評価する学生が多く、辞退が増加する傾向にあります。
まとめ:SESで内定辞退をすべきケース|断り方(メール・電話例)


以上で、「SESで内定辞退をすべきケース|断り方(メール・電話例)」を終了します。
下記この記事のまとめです。
SESで内定を辞退した方が良いケースは下記の通りです。
- 提示された給料が求人と違う(求人に嘘がある)
- 入社前からクライアントと面談をさせられる
- 案件が決まってから入社
特に入社前にクライアント面談をするSES企業は、ブラックの可能性が高いため、避けた方が良いでしょう。
内定辞退を伝える、メール・電話の例は、下記を参考にしてください。
内定辞退を直接伝えにくい人には、内定代行サービスがおすすめです。連絡なしで確実に内定辞退できるためおすすめです。
SES企業を避けたい新卒・転職希望者には、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SES企業の求人が排除されているため、確実にSESを避けられるでしょう。



SES企業で客先常駐をした経験から
「SESで案件が決まらない時は辛い」
という話も書いています。
SESに興味があるエンジニアは、合わせて参考にしてみて下さい。



