この記事では、炎上プロジェクトあるある10選を紹介します。
IT業界で働くエンジニアの中には、
エンジニアプロジェクトが炎上していて辛い。
炎上プロジェクトあるあるはあるの?
と悩んでいる人も多いはず。
そこでこの記事では、炎上プロジェクトのあるあるを10個紹介します。
この記事を読めば、下記内容が分かります。



SESで炎上プロジェクトを経験した筆者が
自身の経験をもとに解説します
炎上プロジェクトから逃げたいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SESやSIerの求人が排除されているため、プロジェクトのないIT職に転職できます。
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炎上プロジェクトあるある10選


この章では、炎上プロジェクトあるある10選について解説します。
炎上プロジェクトあるあるを知りたいエンジニアは参考にしてください。
スケジュールが最初から無理ゲー
炎上プロジェクトの定番あるあるが「計画段階で破綻しているスケジュール」です。
営業やPMが「この納期で受注できれば売上になる」と安易に決めてしまい、そもそもの前提が破綻しているケースがよく見られます。
- 要件定義が終わっていないのに開発スタート
- テスト期間が数日しかない
- 休日出勤・残業が前提になっている
炎上プロジェクトでは、営業が無茶なスケジュールを組むことがほとんどです。
営業や上層部の甘い見積もりが、炎上プロジェクトの火種となっています。


仕様変更が止まらない
クライアントからの仕様変更が止まらないことも、炎上プロジェクトではあるあるです。
「簡単にできるでしょ?」と無茶を言う、ハズレクライアントが顧客になると、炎上確率はグッと高まります。
発注元からの無茶な要求



先週言った案の方が良いかも。
やっぱりこっちの画面デザインにして。
簡単にできるでしょ?
顧客からの追加要望や仕様変更に対して、プロジェクトマネージャが納期を調整できないと、エンジニアが尻ぬぐいすることになります。
頻繁な要件変更の負担が、開発エンジニアに集中してしまうのも、炎上プロジェクトではあるあるです。
なぜか新人が戦力として加入(使えない)
炎上プロジェクトでは、なぜか新人が一人前のエンジニアとして、工数見積もりされています。
新人エンジニアが戦力としてカウントされているため、スケジュールがひっ迫し、炎上します。
- 新人を戦力としてカウント
- 新人の教育で、周りの生産性が悪化
- 新人がミスを連発し、仕事が増える
筆者が経験した炎上プロジェクトでは、忙しいところに新人が加入し、現場が混乱したことがありました。
なぜか新人が戦力として扱われることも、炎上プロジェクトではあるあるです。
新人が退職代行で逃げる
新人エンジニアは、炎上耐性がないため、炎上プロジェクトから逃げがちです。
退職代行が流行りだした2024年頃からは、特に新人が退職代行で逃げるようになりました。
- 新人が炎上プロジェクトに加入
- 教育や業務引継ぎで無駄な仕事が増える
- 1ヶ月後に新人が退職代行
- 無駄な仕事が増えただけだった
新人の退職によって、火に油が注がれ、炎上が加速することも、あるあると言えます。
炎上プロジェクトを抜けたいエンジニアには、弁護士付きの退職代行がおすすめです。弁護士がバックにいるため、トラブルや損害賠償を請求されても安心です。
プロジェクトリーダーも失踪する
炎上が加速すると、中心メンバーのプロジェクトリーダーも失踪しがちです。
プロジェクトリーダーやマネージャーは、炎上すると、責任の追及に追われます。「なぜプロジェクトが炎上したのか?」と責任追及された結果、限界に達し、リーダーが失踪するケースが多いです。
プロジェクトリーダー失踪までの流れ
プロジェクト炎上 ⇒ リーダーへの責任追及 ⇒ リーダーの精神崩壊 ⇒ 失踪
リーダーが失踪すると、仕様があやふやなり、ますますプロジェクトは炎上の一途をたどります。
責任の押し付けあいが日常茶飯事
炎上プロジェクトでは、問題が発生した時に「誰が責任を持つのか不明確」になりがちです。
タスク分担や決裁権が曖昧なまま議論が進むため、トラブル時に責任の押しつけあいが発生します。
- 「それはAチームの管轄じゃ?」と責任転嫁
- ミーティングが責任の押し付け合いに終始
- PMがいない・形だけ存在する
炎上プロジェクトでは、権限と役割が明文化されていないケースがほとんどです。
意思決定の責任者が存在しないため、いつまでも仕様が確定せず、それが炎上のタネとなります。
栄養ドリンクで水分補給
深夜残業や休日出勤が増え、デスマーチに突入すると、栄養ドリンクが必須となります。
筆者が炎上プロジェクトを経験した時は、天然水に代わり、MONSTERを水分補給の主としていました。
炎上プロジェクト時に飲みがちな栄養ドリンク
- レッドブル
- MONSTER
- リポビタンD
- アリナミン7
深夜残業が増え、必然、栄養ドリンクの摂取量が増えます。
炎上プロジェクトのエンジニアは、栄養ドリンクに依存する、カフェイン中毒者ばかりでした。
転職した元同僚が生き生きしている
脱出した元同僚が生き生きとして見えるのも、炎上プロジェクトあるあるです。
元同僚の楽しそうな会話



炎上プロジェクトから解放されてよかった。
今はのんびり社内SEとして働けてる。
すんなり転職先が見つかったよ。
元同僚の楽しそうな言葉に心が揺れ、「退職」「転職」の2文字がよぎることは、しばしばあります。
炎上プロジェクトから脱出した同僚の言葉は、激務中のエンジニアには、身に染みるものがあります。
退職者に憧れ、自分も転職する
炎上プロジェクトを退職した同僚が、楽しそうにしているのを見て、転職したくなるのもあるあるです。
炎上プロジェクトからの脱出を検討



元同僚が楽しそうだから、自分も転職しようかな?
炎上プロジェクトは疲れるだけだし。
元同僚とご飯に行き、転職後の話を聞くと、特に転職への思いが強くなります。
実際に筆者も転職した同僚の話を聞いて、転職を決意しました。最終的には、SES企業から社内SEに転職した過去があります。
炎上プロジェクトから脱出したいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SESやSIerの求人が排除されているため、プロジェクトのないIT職に転職できます。
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徹夜・深夜残業によるデスマーチ(死の行軍)
IT業界では、炎上プロジェクトのことを、別名デスマーチ(死の行軍)と呼びます。
完成が見通せず、徹夜や休日出勤が続いても終わらない、まさに絶望的な開発プロジェクトの状態を比喩的に表現した言葉です。
デスマーチ中は、徹夜・深夜残業・休日出勤が当たり前になり、ワークライフバランスが崩壊します。
激務により、精神的に追い詰められ、うつ病になるエンジニアも数多くいます。
炎上プロジェクトが発生する原因・要因


この章では、炎上プロジェクトが発生する原因・要因を解説します。
- メンバー間のコミュニケーション不足
- 計画段階の見積もりミス・要件定義の甘さ
- 退職者・退場者が続出
- PM(プロジェクトマネージャー)が無能
炎上プロジェクトの実態を知りたいエンジニアは参考にしてください。
メンバー間のコミュニケーション不足
プロジェクト炎上の裏には、チーム間のコミュニケーションの断絶が必ず存在します。
特にSES・多重請負構造の現場では、コミュニケーション不足により、発注元・元請・下請の仕様認識のズレに繋がります。
コミュニケーション不足による炎上



あのPM怖いから、声を掛けられない。
仕様が分からないけど、報告せず開発しよう。
致命的なバグがあるけど放置しよう。
コミュニケーション不足によって、エンジニアの独断で開発を進めると、後々の工程で大きな手戻りが発生しがち。
結果、「気づいたら手戻り」「誰も全体を把握していない」状態になり、炎上が表面化したときには既に手遅れになっています。
計画段階の見積もりミス・要件定義の甘さ
炎上プロジェクトになる最も多い原因は、「最初(上流工程)の前提が崩れている」ことです。
始めの要件定義や設計の段階で、根本的なミスがあると、プロジェクトは炎上しやすいです。
- 工数・期間・コストの見積もりが根拠薄弱
- クライアントの要求が曖昧なまま開発が進む
- 「営業判断で受注」→「現場が無理を背負う」構図
プロジェクト序盤の段階で、ミスがあると、後々の工程で大きな影響を与えます。つまり最初の計画の時点で炎上の種がまかれているのです
プロジェクトは始まった瞬間から“炎上予備軍”になることもあるあるです。
退職者・退場者が続出
プロジェクトで退職者・退場者が増えると、炎上率が高まります。
退場者が増えるほど、メンバー調整、引継ぎ業務が増加し、プロジェクトの生産性は悪化します。その結果、スケジュールが詰まり、炎上してしまいます。
退職者・退場者の増加で負のループに
メンバー退場 ⇒ 要員調整&引き継ぎ業務増加 ⇒ 生産性悪化 ⇒ 炎上 ⇒ メンバー退職・・・
上記のように、退職者や退場者が増えると、無駄な業務が増え、負のループに陥ります。
退場者の増加が、激務を呼び、さらなる退職者を生む負のループは、炎上の大きな要因です。
PM(プロジェクトマネージャー)が無能
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを管理して、目標達成に責任を負うマネジメント業務になります。
PMのプロジェクト管理がずさんな場合は、プロジェクトが炎上しやすいです。
PMが無能なケース
- スケジュール管理がずさん
- パワハラやイジメで、コミュニケーションが断絶
- チームの雰囲気が悪く、退場者が多い
PMが無能だった場合は、問題が発生しても納期を顧客と調整することができず、エンジニアが尻ぬぐいすることにあります。
PMのミスによって、開発者の稼働、残業が増加し、炎上に発展するケースもあるあるです。
みんなの炎上プロジェクトあるある


最後に、みんなの炎上プロジェクトあるあるを紹介します。
- PM・リーダー層は毎日徹夜
- 第1位:「リリース直前に ‘ちょっとした変更’ が入る」
- 毎日誰かしら休んでいる
他エンジニアのあるあるを知りたい方は参考にしてください。
PM・リーダー層は毎日徹夜
炎上プロジェクトあるある
「PM・リーダー層は毎日徹夜してるけど、メンバー層はだいたい定時帰り」
この方曰く、炎上プロジェクトでは、リーダーやマネージャーほど徹夜し、メンバー層は定時帰りできるとのことです。
筆者の場合は、開発エンジニア(メンバー)ほど残業している印象がありました。現場によってその辺は違うのかもしれません。
第1位:「リリース直前に ‘ちょっとした変更’ が入る」
炎上プロジェクトあるあるランキング
第5位:「リリース日が ‘絶対に動かせない’」
第4位:「仕様が固まる前に実装が始まる」
第3位:「テストが最後の最後に回される」
第2位:「進捗報告のためのミーティングが増える」
第1位:「リリース直前に ‘ちょっとした変更’ が入る」
あるある第1位の「リリース直前に ‘ちょっとした変更’ が入る」は、かなり共感できると思います。
「ちょっとした変更」が大きなバグや致命傷を生み、一気にデスマーチに突入する気配を感じさせます。※そもそも「ちょっとした」変更ではないケースが多い…
毎日誰かしら休んでいる
炎上案件あるある。メンバーが休みがち。
このプロジェクトに参加して2週間ちょっと、毎日誰かしら休んでいる気がする。 要因は知らないが、残業で体調を崩して休んでいるなら本末転倒だ。 自分のペースで働くことを心掛けていきたい。
プロジェクトが炎上すると、連日のデスマーチが行われます。
チーム全員が満身創痍になり、毎日誰かが体調を崩すという、悪循環がよく見られます。
まとめ:炎上プロジェクトあるある10選【デスマーチ】


以上で、「炎上プロジェクトあるある10選」の解説を終了します。
下記この記事のまとめです。
炎上プロジェクトあるある10選は、下記の通りです。
炎上プロジェクトのあるあるを知り、事前に対処できるところは解決しておきましょう。
炎上は放置すればするほど、燃え広がるので…。
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エンジニア向けに
「絶対に行くべきではない常駐先一覧」
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ヤバい常駐先に行きたくないエンジニアは、合わせて参考にしてみて下さい。


